夏合宿を終えて / マネージャー班2年 原田 美優

2年生で迎えた人生2度目の夏合宿は、1度目の夏合宿とは大きく異なるものだった。

1年生の時は、右も左も分からず、とにかく言われた仕事をがむしゃらにこなしていた。何かプレイヤーにしてあげたいと思いながらも、与えられた仕事で手一杯だったり、「迷惑かな?」と色々考えてしまい、なかなか踏み出せない自分もいた。

しかし、1年目の経験を経て反省点が多く見つかり、2年生になった今は自分で考えて色々と行動できるようになった。部員を1年間見てきたことで、去年よりも「誰に、何をすべきか」を考えられるようになり、個人に合ったサポートができるようになったと思う。そうしていく中で、みんなを思う気持ちもより強まり、それが自分のモチベーションにも繋がった。

また、マネージャーの人数が2人から5人に増えたことにとても心強さを感じた。協力し合える安心感や、一緒に頑張れる仲間がいる喜びを実感した一方で、その分意思疎通や役割分担など難しさもあり、両方を強く実感する夏合宿となった。

そして何より、頑張りながらもマネージャーに気を使ってくれる優しいプレイヤーのおかげで、やりがいを持ってマネージャーを続けられている。スキーができない私がスキー部を選んだ理由は、ここに詰まっている。

次の夏合宿では、マネージャーの先輩が卒業しており、私を含め現2年生が最上級生になる。お手本にしてもらえるようなマネージャーでありたいと思うと同時に、プレイヤー一人一人を思いやる自分らしい支え方をこれからも続けていきたい。

夏合宿を終えて / ノルディック班2年 谷嶋 奏太

2年目の夏合宿が終わった。今回の夏合宿は、先輩として1年生の手本になることが求められた。個人的には、1年目よりも今年の方が不安が多い状態でこの夏合宿に臨んだ。

1番難しかったと思ったことが、1年生を引っ張っていくことである。去年は自分たちの仕事に精一杯になっていたが、今年はそうはいかなかった。自分たちのやることもやりつつ、1年生の仕事も観察し、時には指示を出し、注意を出したりしなければいけなかった。マルチタスクが苦手な自分からしてみると、とてもやりにくかった。

メニューでは、去年は必死についていくことが求められたが、今年からは引っ張っていくことが求められた。正直、引っ張っていくことはできなかった。特に中ペース走ではついていくのに必死で声を出せず、逆に1年生の声で自分が鼓舞されて頑張れていた。去年と全く変わらず、他人に鼓舞されて必死に食らいついているだけであった。本当に悔しい。来年は絶対に鼓舞する側になり、完走したい。

まとめると、反省点が多く残る夏合宿となってしまった。悔しいと思うことは誰にでもできるので、来年の夏合宿が自分から見て成功だと言えるように、具体的なアプローチを日々の練習からかけていきたい。また、個人としては反省点が多く残ったが、チームとしてはすごく一体感が出ていて良いと思った。刻々と迫っている冬合宿も、このメンバーなら乗り越えられると確信している。

夏合宿での様々な経験を糧に、個人、チーム共に努力を続け、強いスキー部となれるように日々練習をこなしていきたい。

前期の活動を終えて / 一般・アルペン班2年 横田 佳歩

2年生となり後輩ができてから初めての前期となり振り返ると、練習を通じて様々な成果を得る事が出来た。一方で多くの反省点も見られた前期であったと考える。

特に大きな課題となったのは怪我に対する対応だ。個人的に右股関節に大きな痛みがあり十分なパフォーマンスが出来ない場面があった。ウォーミングアップやクールダウンを軽視してしまったこと、また疲労が蓄積した状態で練習を重ねたことが原因の一つと考えられる。結果として練習効率が下がってしまったため、今後は体調管理を徹底するとともに、怪我の予防を目的としたストレッチや補強運動を日常的に取り入れ、自主練を積み重ねる事が必要であると考える。

またランニング練習についても、取り組みの姿勢に課題が見られた。走行距離やタイムの目標は設定していたものの、「こなす」ことに意識が向き、練習の質を意識できなかった点が反省点だ。部員間でも走力に差があり、集団練習では速い部員に合わせることで無理をしてしまったり、逆にペースを落とし過ぎて効果が薄れたりする場面があった。

