活動報告 / 一般・アルペン班 髙橋 ヤマト

4年間続けてきたスキー部生活が終わった。練習はとても辛く、何度も辞めてやろうと思った。しかし、今は4年間スキー部を続けてきて良かったと思う。

4年間スキー部においてアルペンスキーを続けたからこそ、入部した時よりもスキー技術を上達させる事ができ、その結果として念願だった賞状を最後のインカレのSLで手にする事が出来た。

また、スキー技術以外でもスキー部で得たものはたくさんある。例えば7人という多くの同期に恵まれた事があるだろう。4年間辛い練習や合宿を乗り切れたのは同期の存在が大きかったと感じるからだ。

また、同期のみに留まらず、先輩や後輩、コーチ、OBOGの方々など、スキー部において本当に多くの出会いに恵まれたと感じる。そのお陰か、大学生活を振り返ると、授業を受けた時間より部員といる時間の方が長かったと思う。

それほどスキー部の4年間は充実していたということだろう。

とはいえ、この4年間が完璧だとは思っておらず、まだまだ練習面や生活面において改善できたところはあると感じる。

そのため、後輩達には今年の良い部分は継承しつつ、来年はより良い雰囲気の部活を作り上げていって欲しい。そして4年間しっかり続けて、晴々しく引退してもらいたい。

懺悔 / 一般・アルペン班 佐々木 崚也

私のスキー人生を振り返ると、やりきったとは言い切れない。

主に二つの点において、後悔が残っている。

一点目は、自分が達成しようとしていた域までスキー技術を上達させられなかったことについての後悔だ。得意とするGSは、インカレ5位以内入賞を目指していたが叶わなかった。この原因について、自分はフィジカルの差が大きいと考えている。これは昨年から痛感していた課題であり、2022年オフシーズンはフィジカル面に重きを置いてトレーニングを行った。しかし、得意な上半身のトレーニングをつい多く行ってしまい、下半身強化が疎かになっていた。私は自分の弱点について深く考えることが苦手で、今までの人生において避けてきた。今後の社会人生活においては、自身の弱みと向き合い、逃げないよう心がけたい。

二点目は、部活動への貢献度の低さだ。競技に対しては真摯に向き合った自負があるが、後輩・同期に対してあまりにも礼節を欠いた態度を取っていた。下級生時代は自身の四大戦遅刻や早朝練習遅刻で同期に連帯罰符をさせたり、提出物期限を守れずに先輩に迷惑を掛けたりということが何度もあった。その度に私を厳しく叱り、同じミスを繰り返さないように何をすべきか、真剣に考えてくれた6名の同期には頭が上がらない。本当に申し訳ありませんでした。上級生になってからも後輩指導が満足にできたかは疑問が残る。もっとやれる事があったのではと今になって後悔している。

4月から社会人となるが、私のような甘い人間は社会で通用しないと思う。この反省を胸に、心機一転して努力してまいります。

最後になりましたが、このような未熟な私を見捨てずにご支援いただいた監督、コーチ、OBOGの皆様、誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

スキー部を振り返って / ノルディック班4年 伊藤 慧

私が2019年の4月に入学し、それと同時にスキー部入部して卒業するまでの4年間を振り返ると、週に4回、朝7時の決まった時間に部員が集まり、部員みんなでランニングメニューを中心とした練習に切磋琢磨励んだこと、毎冬3ヶ月の間東京を離れ、長野、北海道で過ごし、決まった部員と同じ部屋で同じ釜の飯を食べたことなど、最後の学生生活である、大学時代にこのような貴重な経験が出来たことは幸せであった。

スキー部に入部して辛い、辞めたいと思ったこともあったが、総じて楽しいスキー部生活を送ることができた。大学入学後にクロスカントリースキーを始めて、当時は単純な競技であると勘違いしていたが、やっていくうちに複雑で奥深い競技であると感じた。大学の4年間という短い時間でクロスカントリースキーを理解することは最後までできなかった。

