2年目の冬へ / ノルディック班2年 後埜上 湖子

 寒がりな私にとって今はもう冬だ。いきなり歳を取ったかと思うくらい、あっという間の1年となってしまった。本日10月20日、ちょうど部活が再開し、仲間のありがたさを思い知った。

 私の目標は、女子1部で戦うことだ。一人では成し遂げられない目標だが、同じ志を持った同期がいるし、絶対に叶えられると信じている。そのために、自分の実力を上げるのはもちろんのこと、同期や後輩の状態が非常に気になる。取り残されている自分もいる。これらをどうバランスをとっていくかが大切であり、今後の課題だと考えている。どんなに学年が上がろうと、教えていただくこと、教えてもらいに行くことをやめない自分でいたい。

 経験者のいない今のノルディック班では、個人の力でいくら頑張ってもできないこと、分からないことがたくさんある。

 武器はスキー部であることしかない。

 スキー部でなければ出会えなかった仲間、関わることのなかった人達とのコミュニケーションを大切にしながら、スキーという競技自体は孤独なスポーツを、せめてスタートラインに立つまでは孤独を感じないような部活を作っていきたい。スキー部であるメリットを最大限活かしながら、自分の叶えたい目標と、一緒に進んでいかざるを得なくなった仲間の充実したスキー部生活のために、できることを最大限やっていく責任があると思っている。

 OGOBの皆さまには私たちスキー部に興味を持って、応援していただけると嬉しいです。最近私は偉そうなことばかり言っていますし、現段階で実力が伴っているわけではありませんが、本気で叶えたいと思っています。よろしくお願いいたします。

入部理由・目標 / ノルディック班1年 須藤 恭佑

 この度学習院大学輔仁会スキー部に入部いたしました経済学部経済学科1年の須藤恭佑です。

 僕がスキー部に入部した理由は何かやりがいのある、打ち込めることを大学生のうちに経験しておきたいと思ったからです。現在コロナウイルスによって、大学に全くいけない状態となってしまい、家で過ごす日々が多くなりました。このような毎日を過ごしていく中で、自分から主体的に行動を起こさなければ後悔を残してしまうと思い、雰囲気が良く、自分にとって新しい挑戦のできる競技スキーをする、この部活に入ることを決断しました。

 他にも多くの未経験スポーツがある中で、スキーにした理由はたまに冬にファミリースキーで親にスキー場に連れて行ってもらった程度なのですが純粋に楽しいと思えることが多かったからと、今までの遊びのスキーとはまた違った見たことのない本格的なスキーを経験してみたいと直感的に感じたからです。

 これからの目標は、まずは自分の競技について深く知ることだと思います。実際に経験していない競技のことについて詳しく知らない中で、その実力を上げることは難しく、今は走りや筋トレを主にやっていますが、それによって身についた力がこの競技のどこで使われるのかを完全にわかっているわけではありません。さらに雪の上でしか理解できないこともあると思います。

 4年間で成長できるようにこの部活を通して悔いのない生活をしていきたいです。先輩方やOBの皆様にはこれからお世話になります。よろしくお願いいたします。

入部理由・目標 / マネージャー班1年 市ノ川 千晴

本年度学習院大学輔仁会スキー部に入部いたしました、文学部フランス語圏文化学科1年市ノ川千晴と申します。

 私が学習院大学輔仁会スキー部に入部したのは、以前からスキーをやっていた経験があるというのも一つの理由ですが、何よりこの部活で活動している先輩方の姿がとても生き生きとしていて印象的だったからです。実際の対面での活動にはまだ参加できない状態ですが、オンライン上での部会などを通して先輩方の団結力や部活に対する熱意が伝わってきて、自分もこの部活に入って自分を成長させたいと思いました。

 また、マネージャー班を希望した理由は、プレイヤーにはない視点から客観的に部全体を見ることで、部の成績に貢献できると思ったからです。今までマネージャーという役職に就いたことはなかったのですが、新しいことに挑戦していきながら技術的、精神的に自分を成長させていきたいと思います。具体的には対人スキルや情報処理などです。マネージャー班は常に部員の様子を見て行動するため、声掛けや相談など様々な場面で自分のスキルが試されると思います。また、OB、OGの方との交流の機会もあると聞いたので、そのような場面でこれからの自分に活かせることを学んでいきたいです。

 まだまだ未熟者でご迷惑をおかけしてしまうことがあるかもしれませんが、先輩方の姿を見ながら少しでも早く部の一員として貢献できるように努力していきたいと思います。そして、今年の練習は今までとは違いできる日程が限られてきてしまっているので、一回一回の練習を大切にしながら丁寧に取り組んでいきます。