ランニングは基礎体力の向上だけでなく、競技全体の持久力や集中力にも直結するため、今ある現状の課題点にのみ目を向けるのではなく、どうすればこの先自分の能力を向上させる事が出来るのか考えながら練習をする事が大切であると実感した。

 これらの反省を踏まえ、後期は「怪我をしない体づくり」と「質を意識したランニング」を柱に活動を進めていきたい。怪我防止の観点からは、日常的な体のケアを習慣化し、無理な練習を避けつつ計画的なトレーニングを行う。またランニング面においては質の高い自主練などを通して自分に不足している点を補っていきたいと考えている。

前期を終えて / 一般・アルペン班2年 盧 英絵

あっという間に2年目の前期が終わり、夏合宿が目前に迫っている。夏合宿の辛さを知っているからこそ去年より不安と怖さを感じてしまう。そんなマイナスな気持ちを払拭するために、「嬉しかったこと・頑張ったこと」について注目し、前期を振り返ろうと思う。

まず、一番嬉しかったことは9人も1年生が入部してくれたことだ。本人達は気づいていないかもしれないが、1年生を見るとやる気が出るし、負けたくないと思えるのでいてくれるだけでありがたい存在である。ポテンシャルも高く、やる気に満ち溢れていてこれから活躍していく1年生にとって、私はまだまだ頼れるような存在ではないが、困った時に手を差し伸べてあげられる先輩になりたいと思う。

次に、頑張ったことは怪我へのアプローチである。私は1年生の後期からシンスプリントに悩まされてきた。足への負担を減らすためにアイシングなどを行い、外部からアプローチしていくことはもちろん、今年からは走る時の姿勢を見直したり、お風呂で足首のストレッチをしたりして根本的な部分から怪我にアプローチしてみた。しかし、これらの対策では防ぎきれず、前期2回目のタイムレースでは痛みが出てしまったため、後期からは下半身の筋トレに力を入れようと思っている。

私は前期のタイムレースでは目標としていたタイムを出すことができなかった。理由としてはベストコンディションではないのに無理なタイムを設定して、自分にプレッシャーをかけすぎてしまったからではないかと思う。誰にも負けたくないと思う気持ちも大切だが、できることとできないことを冷静に判断して自分と向き合うことも大切なのだと気がつくことができた。

この経験を夏合宿に活かして、自分を分析してプレッシャーをかけすぎずに乗り越えていけたらと思う。また、去年は先輩方にたくさん支えてもらったため、今年は2年生として先輩も後輩も鼓舞して積極的に明るい雰囲気を作れるように努めていきたい。夏合宿を乗り越えたら今よりも成長した自分になれると信じて、頑張ろうと思う。

前期を振り返って / マネージャー班2年 眞田 珠樹

4月を迎える前、私はこの輔仁会スキー部にいるべきかとても悩んだ。

昨年は先輩の背中を追いかけることに必死で、夏になかなか良い成果を残せなかった私は、先輩からご指導いただいたこと、お世話になったことを、冬に結果として残し、恩返ししようという一心で頑張ってこられた。インカレや四大戦を通してスキー部に貢献できたことは、競技スキーが初めての私にとって報われたと思える、心の底から嬉しい出来事だった。

しかしシーズンが終わってから、次の年度に対する不安が押し寄せた。先輩にもたくさん相談に乗っていただいたことで、プレイヤーとして部活に残れなければ意味がないと思っていたが、自分の中で「チームのために自分のできることをしたい」という気持ちが1番にあることに気がついた。これはプレイヤーの頃から全く変わっていない。

そして新歓を終え、マネージャーとして活動をする中で、ローラーのサポートなどプレイヤーでの経験が活かせることもあり嬉しかった。しかしマネージャーとしては1年目のまだまだ未熟な中で、部活では先輩として姿を見せなければいけない。新しいことばかりで混乱することもあった。しかし、冬に向けてまた一生懸命頑張っている同期、練習についていこうと成長し続ける後輩、スキー部を堂々と引っ張ってくださる先輩方の姿を見て、私はこの人たちを全力でサポートしていきたいと何度も思い、何事にも前向きに取り組めたと思う。

