ノルディック班4年 主将 兼 トレーニングチーフ 広瀬 右京 |
このスキー部に入部して、もう3年半も経とうとしている。 本年度自分は主将、ノルディック班トレーニングチーフそして一人の選手といった3つの顔をもつことになった。 「主将兼トレーニングチーフ」と聞くとなんだか万能のようだが、日々他の部員に頼って過ごしている。自慢ではないが「できないこと」の方が多い。 人間には、特に組織に属する人間には行動の優先順位があるように思う。まず「やらなければいけないこと」。他の誰かではなく自分が完了させなければならないこと、またそれは自分がやることに意味がある。次に「やった方がいいこと」。つまり誰がやってもいいことであったり、自分がやると物事が円滑に進む可能性の高いこと。そして最後に「やってもいいこと」。いわゆる+αの部分。無数にある行動はこれらに分類され、されないものは「無駄な動き」として処理される。 強いチームにこの判断は欠かすことができない。 強いスキー部を導くために自分が「やらなければならないこと」は「前・中・後」の動き。最前線でトレーニングを引っ張り、全員を鼓舞する。それから一部員として一選手として、全員の目線に立ちトラブルに立ち向かう。最終的には仲間に仕え、支え、縁の下の力持ちになる。よい後輩を残すことこそ強いスキー部を残すことである。 「オーケストラを先導する者は、聴衆に背中を向けなければならない。」という言葉がある。外に向けて表現したいのは「組み立ててきたチーム」であり、先頭に立つ自分ではないというメッセージか。はたまた、良い組織を作ろうと思えばまず中の人間と向き合う必要がある、そうともとれる。それから他人に評価されることの多くは「意図的に作り出した表面」より、自分では見えない「意図せず作り出された裏面」なのではないか、そんなことを確認させてくれる言葉でもある。 強いチームを作るにあたり「これが正解だ」と言えるものはまだ少ない。しかし、3月のインカレを終え、卒業し再び後輩と出会ったとき「自分のときはこんなに良かった・・・」と語ることのないよう願っている。 |
カテゴリー: 活動報告
今までとこれから
一般・アルペン班3年 トレーニングチーフ 土田 英 |
失礼します。今年度、一般・アルペン班トレーニングチーフを務めさせていただいております、経済学部経営学科3年土田英と申します。今回は「下級生の自分と上級生の自分」をテーマに書かせていただきます。
入部してから早くも約2年半。振り返ってみれば本当にあっという間であった気がします。入部して1年目のちょうど今頃の夏合宿前、自分は合宿がどんなものか、どんなことをするのか、どれほど辛いものか、不安な気持ちと楽しみな気持ちが混ざり合い、落ち着かなかったのをはっきりと覚えています。2年生の先輩方から合宿での過ごし方や、やるべき仕事を学び、合宿中に先輩方に迷惑をかけないよう、イメージトレーニングをよくしていました。もっとスキーのイメージトレーニングもすればよかったと、後悔と反省もしています。 入部当時、長年アルペンをやってきた身からすると、ランばかりのトレーニングに不満と疑問がたくさんありました。ここは陸上部か、といつも思っていました。しかし、夏の根性合宿を乗り越え、冬に入り、それまでのラントレーニングが基礎体力をつけるという点でいかに重要だったかを知りました。その反面、筋力トレーニング不足を痛感し、どちらかだけでは冬の結果はついてこないということを学びました。今までアルペンを10年以上やってきましたが、インカレは今までとは全く違う雰囲気とプレッシャーの中で戦わなければならず、部の目標であった2部昇格は果たしたものの、自分自身の成績は完敗だったと思います。 そんな不満と疑問の多かった1年目も終わり、自分も教わる立場から教える立場へと変わりました。1年生が失敗すれば自分たちの責任にもなる、というプレッシャーが常に頭の中にあったような気がします。この年は怪我と腰痛に悩まされ、思うようにトレーニングができず、夏合宿も参加できないメニューがあったりと悔しい思いをしたオフシーズンでした。1年目の反省点であった筋力向上もあまりできす、冬のインカレでもポイントを獲得できずに終わり、総合的に見て悔しい思いをした2年目だったと思います。 後悔と反省を繰り返しているうちに自分も3年となり、ついに運営する側となりました。入部当時5人いた同期も今では2人にまで減ってしまい寂しいというところが本音です。そしてなにより一番変わったことは自分がトレーニングチーフになったことです。