入学した時の自分と前期を終えた自分

ノルディック班1年 五十嵐 有冴
 入学して4ヶ月。時が経つのを感じる暇もないほど、あっという間に前期が終わり、スキー部としてはオフ期間に入りました。あっという間と言っても、改めて振り返ってみると過ごしていく中で色々なことを感じ、充実した日々であったと思います。

 中高とダンス部に入っていた私ですが、スキー部の魅力に惹かれ心機一転入部を決意し、スキー部としての大学生活が始まりました。冬に向けて、ただひたすら陸トレの日々。当初の不安といえば、同期の女子プレイヤーが私だけということ、ダンス部時代に8人の同期で切磋琢磨してきた私にとって心細い気持ちは膨らむ一方でした。

 トレーニングが始まると、諦めたくないという気持ちが先行し、辛くてついていけない時は何度も悔しい思いをしました。目標設定も上手くできず、ただ自分だけが置いていかれているような気がして焦っていたのかもしれません。

 ですがそんな時、同期の何気ない笑顔や部活の真剣な時とは打って変わって様々な個性が炸裂し、いつも賑やかな部室の光景が目に入ってきました。
 その暖かな雰囲気にいつも救われ、気が付けば自然とまた頑張ろうと前向きな気持ちになっていました。
 また、自主練に付き合って下さったりアドバイスを下さる先輩方、サポートや応援をして下さるマネージャーの先輩方、タイムレース前には雨の中自主練のタイム管理をしてくれたり、様々な面でサポートをしてくれる2人のマネージャーを含め、一緒に頑張る同期。

 スキー部でトレーニングをしていくうちに、思い返せば数え切れない程に色々な場面で支えられてきたということを、そしてみんなで共に頑張っているということを実感しました。勿論、思うように走れなかった時、タイムレースでずっと目標にしてきたタイムを切れなかった時、落ち込んだり悔しかったりすることは尽きません。
 ですが今は、このように支えられ共に目標に向かう仲間がいること、小さな目標が達成できたり、僅かではあるけれども結果が出た時の喜びを思い出して試行錯誤しながらではありますが、それでも一歩ずつ確実に成長できるようにトレーニングを積み重ねていこうと思っています。

 これから夏合宿、そして冬のシーズンへと入っていきます。
 まだ一度もやったことのないノルディック、期待と不安が入り混じってまた新たな悩みがでてくるかもしれません。それでも1年が終わってまた振り返った時に充実していたと思えるように、かけがえのない経験ができたと思えるように全力で取り組んでいきたいと思います。

 そして、私がみんなに支えられたと思えたように、私もスキー部の一員としてみんなを支えられるような部員になりたいと思います。

 部員紹介の一言に「千里の道も一歩から」という言葉を書きました。今できることを見つけ、自分なりの目標を定め、少しずつ努力を積み重ねて精進していきたいと思います。

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