何か物事を始め、理解するまでには何十年もかかるのだなということも学年を重ねていくうちに強く思うようになった。それと同時にクロスカントリースキーをやりたいという理由でこの部活に入ったのだから、大学4年でこの競技を辞めず、社会人になっても趣味としてクロスカントリースキー競技を続けたいと思うようになった。

これから社会人として生きる自分にとって良い学びの時間にもなったスキー部生活であった。最後に、スキー部でお世話になったOBOGをはじめとした関係者各位、先輩、後輩、そして4年間ともに活動した同期には感謝しきりである。

卒業にあたり / ノルディック班4年 後埜上 湖子

「清々した」

インカレが終わった帰路でこのように思った。

スキー部に入ったお陰で、私の大学4年間は素晴らしいものになった。一方で、多くの失敗をし、後悔を重ねた。この4年間は、乗り越えるというよりなぎ倒しながら生きてきたように思う。いつも全力で、息切れしながら、多くのものを失いながら、それでも全てを自分の栄養分にしようと、自分の求める結果を達成しようと突き進んでいた。その時々でやりたいことは出来る限り全部やってきた。

したがって、関わってくださった方々への心からの感謝とすっきりとした気持ち以外の感情はあまりない。ここからあと400字以上何を書こうか。

そこで、おこがましいことかもしれませんが、この文章を読んでくれた、主に現役にとって少しでもためになることを書きたいと思い、スキー部で過ごしてきて学んだことをここに共有しようと思う。

それは、「自分が楽しむことが1番」ということだ。

誰に対しても言えることですが、特にチームを率いる立場になると、チームのために何かしないと、と思ってつい無理をしてしまったり、結果を出さなくてはというプレッシャーで頭がいっぱいになったりすることがあるのではないでしょうか。

まずは自分が部活・競技を楽しんでいること。今のスキー部を最高だ、大好きだ、と思っていること。それがどんな仕事や結果よりも優先すべき、根本の揺るがしてはいけないものであると私は思いました。

とても単純で簡単なことのように思えますが、自分と周囲のバランスに悩んだり、キャパオーバーしそうになったりした時はこのように考えていました。私は元々人に頼るのが苦手で、自分で抱え込んでしまい、そのせいで損をしたこともたくさんありました。しかし、一人で抱え込むより仲間に相談したり、仕事を振ってやってもらったり、“やらない”という選択をしたりする方が、自分にとっても、周りにとっても良いということが分かりました。このように思えるようになったのは、信頼できる仲間の協力のお陰です。部を引っ張っていく上級生が、周りから見ると訳の分からない不満を溜め込んで、暗い気持ちでいると、周囲を悪い方向に巻き込んでしまいます。同様に、“楽しい”も伝染します。私は部員が楽しそうにしている姿を見ることが好きで、そんな雰囲気に惹かれてスキー部に入部した経緯もあり、私も楽しく部活に取り組む人でいたいと思っていました。

だからといって、楽しくないのに楽しそうにするのは疲れます。そのため、自分が楽しめていないな、と思ったら一度立ち止まり、最優先事項としてその都度解決していく。プレッシャーで辛くなったら、やることはやってきたのだからあとは楽しむのみ、と吹っ切れる。このようなことを意識していました。

“自分“はそんなに優秀ではありません。少なくとも、私はそうです。

だからこそ、このようにすれば、周りの人に不満を溜め込むことなく、自分を支えてくれる感謝の気持ちで溢れ、周りにも躊躇なく手を差し伸べることが出来ます。何より自分が満たされ楽しく過ごせます。結果に対する後悔も減ると思います。

ゆえに、「自分が楽しむことが1番」という見解に至りました。

立ち止まった時の参考になれば幸いです。

現役には、常に高みを目指す気持ちは忘れずに、自由に部活を作っていって欲しいと思います。たくさん悩んで、やってみて、失敗して、上手く出来るようになって、その繰り返しが財産になります。そんな全力で失敗できるスキー部で、これからもあり続けることを願っています。