今まで2年間、言われたメニューをただただ自分のことだけを考え、やってきたのに対して、これからは自分のことももちろんですが、常に部員の体調や怪我の具合などを気にしていかなければなりません。去年までトレーニングチーフは自分のやりたいようにトレーニングメニューを組めると思っていましたが、実際やってみると怪我をしている人もいたり、体力の差があったりなど、様々な問題があり、思うようにメニューが組めないということもありました。ランと筋トレのバランスを考えるのも思っていたより大変で、このトレーニング次第で部員の冬の結果が変わってくるという責任感も感じています。 今年からアルペン班とノルディック班の班別での練習が増え、今までより効率の良い練習ができ、個人的にはやっとアルペンらしいトレーニングができていると思っています。特に今年はアルペン班の人数が増え、部活以外でも個人的に練習する人が多く、早くも前期タイムレースで結果を出してきた人、練習中に成長していると感じる人がたくさんいます。経験者も増えたことにより、練習について意見を出し合ったり、とても効率よく、今までで一番最高のメンバーに出会えたと思っています。仲間が結果を残したり、成長しているとわかった時、トレーニングチーフとして一番喜びを感じる気がします。今まで以上に周りに気を配っていかなければなりませんが、頑張る先輩や後輩の姿を見て、自分も頑張らなければならないとやる気をもらっています。お互いに信頼し合い、助け合って、良き仲間、そしてライバルとしてこの部を強くしていきたいと思います。 |
前期を終えて
マネージャー1年 館野 沙織 |
右も左も分からず、自分の居場所を探し求めていた4月の入学式からあっという間に4ヶ月が過ぎました。今の私の居場所はスキー部です。前期の陸上トレーニングが終わり夏合宿を目前に控えた今、この4ヶ月間で自分の意識がどう変わったかを振り返ってみようと思います。
まず4月。仮入部という形ではありましたが毎回の練習に参加しました。マネージャーの仕事に慣れよう、と先輩方からたくさんのことを教えて頂きましたが、初めての経験、初めて聞く単語だらけで仕事を覚えるだけでもいっぱいいっぱいでした。言われたことしかできずに、自分の無力さを身に染みて感じました。 5月。スキー部に正式に入部し、チームの一員だという意識が強くなったのはこの時期です。少しずつではありますが仕事も覚え、1人でできることも多くなりました。初めてのタイムレースを経てプレーヤーの本気を垣間見ることができ、自分も負けてられないと思ったのもちょうどこの時期でした。 6月。練習にも慣れてきて自分がやるべき事をこなすのはもちろんのこと、周りをちゃんと見て行動することを心がけました。しかし、頭では思っていてもいざ行動するとなると空回りする事が多く、その度に周りに助けられて反省と改善を繰り返す毎日でした。 そして1ヶ月のオフを挟んで8月になりました。部全体としての練習は無いオフ期間ですが、考えるのはスキー部の事ばかりです。初めての夏合宿を目前に控えて不安と緊張も募りますが、これまで吸収してきたことを最大限に活かすべく、また後になって後悔することの無いよう、しっかりと準備をして合宿に臨もうと意気込んでいます。 こうして4ヶ月間を振り返ってみましたが、入学当時と前期を終えた今の自分を比べると変わった所が2つあります。 まず1つ目は責任感、そして2つ目は周りを観察する力です。 四年間、全部で48ヶ月ある中で私はまだ12分の1の経験しかしていません。まだまだマネージャーとして至らない点もたくさんあります。そんな今だからこそ一歩先を見据えて、自分ができる事、やるべき事を常に意識しながら日々の積み重ねを大切にしていこうと思います。 |
前期を終えて変わった自分
ノルディック1年 伊藤 慧 |
失礼します。ノルディック班1年の伊藤慧です。今回は自分が学習院大学スキー部に入る前と今現在の自分を比べて変わったことについてお話させていただきます。