これから控えている夏合宿は、きっと自分にとって挑戦の多い日々だと思うが、まずはプレイヤーのことを考えた行動ができるように、視野を広く持って冷静に頑張っていきたい。また3年生にマネージャーの先輩がいないので、残り1年もない期間で一人前にならなければいけない。そのことを心に留めて、先輩の姿を見て多くのことを吸収し、マネジャーとしてより一層成長していきたいと思う。

大きな3か月 / ノルディック班2年 栗原 優太

2年生になり早3か月、前期の練習があっという間に終了した。後輩ができたということを改めて実感し、身も引き締まった時期となった。

まずは部活に対する取り組み方の変化について述べさせていただく。2年目となると1年目のシーズン中に何が当時の自分に足りなかったか見つけることができていたため、前期でのやるべき課題というのが明確にわかっていた。私自身は体幹や腕の筋肉の強化が必要と考え、特に意識して練習に取り組んだ。

2年生となり1年生を引っ張ってこられたかについて振り返る。良かった点についてはランメニューで先導を切って鼓舞をしながら取り組めたことだ。昨年度は先輩の声に何度も助けられ、強度の高い練習も乗り越えてきた。この前期は一丸となって高い壁を壊せただろう。一方で反省するべき点として筋トレで何度か全体のペースに合わせられず質の悪いトレーニングを行ったことが挙げられる。周りを鼓舞するはずが周りから鼓舞される立場となってしまい、情けないところを見せてしまったことは恥ずべきことと認識して見つめ直していこうと思う。

次に私がこの3か月で1番印象に残った前期最後のタイムレースについて感想を述べる。前年度はタイムの向上が見られたが、今年度に入り同じようなラップタイム、5kmの結果となってしまい、悔しいという感情よりはなぜタイムが上がらなかったのだろうという疑問を抱く気持ちが強くあった。本番中は走っているとき、一定のペースでの呼吸と真正面を見ること、体の軸を崩さないことを常に意識していたが、4週目以降タイムが落ちてしまった。足のストライドが無意識に小さくなってしまったことが原因だった。陸上部として活動していた自分にとってもなかった経験なので新たな改善点として修正していこうと思う。

今年は昼夜両方とも蒸し暑さを感じる日が多い。夏合宿で直射日光を避けることは不可能であるため、少しでも適応できることを目標に今後の練習について精進していきたい。

未来のために/マネージャー班4年 吉田 真里亜

私が1年生だった時、4年生の先輩方は一段とかっこよく見えた。後輩を引っ張る姿はとても頼もしく、こんな先輩になりたいと心の底から思わせてくれた。4年生の存在意義とは、こんな風に、後輩に何か良い意味で影響を与えることだと、私は思う。

今年で私も4年生になった。最上級生であり、幹部の一員でもある私は、後輩にとってどういう存在なのだろうか。後輩に何か一つでも、良い影響を与えられているだろうか。私はこの最後の一年間で、前述した、私の考える4年生としての存在意義を全うしたい。

今年度、マネージャー班の後輩が新たに3名も増えた。これは昨年の春には予想もしてなかったことであり、嬉しい反面焦りも感じた。

この子たちを一人前に育て上げるのに、私に残された時間があと1年しかないこと、そして今まで先輩方が築き上げてきたマネージャー班を崩すことなく後輩たちに引き継ぐことがこの1年でできるかどうか、不安だったからである。

そして今思っていることは、未来のマネージャー班のために、今の後輩たちに対して言葉で伝えて行動で示していきたい。これは、仕事内容だけでなく、マネージャーとしての心構え的なものも含んでいる。部活動におけるマネージャーの存在意義とは何か、マネージャーとして部活動にどう貢献できるのか、言葉で伝えることが苦手な私だが、その苦手を克服するくらい全力でやってみようと思う。

4年生としての自覚と責任を持って、私が先輩としてありたい姿を体現し、私が後輩に対して伝えられること、残してあげられることをすべてやり遂げることができたかどうかは、私が引退する時にまた書くであろう、この活動報告に書こうと思う。