3年目 / ノルディック班3年 白井 雄士

 スキー部生活が3年目となり、この時期に活動報告を書くのも3回目である。また今年度から上級生となった。初めのうちは、先輩が少なくなっただけという風にしか感じていなかったが、日が経つにつれて、昨年度までのとの違いに気づかされるようになった。

 1つは、同期が幹部となり、部を仕切っていることである。このことで、部を作っていく立場になったのだと自覚した。
 また、もう一つは監督・コーチとのやり取りが増えたことである。これは、昨年度まで監督・コーチとの中継役になってくれていた先輩がいなくなったことによる影響が大きい。

 しかし、こうした環境の変化から上級生として自覚を持ち始めるのは遅いのだろうと思う。もう前期は終わってしまったが、今後は上級生としての自覚を持ち、それに相応しい振る舞いをしっかりと行っていこうと思う。

 話が変わるが、昨年度からスキージャンプを行っている。
昨年度のシーズン直前に怪我をしてしまい、冬の練習は行えず、インカレにも出場できなかった。その怪我の影響により、今年度も5月下旬ごろまで運動に制限があったが、それでもサマージャンプが始まる時期までに間に合ったのは、不幸中の幸いである。

 また、昨年度からということもあり、自分を含めジャンパー3人の経験はまだまだ浅く、冬を経験しているのは3年生の海老根のみである。
 しかし、インカレでは、経験豊富な他大学の選手たちと戦っていかなければならない。今年度こそは、自分としてもインカレに初出場し、学習院大学のスキージャンプの復活を結果として表したい。

 この夏で、いかに経験を増やし、自分たちの経験不足、技術不足を補っていくかが重要になってくるだろう。

 今年で3年目の夏であり、昨年度までの経験を活かして、この新しい挑戦に向かっていきたいと思う。

「頑張る」ということ / マネージャー班2年 髙畑 杏奈

 部員の人数が多くなって喜んでいたのも束の間、

「もう一筋縄ではいかないんだ」

1年生と一緒に走っている同期を見てそう思うことがある。

 1年の時はタイムレースで頑張る同期を見て、私自身も感銘を受けていた。皆1年生ながらに活躍していたこともあり、周囲からもなんだかんだ1年目「だから」という目で全員が見られていたはずだ。 

 だが、2年になった今、2年目「なのに」という目で見られるようになったとひしひし感じることがある。1年で出来たことは2年になって当たり前のことになり、同時に教育しなくてはならない。

 私は中高一貫校だったため、上も下もいることに慣れていたはずだった。しかし、間に挟まれながら、人に1から教えるということはこんなに難しいことだったかと前期を通して改めて感じた。

 そのうえで、今年度にはいり、いかに観察力が大事かを再認識した。今、上の学年が何をしているか観察し、来年自分もそれをしなければならない。1年の時のように仕事をただこなしているだけではだめで、3・4年生の意図を汲み取りつつ自分の仕事をこなす。
 これには、より客観的に場の状況を把握してこの場に何が必要か即座に考えることが問われると思う。

 私はまだまだ未熟ではあるが、プレーヤーたちがより質の良い練習を出来るようにするにはもっと頑張るしかない。

 「頑張る」は使い勝手のいい言葉だが、同時に大変曖昧な意味をもつと思う。その頑張り方をわかったことが、私が1年間で得た成長の1つだったと感じる。

 マネージャーはプレーヤーより結果が顕著に表れないからこそ、自分のやり方で、プレーヤーにもっと練習を頑張りたいと思ってもらえるような部活づくりをしていきたい。

第2回タイムレース 時間変更のお知らせ

女子出走14:00 男子出走14:30
から下記時間に変更いたしました。

7月6日(土)

