今年から 2 年生となり、後輩ができたことで、先輩としての自覚を改めて持つようになりました。オフシーズンは、雪上シーズンに向けた増量と筋トレによる“土台作り”に注力してきましたが、その影響で体重の増減が激しく、足底腱膜炎が悪化してしまい、ランニングを完走できない日も多くありました。
スキー部の主なトレーニングがランニングであったため、先輩として後輩に背中を見せられない日々が続き、自分の力不足を痛感することもありました。しかし、スキーに関しては部内で誰よりも経験と技術があると自負しており、シーズン中は後輩の手本となる存在でありたいという思いを強く持っています。
結果として約 10kg の増量には成功しましたが、体重や筋量が増えた一方で、持久的な筋力や動作の調整力、敏捷性といった、スキーに直結する身体能力はまだ十分とは言えません。
そこで冬に向けて、持久力や動作の調整力を高め、雪上でつくった身体を最大限に生かせるよう取り組んでいきたいと考えています。つくった身体を滑りで最大限に生かし、後輩たちに少しでも背中を見せられるよう努力してまいります。冬に向けた日々の積み重ねは、自身の滑りの精度と安定性を高めるだけでなく、チーム全体の底上げにもつながる重要な期間です。
これからのトレーニングでは、雪上での滑りに直結する筋持久力や敏捷性、動作の連動性を意識し、体力面と技術面の両方を着実に強化していく所存です。オフシーズンの間に培った力が、シーズン中の滑りに反映されることを信じ、集中して取り組んでまいります。