スキー部に入り、仲間と全力で取り組めて本当に幸せでした。

ありがとうございました。

以上です。失礼します。

声が枯れるまで / マネージャー班1年 吉田 真里亜

私は今回のインカレで多くの刺激を受けた。

まず、初めて競技スキーというものを見て、その迫力に圧倒された。雪煙をあげながら急斜面を猛スピードで降りてくるアルペン競技、ストックを振り上げながら一気に登り坂を登るノルディック競技、スキー板で何十メートルもの距離を飛ぶジャンプ競技、どれも見ていて本気で応援したくなるような光景ばかりだった。

そのような光景を繰り広げる選手たちを応援するために、マネージャーはインカレへ向かう。そんな中で私にはまだ、選手のために動こうとする気持ちが足りていないと感じる場面が多くあった。

前にもどこかで書いたが、マネージャーは選手の気持ちを完全に理解することができない。それは、競技を実際に体験していないからである。だから、全て想像で今選手が何をしてほしいかをそ考え動かなければならないのだ。夏合宿の時のように明確な仕事がない中で、選手のためになることを自ら探し、見つける力が必要だと、今回深く感じた。

それと共に、自分がプレイヤーの気持ちに寄り添えているのか、不安になることもあった。

マネージャーは選手に、頑張れやお疲れと言うことしかできない。それらの言葉も、マネージャーから言われる頑張れと、同じプレイヤーから言われる頑張れでは、言葉の重みが違うだろう。マネージャーの主な役割は、選手を応援し励ますことである。私はインカレで、自分が最も力を入れなければいけないことに疑問や不安を感じてしまっていた。

競技によっては応援の声が選手の耳に届かないことがある。しかし、選手に聞こえないからといって声を出さないのではなく、嫌でも選手の耳に入ってくるぐらいの声量で応援してやる!という強い気持ちで応援すれば、選手の「心」に応援を届けることができる、そう信じている。自分の応援に自信が持てなければ、それは応援していないのと同じだと、私は思う。

応援には誰にも負けない自信がある、そう胸を張って言えるようになりたい。
マネージャーは誰にでもできるものではない。人のために動くことは簡単なことではないからだ。私は昔から人を支える立場に立つことが多く、自分でもそれが自分に向いていると思っている。それがマネージャー班を志望した理由であるからこそ、マネージャーという仕事にもっと誇りを持てるようになりたい。

失敗と後悔と成長 / 一般・アルペン班1年 武田 杏樹

2月中旬になり、だんだんと近づいてくるインカレに不安になっている自分がいた。初めてのインカレであるため、インカレがどのような雰囲気なのか、どんな斜面なのか、どのように滑れば良いのか何も分からない。毎日の練習が終わると、YouTubeにアップされている鹿角の斜面とにらめっこする日々を送っていた。先輩方から聞く話では、鹿角の斜面はとても急で、完走できない人が多いという。そんな斜面を、アルペンを始めてたった2か月の私が滑り切ることができるのだろうかという不安と、始めたばかりで右も左も分からないからこそがむしゃらに滑り切ってやるというやる気が頭の中をぐるぐるとめぐっていた。

鹿角の斜面を始めて滑ったのは、GSのレースの前日のコースオープンであった。コースオープンで次の日のGSのイメージトレーニングをしようと思っていたが、自分の感覚より遥かに速いスピードが出たり、S字カーブで曲がり切れなかったりと、正直なところ鹿角の斜面に圧倒されてしまった。

今回のインカレでの私の目標はGS・SL共に完走することであった。もちろん30位以内に入ってポイントを取るということを目標にしなければならないのだろうが、初めてのインカレ、そして急斜面に怖気づいていた私は、とにかく完走して、欲を言えばポイントが取れたらいいなと考えていた。