女子出走16:00 男子出走16:30

場所 百周年記念会館付近

前期陸上トレーニングの締めとなる、今期2回目のタイムレースとなります。

前期の練習の成果を発揮できるよう、精一杯頑張りますので、お時間の合う方は応援にいらしていただけると大変嬉しいです。

部員一同、心よりお待ちしております。

自分のすべきことと役割 / ノルディック班3年 海老根 莉佳

 上級生になって考えるのは自分が部に与えられるものは何か、ということだ。

 新しく10人もの新入生が入ってくれ、総勢26人のこのチームで、自分が部に何を貢献できるのか。私はチーム力とは個々の研鑽によって得られるものだと思う。自分に向き合い、それぞれが己のすべき事・自分の得意な専門的なものを磨いていく。
 そして、他者の研鑽に刺激を受けて己の研鑽に更に励む。その積み重ねが輔仁会スキー部の輝きを強め、チーム力になる。
 では、三年の私がこのチームの為にすべき事・私の得意な専門的なことは何か。

 まずすべきことは、後輩が迷わずついてきてくれるよう、結果を残すこと。
上級生として結果が問われるのはもちろんだが、一分野でのみの結果ではなく総合的なもので皆を引っ張れる結果を出すことがすべきことだ。

 また、女子プレイヤーが増え「女子だから」を言い訳にせず筋トレや体幹など男子とも競えるところを競おうとする意識を高めていくのも私がすべきことだと感じている。

 次に、私の得意な専門的なことだが、「瞬発・短距離・体幹・筋トレ」だ。これらの分野で後輩の目標となる存在として更に磨いていく。それもまた自分にできる役割ではないかと考える。
 また、専門的なものとして「スペシャルジャンプをやる」ということが私にはある。この競技で結果を残すというのは当たり前の目標だが、ここで学んだ技術等を他のメンバーに伝えていくというのも大切な自分の役割であると思っている。

 自分のすべきこと、得意なこと・専門的なことそれら全てを磨いていくことがこの部に貢献する為に必要なことである。

 チームの推進力の一つとなって、今年こそ部の目標を達成させる。それが私の目標だ。

“楽しむ”という強さ / マネージャー班3年 原 友梨奈

 「部活楽しい?」何気なく後輩にそう聞いた。
後輩は、「大変なこともあるけど楽しいです!」と迷わず答えた。その時私は、羨ましいと思った。そして同時に、あ、私は今部活が楽しくないんだと気づいた。

 部活を楽しめていない理由を考えた。
今年私はマネージャートップであり、幹部である。誰よりもプレイヤーを長く客観的に見ているマネージャーとして、そして部の運営を守る主務として、広い視野と厳しい目を持たなくてはいけない立場だ。だからこそ、常に立場としての目を持った自分が本当の自分の前に立っている。

 しかしその自分が、大事なものを隠していた。逆に狭いところしか見えなくなっていたのだ。その大事なものとは、各々が持っている長所や強さや気持ちである。大事なものが見えなくなって悪いところしか見えなくなっていたこと、これが部活を楽しめない最大の理由だと思った。

 去年の冬、自分がマネージャーでいる意味と頑張る理由がわからなくなっていた。私がいなくてもプレイヤーはやっていけるしマネージャーもやっていける。必要ない存在だと思った。
 しかし、インカレを見て、こんなに冬に全てを懸けている人達をほっとけないし、力になりたいと心から思った。

 私の頑張る理由は紛れもなくプレイヤーで、プレイヤーがより頑張れるように、より力を発揮できるように、より強くなれるように出来ることをするだけだ。

 直接してあげられることはあまりないし、プレイヤーのつらさを全てわかるわけではない。でも、つらいとき人は余計自分のだめなところばかりが目に付いてしまう。だからこそ、つらいときは良いところを沢山伝えてあげられる人間になりたい。そのためにも、1人1人の大事なものをちゃんと見ていたいし、大切にしてあげたいと思う。

 正直スキー部はつらいことの多い部活だ。練習がつらいのは当たり前だし、悩むこと、理想と現実のギャップにもがくこと、1人1人苦しむことも多いと思う。

 ただ、こんなに全員が同じ方向をみて全力になれる環境はほかになく、私たちはすごく恵まれた環境にいる。
 自分のいる場所を少し客観的に見てこの環境をいかに楽しめるか、それと同時にいかにつらいを探求していけるかは全てその人次第であり、それが1番大事なことだ。自分を含め1人でも多くの部員に楽しむという強さを知ってもらうこと、それが私の今年の目標である。

