こんな状況だから“こそ” / マネージャー班3年 髙畑 杏奈

「感謝と楽しむ心を忘れない」

 私が今年度掲げた目標である。この目標を考えた時はこんな状況になると思っていなかった。

 他の部員も全員書いているが、今年度の部活は新型コロナウイルスの影響により、例年のように活動できていない。つい先日、後期もオンライン授業だと発表され、もしかしたら後期もこのまま活動ができないかもしれないという状況に立たされている。

 しかし、私はこのような状況になったからこそ見えてきたことも沢山あると思う。

 その一つに、人とのコミュニケーションが挙げられる。
大学の規定のなかで、自分の部活は今何ができるか考えるうえで、他の部活と連絡をとり、情報を収集する。人に会えない今だからこそ横の繋がりの大事さを身を持って感じることができた。

 また、今まで“普通”に部員全員で会い、練習できる場所があり、全員で活動できていたことがどれほど尊い時間だったか、この期間に部員の誰しもが一度は考えたと思う。“普通”の日々を送れていたこと自体に感謝しなければならない。

 このような状況下でも入部を決意してくれた1年生がいることに驚きつつも感謝の気持ちでいっぱいである。これから一緒に活動できるのが楽しみだ。

「どんな時でも運が良かったと思わないと成功しない」

 私の父の言葉である。何事もネガティブになっていては始まらない。

 “普通”に活動ができるようになった時、私を含め部員全員が今まで以上に頑張ることができるし楽しんで部活ができると感じていると思う。こんなご時世だからなどと言わず、この経験があったから成長できたと思えるように、今はそれに向かう万全の環境づくりをし、自分のやるべきことを考え、着実に進めていきたい。