 最後になりましたが、監督・コーチの方々、OB・OGの方々、先輩方、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

全てのGUSTの皆さまへ / ノルディック班4年 吉田 圭汰

 新型コロナウィルスの世界的パンデミックの発生から早いもので半年が経ちます。我々学生は、部活動はおろかキャンパスで学問に励むことすらままならない状況が続いております。

 現在私が管轄するノルディック班は恵まれたことにコロナ程度では意識が低下しない部員であふれています。スキー部全体で部活をしていないからこそ見えてくる、各部員個人の努力や個性を観察できるのはある意味でコロナ時代のトレチの醍醐味かもしれません。

 最高学年になり幹部も務めている私がこうした状況下で感じることは、学習院スキー部という空間がいかに人々を結びつけているかという事です。現在zoomを利用した部会やオンライン部活を通して部員の交流は行われていますが、その会話にどこかリアリティを感じないのもまた事実です。また、練習にOBOGの先輩方がいないのも寂しいものがあります。そういったことを独り考えていると、GUSTは決して現役だけの集団に対して使う言葉ではないような気もしてきます。

 学習院スキー部とは決してスポーツエリートではない仲間たちの集まりだと私は思います。部員が毎日のように交流しては少しでも上の景色を見るために切磋琢磨し、時にOBOGの皆さまにも参加や応援をしていただける“キャンパスでの部活動”がどれほど学生にとって価値あるものだったかを再認識するに至りました。

 少しでも強い2020年度チームが出来上がるように調整していく、加茂前監督の言葉を拝借すれば「部員の歯車をガッチリ合わせる」ことが私の当面の仕事だと考えております。

 コロナの蔓延が収束しましたら是非また目白の杜へお越しください。きっと、変わらず熱い学習院スキー部がそこにはあります。

入部理由と目標 / 一般・アルペン班志望1年 日高 野々子

 この度、学習院輔仁会スキー部に入部させていただきました、アルペン班希望、文学部英語英米文化学科1年日高野々子と申します。入部理由と目標を述べさせていただきます。

 私は豪雪地帯で有名な秋田県田沢湖で育ちました。自宅から車で10分のところに田沢湖スキー場があるという環境の中、私にとってスキーはとても身近なスポーツでした。

 初めてスキーの板を履いたのは3歳の頃です。小学生になると、兄の影響もあり、アルペンスキーと野球を始めました。中学1年までスキー部に所属しておりましたが、それ以降は受験勉強や高校への遠距離通学により運動部に所属することが難しかったため断念しました。

 今まで、一度も真剣にスポーツに取り組んだことがなかったので取り組みたかったことと、中途半端な形でやめてしまったアルペンスキーにもう一度チャレンジしてみたいという想いから入部させていただきました。

 怪我をすることなく少しでも速く滑れるようになることが1つ目の目標です。そのために、体作りに力を入れたいです。走ることで持久力をつけ、体幹トレーニングや筋肉トレーニングで怪我をせず、練習にも耐えられるような体になりたいです。

 また、幼い頃から極度の緊張症で、野球の試合ではバッターボックスに立つと、スキーではスタート台に立つと頭が真っ白になってしまうような子供でした。今でも人前で話すことや何かをすることが苦手です。体育会スキー部の活動を通して精神面を鍛え、そのような部分を克服することが2つ目の目標です。

 四年間、心身ともに鍛え、成長していきたいです。至らない点も多々あると思いますが、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

新しい挑戦 / 一般・アルペン班志望1年 臼井 菜々子

 この度学習院大学輔仁会スキー部に入部いたしました経済学部経済学科の臼井菜々子です。

 私がスキー部に入部した理由は漠然と運動部に興味があったからです。今までやってきた部活の中で運動部の経験は無く、体育の成績も中の下といったところでなるべくなら運動を避けようとしてきた人生でした。そんな私が運動部に入る、これを親に伝えたときはとても驚かれました。

 運動部に入ることを決めたあと、スキー部に興味を持ったのはただ少し経験があって他の部活と比べて成長できそうだと直感的に思ったからです。北海道に3年間住んでいたことがあり、当時は毎週末近くのスキー場に向かい仲間と切磋琢磨しながら楽しんでいました。そこから東京に戻ってきてからは年に一度スキーをしに行くくらいの頻度になっていまいスキーとは疎遠な生活になってしまいました。
 大学生になり一からまた別のスポーツを始めるのもいいかなと思ったこともありましたが、中途半端にしたままのスキーをまた始めたいという思いも捨てきれず入部に至りました。