GSでは、結果は27位で4ポイント獲得できた。1年生の内にポイントが取れると思っていなかった私は2本目を完走したときとても嬉しかったし、楽しかった。

しかし、その時は嬉しくても宿に帰れば色々と考えてしまう。完走することばかり考えて守りに入りすぎる滑りをしてしまったという思いが、時間が経つほど私の中で大きくなった。この思いはきっとインカレでしか晴らせないだろう。1年後、2年生のインカレでは今年よりも攻めた、後悔のない滑りをしようと思う。

SLの結果は34位で、ポイントを取ることができなかった。1本目を滑った時点で32位、さらに30位との差が大きかったため、2本目は自分のできる攻めた滑りをしようと思っていたが、最後にスイッチバックして結果は自分の中で納得のいくものではなかった。SLに関しては練習の時からある苦手意識を払拭することが最もやらなければいけないことである。今シーズンの残りの練習でもSLの苦手意識を無くし、好きになれるよう励みたい。

インカレを通して多くのことを学んだ。滑りについてはもちろん、大会でのメンタル面においても、他の選手を見て学ぶことが多かった。今回のインカレで学んだことを来シーズンにつなげ、次のインカレでは自分で納得のいく内容のレースができるように準備したい。

凍雪 / ノルディック班1年 角田 葵

冬合宿とインカレを通して挫折、悔しさ、やるせなさ、不安、緊張といったいくつもの感情と向き合った。私はインカレで良い結果を出し女子一部昇格に貢献することが出来なかった。嬉しさや楽しさよりも圧倒的な悔しさが私の心に残った一年目の冬となった。だからこそ、私は今とても燃えている。

クロスカントリースキーを上達させるためには非常に多くの要素が必要だと感じた。今の自分はどの要素も不十分であり、まだまだ鍛えていかなければならない。特に私は持久力が不足している。鹿角の5㎞コースの長いダダのぼりでは同期に抜かされてしまった。もちろんスキーに乗る技術もフォームもまだまだ未熟で改善しなければならないが、正しいフォームで最後まで滑り切るための持久力を今年のオフシーズンでは鍛えていく。

全てにおいてついていくことで精一杯であった一年目。二年目は結果に結び付くよう客観的に分析し様々なことに挑戦する一年にする。

自分がノルディック競技に適している持久力も運動神経も持ち合わせていないことは私が一番理解している。インカレのリザルトを見るとより痛感する。そんな平均以下の自分には落ち込み立ち止まっている暇などはない。

インカレで感じた雪辱を無駄にするかバネにするかは自分次第。心身ともに部員の誰よりも強くなって最後まで美しくコースを駆け抜けられるようになるためには今年が勝負だと思っている。

ここからがクロスカントリースキーヤーとしてのスタートだ。

初めてのインカレ / ノルディック班1年 倉持 奈々

人生で初めてのインカレ、会場に着くと周りには自分よりも遥かに強そうな、自信が有りそうな選手ばかりが目に入った。ジャンプでしっかり着地できるか、フリーでは最後まで粘り強く走れるか、そんなことを考えながら不安と緊張感で押しつぶされている私とは大違いのようだった。

実際に競技を終えて最初に感じたことは自分が大敗したことだった。周りのジャンパー達は私よりも5m以上長く飛んでいた。私の練習量とは桁の違う努力があったのだと思う。クロカンの上り坂で一気に10人くらいに抜かされた時は、本当に体力と実力の差を痛感した。5kmのフリーで30位以内に入るためには、あと2分半も早く走らなければならず、試合後のよくある「もう少し走れたのではないか」とかいう感情はなかった。自分の練習不足で土俵にすら立てていないことをただひたすら感じた。

しかし、前回の活動報告にも書いた通り、私はかなりの負けず嫌いである。次のインカレでは、今回私を抜かした選手を抜かし返したいし、追いつけなかった選手に追いつきたい。次こそは他の選手達と勝負という勝負ができるように、日頃のトレーニングから強化し、できるだけ長く雪面に立てるよう日程を調整して練習に励むつもりである。

