インカレに向けて / 一般・アルペン班4年 川野 浩太郎


 本来であればこの時期の活動報告は表題の通り、「インカレに向けて」熱い思い書くものになるはずであったが、今年はそれが出来ない。

 競技を始めて10年目であり、ラストイヤーである今年に最大の目標であったインカレが目の前から無くなってしまった悔しさは計り知れず、公式発表が出てから数日は全てに対し、集中力がない中、ただひたすらにトレーニングを行っていた。

 誰のせいでもないコロナの影響でこのようなことになってしまったことに、運が悪かったと簡単に片づける人も居るが、このまま学習院大学スキー部として活動が出来ないまま、引退となってしまうことが何よりも悔しい。

 この4年間でスキーのレベルだけではなく、人としても成長することが出来たと実感している。その積み上げてきたものを感謝の気持ちとともに、インカレでぶつけ、部員26名と最後笑い合って引退出来れば、今までの苦労も報われると思っていたが、今はただ死に場所を求めさまよっている状態だ。

 望む引退の形が出来ないなか学生でいられる時間も残りわずかになってしまった。大学生活の4年間は本当に全て、スキー部に捧げたと自負できる。アルペンスキーヤーとして、またスキー部の部員として、これまで出会ってきた人々や経験は一生の宝であり、それさえあれば引退の形がどんなものであれ、自分は幸せ者だとも思う。

 悔しさと感謝が入り混じる4年の冬だが、後輩達がまた来年度以降、「インカレに向けて」熱く努力する姿勢をOBとして温かく見守りたいと思う。