 これからの目標についてですが運動部に入ったことのない私が掲げる目標はただ一つ「周りについていく」ことです。今は先輩に与えられたトレーニングメニューを日々少しずつこなす毎日ですが正直きついなと思うことばかりです。シンプルですがこれをいつでも当たり前にこなせるようになりたいです。

 さて、タイトルにもあるように運動部に入るということは私にとって「新しい挑戦」となります。この挑戦が良い形で終われるように4年間一生懸命頑張ります。

入部理由・目標 / 一般・アルペン班志望1年 濵田 侑真

 失礼します。この度学習院大学輔仁会スキー部に入部させて頂きました、経済学部経営学科の濵田侑真と申します。出身高校は学習院高等科で、中高では共に卓球部に所属していました。 

 まず、スキー部に入部した理由を述べさせてもらいます。一つ目は、スキーは幼少期の頃たことは一度もありませんでした。しかし、年齢を重ねるうちにプロの競技プレイヤーの動画などを拝見し本格的に競技としてやって上手くなりたいと思い始めたためです。

 二つ目は、漠然でもいいから目標を持って何かに打ち込みたいと思ったからです。幼少期から何事にも飽き癖が強く何事も継続することが苦手で、途中で投げ出すことも多く、何かに打ち込むことができませんでした。しかし、スキーだけは今まで続けることができました。単純にスキーが好きだからだと思いますが、自分の中で続けられているものがそれしかなく目標を建ててそれに打ち込めるのがスキーしかなかったためです。

 以上二つが私のスキー部に入部した理由です。

 次に、今後の目標を述べさせてもらいますが、まずは入ったばかりなので戦績など具体的な目標ではなく先輩方から言われたメニューは最低限こなせるようにしたいと思います。目標は高く設定するものだと思いますが、今はスキーに関しては未熟者なので高望みせず言われたことをちゃんとこなすことが重要だと思います。しかし、ゆくゆくは戦績など具体的な目標を設定できるようになりたいです。

 最後に、この様な大変な状況にも関わらず入部を認めて下さりありがとうございます。未熟者でありますが精一杯努力致しますのでよろしくお願いいたします。

 僭越ながら入部理由と目標を述べさせてもらいました、最後まで読んで頂きありがとうございます。

入部理由・目標 / ノルディック班志望1年 櫻井 駿介

 本年度学習院大学輔仁会スキー部に入部致しました、ノルディック班志望、理学部生命科学科1年の櫻井駿介と申します。出身は学習院高等科で、高校時代は陸上部に所属しておりました。

 まず、私がスキー部に入部した理由について述べさせて頂きます。

 スキー部に入部したいという意志は高校に入学した時からありました。スキーには小さい時から触れていたため、それを機に競技スキーを始めてみようと意気込んでいました。しかしながら、諸事情によりその願いを叶えることができず、陸上部への入部を決めました。

 陸上部での3年間が過ぎ、大学への入学が決まってから、入部する運動部に関してかなり悩んでいました。陸上部を続けるのか、新しい競技を始めるのかなどと決められない日々が続きました。その時にふと、高校時代に叶えることができなかった“スキー部への入部”が思い出されました。やはり諦めることはできず、スキー部への入部という念願の思いを叶えたかったのが入部の大きな理由です。

 また、高校時代に陸上部で鍛えた持久力と精神力を絶対に活かせる競技をしたいとも思っていた時に出会ったのがクロスカントリースキーでした。陸上部では長距離チームに所属していたため、長い距離に必要な持久力と、そのなかでの辛さに耐え抜く精神力には自信があります。

 高校時代から諦めきれなかったスキー部への入部を叶え、そこで自分の持っている最大限の力を活かしてクロスカントリースキーをしたいという思いが強かったため、学習院大学輔仁会スキー部への入部を決めました。

 今後の目標については、今年はコロナウイルスの影響で先輩方との練習が叶っておらず、競技へのイメージがあまりできていないために明確に定めることができていません。しかし、先輩から教えて頂いた筋トレメニューと陸上部時代の陸トレ練習メニューに取り組みながら、自主トレーニングを積極的に行うようにしています。

 この状況をネガティブに捉えず、自主トレーニングで自分の弱点を克服できるというようにポジティブに考えるようにしています。コロナウイルスが落ち着き、監督・コーチの方々、先輩方と練習ができる日を迎えた時に、練習にしっかりついていけるようにするというのが現時点での目標です。この目標がモチベーションを維持する存在になり、自主トレーニングの励みにもなっています。スキー部の一員として部に貢献できるよう、日々全力で努力してまいります。