このような結果で終わった初めてのインカレだが、個人的には今年の目標設定は正しかったとも振り返っている。ジャンプでは確実に着地すること、クロカンでは合宿一日一日を大切に、タイムや滑り方の習得への目標を立てて練習すること。どちらの競技も大学で初めたものであるから、普段のように高すぎる目標を設定して空回りしてしまうよりは良かった。

しかし、来年からは、距離、タイム、フォームなどのあらゆる面で「もっと」を追求する年にしたい。結果が全てのスポーツ界で自信を持って大会に挑めるよう成長し続けたいと強く思う。

選手として。 / 一般・アルペン班1年 内田 孝太郎

スキー部に所属している選手として最も大事な大会、最も目標とすべき大会それがインカレである。実際多くの選手がそうであろう。その大会は団体対抗戦という部として出場するという点が普段のB級レースなどのポイントレース、草大会とは大きく異なっている。

しかし、私自身、団体対抗戦のことなど全く気にせず、ただただ自分の滑りをしようということしか頭になく正直、ポイントをとって宿に帰ることなど一ミリも頭になかった。

結果としてだけ見るとG Sは21位、S Lは29位となった。内容としては以前から苦手だったGSとしては悪くない出来で、S Lは1本目にスイッチバックをしてタイムを大幅に落としてしまうというものだった。S Lに関しては自分が得意としている種目というのもあってかなり悔しい結果となった。

今回、インカレで周りの先輩方を見ているとポイント獲得にために守って完走を狙っていた人もいた。それもまた選手として、部員として正解の選択肢の一つだとは思う。しかし自分は来年以降もインカレに出場できる限り、その選択肢は取らず、自分の滑りを出すことだけを考え続けるつもりだ。もしかしたらこれは部員としては正解の中に含まれていない選択肢かも知れない。しかし、競技スキーをしている選手としての立場であればこれは正解であると確信している。

また今シーズンは人との繋がりの大切さ、繋がることの楽しさを再認識したシーズンでもあるだろう。同じチームで練習して仲を深めた他校の同期、先輩方から学べるものを学べるだけ吸収し続けて強く、速く、上手くなりたいと感じた。

尽きぬ探究心 / ノルディック班4年 石毛 美桜

 スキーは奥深い。クロスカントリースキーのタイム短縮には、実に多くの要素が絡んでいる。技術、道具、体力、精神力、雪質に合わせた滑り方、レース中のペース配分、試合までのコンディション・練習量調整…列挙すればキリがない。クロスカントリースキーの走法も知らなかった入部当初と比較し、技術が上達するのと反比例して悩みは増える一方だ。だが、それもクロスカントリースキーの楽しさの一つではないだろうか。

 中高6年間茶道部に所属し、体育会の世界を知らなかった私にはスキーがこんなにも頭脳を必要とするスポーツだとは想像もつかなかった。一部校選手と自分の滑りは何が違うのか、二部のライバル達と比較した際の自分の武器は何なのか…考えて自分なりの答えを出し、トライしてみる。結果が出なければ都度修正し、より自分の強みを活かせる走法を追求する。これが楽しい。

 元々負けず嫌いな私の性格ゆえに、下級生の頃は謎の対抗心があり同期の後埜上や伊藤にフォームの相談をすることは少なかった。合宿生活において日々強い探究心を持ち努力し続ける同期の姿を見るうちに、同期はライバルでありつつも共に闘う仲間であり、インカレでは共に昇格を目指す仲間だという意識が強まっていった。いつしか同期だけでなく後輩にも素直に相談し、効率よく相互に高めあうことが出来るようになっていた。

 気づけば最後のインカレが一カ月後に迫っている。二部の経験者達を抜いて表彰台に立ち、女子一部リーグ昇格に貢献する。その為に、最後の最後まで自分なりの探究心を持ち続け、もがき楽しむつもりだ。