入部する前といえば自分は中学、高校と卓球をしていました。 ただこうやって先輩方が自分に合わせて走っているあいだは部全体の力は伸びていきません。前期のトレーニングを経た自分に満足することなくさらなる向上が必要になってくると思います。身体面でいえば自分の能力が上がれば一気に部活全体の力が伸びていき、冬の結果につながってくることは自覚しています。ですので、そういう責任感も踏まえて今年の夏は自分をどれだけ鍛えていけるかが鍵になってくると思っています。 そしてもう一つ、自分の中で変わったと思うことがあります。それはメンタル面に関することです。基本的に一度やると決めたことは途中で投げ出すのが嫌いなので昔からそのようなことはしたことがないのですが、スキー部に入ってから更にそういう気持ちが強まったと思います。 さらにこれはあまり関係のないことかもしれませんが、朝の早起きができるようになったことと時間の使い方がうまくなったと思います。 そして最後に自分は今まで自分にとって甘い生活を送ってきたと思っています。基本的に考えることはどれだけ楽をしてその場を乗り切るかでした。しかしながらスキー部に入ってから徐々にではありますが自分に厳しくしていける人間にならなくてはこの部活ではやっていけないのだと思い始めました。正直今もまだ自分に甘いところは多々ありますがより一層自分に厳しい生活を送っていこうと思っています。 以上です。失礼します。 |
入学した時と前期を終えて
一般・アルペン班1年 二木 聡也 |
4月に学習院大学に入学してから4か月、スキー部アルペン班への本入部が決まってから2か月がたちました。中学、高校と文化部に所属していた僕にとって、この4か月間の運動部生活は中々に大変なものとなりました。 朝5時前には起きて慌ただしく用意をして、学校へ向かう。そのあとに(意見は割れると思いますが)非常にハードな練習をこなす。その日の練習が終わったと思うとすぐに次の練習がある。ようやく、一週間が終わったと思うとすぐに次の週がはじまる。そのような日々の中で、退部するという選択をとらなかったことで得られたものは少なくないと思っています。 すぐに思いつくのは体重が減ったこと。全盛期は80kgに迫ろうとしていた体重も8月現在73kgを割り込むこととなりました。InBody検査の「体型チェックの欄でも「肥満」から「ポッチャリ」を経て「適正」にまでなりました。「体重が減る」というのは消費したエネルギーが摂取したエネルギーを超え、体脂肪を燃焼させた結果ということですが、特別食事に気を使ったつもりがない以上、消費したエネルギーがさぞ多かったことが容易に想像できます。 運動能力全般も入部した当初と比べて大分改善されてきました。日々のトレーニングになんとかついていくことで階段を上っている時の息切れがなくなった事など、生活の中で体力がついたことを実感する機会が多くあります。 また、精神的にも安定してきたように思います。 たまに、姿勢が良くなったと言われます。これは、背筋と腹筋がついたことで猫背が改善されたということだけではないと思います。少しずつではありますが運動ができるようになっていることや部活を続けていることが自信に繋がり、普段の姿勢に影響を与えているのかと思います。 もちろん、オフ期間に入った当初は解放感でいっぱいでしたが、しばらくするとなんとも物足りないように感じ始めました。スキー部に入部したことを後悔した時もありましたが、最近では入部して良かったと思えるようになってきました。 |
入学した時の自分と前期を終えた自分
ノルディック班1年 五十嵐 有冴 |
入学して4ヶ月。時が経つのを感じる暇もないほど、あっという間に前期が終わり、スキー部としてはオフ期間に入りました。あっという間と言っても、改めて振り返ってみると過ごしていく中で色々なことを感じ、充実した日々であったと思います。
中高とダンス部に入っていた私ですが、スキー部の魅力に惹かれ心機一転入部を決意し、スキー部としての大学生活が始まりました。冬に向けて、ただひたすら陸トレの日々。当初の不安といえば、同期の女子プレイヤーが私だけということ、ダンス部時代に8人の同期で切磋琢磨してきた私にとって心細い気持ちは膨らむ一方でした。 トレーニングが始まると、諦めたくないという気持ちが先行し、辛くてついていけない時は何度も悔しい思いをしました。目標設定も上手くできず、ただ自分だけが置いていかれているような気がして焦っていたのかもしれません。 ですがそんな時、同期の何気ない笑顔や部活の真剣な時とは打って変わって様々な個性が炸裂し、いつも賑やかな部室の光景が目に入ってきました。 スキー部でトレーニングをしていくうちに、思い返せば数え切れない程に色々な場面で支えられてきたということを、そしてみんなで共に頑張っているということを実感しました。勿論、思うように走れなかった時、タイムレースでずっと目標にしてきたタイムを切れなかった時、落ち込んだり悔しかったりすることは尽きません。 これから夏合宿、そして冬のシーズンへと入っていきます。 そして、私がみんなに支えられたと思えたように、私もスキー部の一員としてみんなを支えられるような部員になりたいと思います。 部員紹介の一言に「千里の道も一歩から」という言葉を書きました。今できることを見つけ、自分なりの目標を定め、少しずつ努力を積み重ねて精進していきたいと思います。 |