 最後になりましたが、監督・コーチの方々、OB・OGの方々、先輩方、ご指導のほどよろしくお願い致します。

入部理由と目標 / 一般・アルペン班志望1年 境田 陸人

 初めまして。今年度より学習院大学輔仁会スキー部に入部しました、国際社会科学部国際社会科学科1年の境田陸人と申します。出身高校は学習院高等科で、高校時代はスキー部に所属してアルペンスキーをしていました。

 私がスキー部に入部した経緯についてお話させていただきます。

 私は高校1年生の冬にアルペンスキーを始め、3年生の冬まで計3シーズン活動しました。最初は右も左もわからず、ただ周りについていくのが精一杯でしたが、徐々にアルペンスキーの魅力を感じられるようになってきました。

 特に、雪山を滑り降りる爽快感や雄大な自然の中で活動することは、ほかのスポーツでは得ることができない貴重な経験です。また、練習の場では学校や年齢の枠を超えた様々なスキーヤーと交流することができました。その中の数人は、今でも連絡を取り合う良き友人となりました。

 入部する前に、大学のスキー部は練習が厳しいと高校時代の先輩からお聞きしていました。私は持久力に不安があり、そのような厳しい練習についていけるか不安がありましたが、自分にとって魅力に溢れるアルペンスキーを続けたいという思いが強く、入部を決意しました。

 4月に大学に入学してからあっという間に4か月がたちました。トレーニングを行う時間は十分にあったはずですが、慣れない大学生活に苦しめられて、冬の間に培った基礎体力をすっかり失ってしまいました。なので、当面はかつての体力を取り戻すことを目標に活動したいと思います。冬に向けた体力づくりは、この目標を達成してからだと考えています。

 新型コロナの状況下で先が見えず、今後の活動に不安もありますが、4年間精いっぱい努力し、活動して参ります。諸先輩方やOBの皆様には、これからお世話になります。よろしくお願いいたします。

『夏』のない夏。 / 一般・アルペン班4年 間瀬 麻日

 7月15日、インカレの日程が発表された。あぁもうそんな時期なのか。

 東京を離れて何ヶ月がたっただろう、私は実家である愛知県にいる。
3月の中旬にたまたま実家に帰っている間に緊急事態宣言が発令された。長い長い春休みのような、そんな気分から未だ抜け出すことができなかった。

 ”1回休み”になってしまった人生ゲームのコマのように私の時間は止まったままだ。そんな私を置いてきぼりにするように時は流れ季節は移り変わり、そして夏を迎えた。例年であればむせかえるような熱気の中で、燦々と日差しを浴びながら構内を走り回り、部室の汗や制汗剤の匂いに顔をしかめながらクーラーの冷気を求め、朝練の後アイスを買いにコンビニにみんなで行ったり、みんなで夏祭りとか行きたいね、なんて話をしながら部員たちと過ごす時間であるはずである。

 先日、後期もオンライン授業になることが発表され東京へ戻る不安から解放された安心感とみんなに会えないやるせない気持ちが混ざり合ってなかなか飲み込むことができない。みんなはどうしているだろうか。

 スキー部にとって夏とは冬に向けてのトレーニングであることはもちろんだが、それと同じぐらい部員たちとの思い出も非常に大切なものであると私個人は思っている。
 どんな話をした、どんなことが起きた、誰と過ごしたのか。それは数年後、数十年後まで覚えているものだと思うから。その経験を1年間することができない今年の新入生のことを思うととても心苦しい。

 私の目標は前回のインカレ終了後に即座に決めていた。

 回転、大回転の両方でポイントを取ること。これは3年間のインカレで達成できなかった目標でもある。どちらかではなく、両方同時にポイントを取るということ。揺るぎない目標があるというのはわかりやすい。しかしそのわかりやすさというのは諸刃の剣でもある。

 インカレが開催されるかわからない、部員とも今年初めて会えるのがいつになるかがわからない、今シーズンみんなと合宿ができるかどうかがわからない。

 私は今、何を目標にすべきなのだろうか。

 目標としている光が消えかけていた私に、インカレの日程が発表されたという事実は暗雲を吹き飛ばす太陽のように私を励ましてくれた。

 いつもと同じように日程や時間を手帳に書き込んでいるうちに、だんだん笑みが溢れてくる。

 みんなと過ごすいつも通りの『夏』はないけれど、やるべきことは変わらない。

 鳴きたてるセミの声だけがいつもと変わらなかった。