入部理由と目標 / 一般・アルペン班志望 1年 髙橋 ヤマト

 失礼します。今年度学習院大学輔仁会スキー部に入部しました法学部政治学科1年髙橋ヤマトと申します。

 自分は高等科スキー部の時から大学ではスキー部に入ると決めていた。しかし、正直言うと新歓期間で他の部活を見た時にその気持ちに迷いが生じてしまった。他のスポーツも楽しそうだなぁと思ってしまったのである。

 ただそんな時に、本当にスキーを辞めてしまっていいのか?今ここでスキーを辞めたら絶対後悔するのではないか?などと感じた。

 自分は今まで小学校ではサッカー、中学では野球、高校ではスキーとスポーツを転々としてきた。どれも楽しかったが一貫して続けてないため人並み程度のレベルでストップしているのが嫌だった。そのためここでスキー部に入らなかったらまた後悔が生まれてしまうのは明白だった。

 そのため学生最後くらいは何か1つの事を一貫して続けてみようと思ったのだ。また、本当にスキーを辞めるのか?と考えた時に寂しく感じやっぱり自分はスキーが好きなんだなと改めて感じる事が出来た。そのためもう何の迷いも後悔もない。今は自信を持って学習院大学輔仁会スキー部に入部して良かったと言う事が出来る。

 さて、目標だが今はまだ戦績などの具体的な目標を作ることは出来ていない。ただ1つ言えるのは同期が10人もいるのだから互いが辛い時に励まし支えあっていきたい、ということだ。

 スキー自体は個人競技だからレギュラー争いや試合などの場面では部員同士がライバルとなり互いに戦うことになるが、日々の練習や合宿では共に過ごし互いに刺激し合って高め合う仲間だ。

 練習は辛い。そんな練習を一人で乗り越えるのは難しくても仲間で応援しあえば乗り越えられるのではないか。先輩方がよく「同期を応援してやれ」と練習中に仰っているのはそういう事なのだと思う。

 ただ、今の自分は練習についていくのが精一杯で、周りの同期を応援することにまで頭を回すことが出来てないのが現状だ。そのため先輩方に「声が出てない」とよくお叱りを受けてしまう。練習が大変なのは先輩方も同じなはずなのだが先輩方は周りの状況を把握し自分達1年生の声が小さいことを把握していらっしゃる。

 自分も早く先輩方のように周りにも目を配らせスキー部全体に活気を与えられるような存在になりたい。そして冬には戦績の面でもスキー部に貢献できる部員になりたいと思う。

 以上が入部理由と目標です。長文失礼いたしました。

入部した理由 / ノルディック班志望 1年 伊藤 慧

 失礼します。今年度より学習院大学輔仁会スキー部に入部させて頂きました、経済学部経営学科1年の伊藤慧と申します。出身高校は学習院高等科で、高校時代の部活はボート部に所属していました。

 ここからは私がスキー部に入部した理由、目標について記させていただきます。

 私がスキー部に入部した理由は、大学入学前からクロスカントリースキーをやってみたいと漠然と思っていたからです。

 私は先程も書いた通り高校時代はボートをしていました。しかし、高校3年間を通じてあまり目立った成績を出せず、大学に行って心機一転、初めてやる競技で結果を残したいと思い、ボートと似たような競技はないかと探していたところクロスカントリースキーに出会い、何度か練習に参加し入部を決意しました。

 今後の目標はクロスカントリースキーに大学入学前から興味はあったもののクロスカントリースキーはテレビや動画でしか見たことがなくクロスカントリー用の板も履いたことがない初心者の私ですが、日々の練習に精進し、10kmのコースを颯爽と駆け抜けたいと思います。

 最後になりましたが、まだまだ未熟でご迷惑をおかけしてばかりの私ですが、日々努力してまいりますので、監督、コーチ、OB、OG、先輩方のご指導のほどよろしくお願い致します。

 短いですが以上とさせていただきます。最後まで読んでくださりありがとうございました。