スキー部に入部した理由
マネージャー1年 安藤 美紗 |
慣れない仕事に戸惑いながらも先輩方にたくさん助けて頂き、あっという間に前期が終わってしまいました。 すっかりスキー部に染まり、部員に会えないオフ期間がとてもさみしく感じられます。 私は様々な部やサークルで悩みに悩んでスキー部の入部を決めました。 アメリカンフットボール、ラクロス、ホッケー、フットサル、ヨット、そしてスキー、様々な部活のマネージャーのお話を伺い、その中でスキー部を選んだ理由が3つあります。 まず一つは部活の雰囲気です。 二つ目はマネージャーとプレイヤーとの距離が近いことです。 そして三つ目はシフト制ではないことです。 この3つが私がスキー部への入部を決めた主な理由です。 また、新歓期間中に他の部活の先輩からこんなお話も伺いました。 「結局マネージャーの基本的な仕事はどの部活もある程度は同じ。その中で自分がチームのため、部活のためとなると思うことは部の方針に背かなければ自分次第でいくらでも増やしていけるから大事なのは自分が応援したいと思える人たちと部活の雰囲気を選ぶこと。 このお話もスキー部を選ぶ一つのきっかけとなりました。 まだまだ至らないことばかりですが、先輩方の背中を見ながら頑張りたいと思います。 |
入部した理由
一般・アルペン班1年 頼光 竜二郎 |
私がスキー部に入部した理由はいくつかある。
一つ目にあげられることは幼い頃から高校までスキーを続けてきた中で成し遂げることが出来なかった目標が多くあったことだ。この後悔は現役時代のひとつひとつの試合が終わっていくなかよりも、高校3年時と一年間の浪人時の受験期に深く考えさせられた。 その後大学に合格した後に三ヶ月間インストラクターのアルバイトをしたことが大きな転機だった。今まで自分が漠然と積み上げてきた物に意味を見いだせることが出来たのだ。 これらのことは自分の中でのモチベーションの高まりに大きく繋がった。さらにアルペンスキージュニアのトップ選手達や技術選の現役選手達との出会いにより、自分のスキー技術を客観視することが出来たし、また競技という他人と競い合う場に戻りたいと考えるようになった。これらの出会いにより大学でのスキー部への入部の意思は入学前から固まっていた。 二つ目に、学習院大学スキー部の雰囲気に強く惹かれたことだ。 これらの理由により、私はスキー部への入部を決心した。 |
自分がスキー部に入部した理由
一般・アルペン班1年 望月 史 |
失礼します。今年度より学習院大学輔仁会スキー部アルペン班に入部させていただきました文学部教育学科所属1年、望月史と申します。出身高校は学習院高等科で高校3年間もスキー部に所属していてアルペンスキーをしておりました。とは言いましてもスキー自体を本格的に始めたのも高校に入ってからということでまだまだ思うような結果が出せていないのが現実です。
さて、本題の自分がスキー部に入った理由を述べさせていただきます。大学のスキー部は体育会と聞いていて中途半端な気持では続く部活ではないと先輩方から聞いておりました。正直入学直後、4月の時点では大学生にでもなって辛く厳しい部活に入ることはないのではと考えることも多少なりとありました。 高校3年間スキーを続けてまず思ったのが本番に滑るその1本の重みです。 大学で自分が目指すスキー像というものは手抜きのない滑りです。本番でも100%のちからで滑り失敗を恐れない、妥協をしない強い滑りをしたいです。そしてその滑りができるほどの自信と強さを夏の練習から普段の冬の練習すべてを通して身に着けていきたいです。 |
前期を振りかえって。
マネージャー1年 真木 代紀子 |
スキー部に入り、早くも約半年。 その半年で沢山の経験をし、学んだ。一回一回の練習で自分の未熟さを知り、いかに成長していけばいいのか考える事でより充実した半年を過ごすことが出来た。しかしまだまだマネージャーとして未熟であり、プレイヤーが100%の状態で練習に臨むために自分に何が出来るか自分で見つけていかなければならない。 励まし合い、お互いを高め合うことのできる同期にも恵まれ、マネージャーとしてもっと勉強し、サポート出来るように努力することが必要だと思う前期であった。 後期はより多くの事に気づき、プレイヤーが万全の状態でプレーが出来るサポートをしたいと思う。 |