冬を迎えて / 一般・アルペン班2年 佐々木 崚也  

 あっという間にオフトレーニングの夏が終わり、山に籠る季節がやってきた。

 自分は昨シーズンのインカレで膝を怪我してしまい、手術をすることになってしまった。リハビリは自分が思っていた以上に長引いてしまい、満足のいくトレーニングができなかった。

 しかし、このようなオフシーズンを経て感じたことがある。それは、できる動きが制限されている中でどれだけ自分を追い込めるか、どれだけスキーのことを考えられるかが大切だということだ。とても苦しいオフシーズンだったが、今シーズン初のゲート練習でコーチからお褒めの言葉を頂けたときは自分のオフシーズンのトレーニングは間違っていなかったと思えてとても嬉しかった。まだ膝は完治とは言い難い状態ではあるが、痛みもだいぶ引いてきたので、オフシーズンで感じた葛藤を全て冬にぶつけていきたい。

 そして、久しぶりの部員との練習で仲間の大切さを痛感することができた。同期である髙橋はとても刺激をもらえるライバルであり、彼のような存在が身近にいて、お互いに研鑽できる環境にとても感謝したい。しかし、今年は髙橋に圧勝できるような実力をつけたいと思っている。

 さて、自分の今年の目標はインカレに大回転、回転の両種目に出場して得意種目の大回転で10ポイント取得することである。インカレでポイントをとるためにはまず、部内での競争に勝つ必要がある。ライバルの髙橋と共に両種目出場できるようにお互いに高めあい部内でのタイムレースに圧勝したい。