入学した時と前期を終えて

一般・アルペン班1年 二木 聡也
 4月に学習院大学に入学してから4か月、スキー部アルペン班への本入部が決まってから2か月がたちました。中学、高校と文化部に所属していた僕にとって、この4か月間の運動部生活は中々に大変なものとなりました。
 朝5時前には起きて慌ただしく用意をして、学校へ向かう。そのあとに(意見は割れると思いますが)非常にハードな練習をこなす。その日の練習が終わったと思うとすぐに次の練習がある。ようやく、一週間が終わったと思うとすぐに次の週がはじまる。そのような日々の中で、退部するという選択をとらなかったことで得られたものは少なくないと思っています。

 すぐに思いつくのは体重が減ったこと。全盛期は80kgに迫ろうとしていた体重も8月現在73kgを割り込むこととなりました。InBody検査の「体型チェックの欄でも「肥満」から「ポッチャリ」を経て「適正」にまでなりました。「体重が減る」というのは消費したエネルギーが摂取したエネルギーを超え、体脂肪を燃焼させた結果ということですが、特別食事に気を使ったつもりがない以上、消費したエネルギーがさぞ多かったことが容易に想像できます。

 運動能力全般も入部した当初と比べて大分改善されてきました。日々のトレーニングになんとかついていくことで階段を上っている時の息切れがなくなった事など、生活の中で体力がついたことを実感する機会が多くあります。
 東京ドーム(途中)LSDを楽なトレーニングだと言われて驚愕したことや、400mレペの記録が1分10秒だった時に真面目に走ったことを疑われたこと、腕立て伏せができなくて膝をついてやっていたことを思い出します。
 しかし、ペース走やビルドアップ走等の持久力を試されるトレーニングメニューではいつもふがいない思いをしているため、この点での向上が早急の課題だと考えています。

 また、精神的にも安定してきたように思います。
 スキー部ではどうしても気が進まないことが多くあります。そのような予定がなくならない以上、ずっと思い悩むことは無意味です。そして、精一杯の用意をして臨むことが自分のためにもなるという考え方を自然とするようになりました。このように自分の気持ちを上手にコントロールしながら、物事に冷静に取り組んでいく力は運動部という環境の中で培われたものだと思っています。

 たまに、姿勢が良くなったと言われます。これは、背筋と腹筋がついたことで猫背が改善されたということだけではないと思います。少しずつではありますが運動ができるようになっていることや部活を続けていることが自信に繋がり、普段の姿勢に影響を与えているのかと思います。
 僕は運動部というものを修行場のように考えており、楽しむ場所だとはあまり考えていなかったため、なんとかここまで来ることができました。

 もちろん、オフ期間に入った当初は解放感でいっぱいでしたが、しばらくするとなんとも物足りないように感じ始めました。スキー部に入部したことを後悔した時もありましたが、最近では入部して良かったと思えるようになってきました。

 
 これから9月に夏合宿を迎え、秋からは練習がさらにハードになっていくと思います。12月以降の冬本番において、さらに「変わった」ことを自覚できるように精進していきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。