現役としてスキー部で活動できるのも残り 1 年を切ってしまった。
今年の目標を考えるにあたって、軸にしたいことは次の二つである。自分が部活のために残してあげられることに精一杯尽力すること、自分が自分のためにできる最大限の努力をすることである。
部活のためにできることとして、仕組みとルール作りだったり、後輩への教育指導はもちろんのこと、私たちのいない来年以降も後輩が目指す道標を作りたい。また、稚拙な願望だが、スキー部員でいてくれる後輩達がスキー部に入ってよかったと思えるような思い出も残したい。
よく私が同期達と話すことは、「ここで(先輩の名前)さんが〜してたよね」「〜の時に、(先輩の名前)に怒られてさ…」なんていう思い出話である。辛いことの多い練習であっても、部員と一緒にいたから乗り越えられたと思えるような部活作りを目指したい。
ここからは、自分のためになぜどのように頑張りたいかである。
実はこの目標を考えるにあたっては、3年前の活動報告で書いた入部理由を読み直した。先輩方への憧れと自分の負けず嫌い故の競争心を綴った、なかなか生意気な文章だったが、自分のために頑張りたいのは、この文を読んで少し後ろめたい気持ちにもなったからだ。正直、3年前の自分が思い描いた期待に、今の自分は応えられていない。
就職活動も終わり、卒業までに必要な単位も残りわずかで、時間が有り余っているこの一年は、3 年前の入部を決断した自分のためにも頑張りたいのである。具体的には、ノルディック競技のクラシカル、フリー、スキージャンプの部門で全入賞して、もうこれ以上は努力できなかったと思えてからノルディックスキーヤーを引退したい。冬は12月からインカレまでほぼまるまる合宿に入ろうと考えているし、陸上トレーニングでは苦手で避けてきてしまった筋トレに力を入れ、マックス測定も記録を更新していきたい。
とにかく悔いのないように自分にできることをする、というのが私にとっての最重要項目である。全ての環境に感謝しながら、この部活と自分のために、最後の1年を全力で駆け抜けたい。