最後のシーズン / 一般・アルペン班4年 小菅 耕大

今年の第一の目標で掲げるのはアルペン競技、ノルディック競技を両立させることだ。まず普通のスキーヤーにはこんな意味の分からない目標はありえないだろうが、学習院スキー部の寛容さ、大学生活での挑戦、学生スキーの自由さ、これらがなかったらアルペンとノルディックの両立などできないと感じた。

昨シーズンからアルペンに加えてクロスカントリー、ジャンプを一緒にやっているが確かにとても大変であった。今までのアルペンに費やしていた時間をノルディック競技に割かなければならず、特にジャンプは危険性も伴うため中途半端に練習できないと感じていた。しかし練習のスケジュールを考えて実行し、それぞれの競技の課題を見つけて乗り越えていくのは、大きな充実感、刺激を得ることができた。また、それぞれの競技で得た知見が互いに良い相乗効果を果たして、停滞気味であったアルペン競技の成長も感じることができた。

この目標達成のためにも周りとは後れを取ってしまうが、前期は脱臼癖の治療、リハビリに集中をして満足に動ける体になったあとに後期から本格的に体力、筋力を戻して技術面でもローラー、サマージャンプ、プラスノーなどシーズンに入る前にできることはやっていきたい。

学生最後のスキーシーズン、精神的にもプレッシャーがかかり身体的にも大きな負担になると思う。そのような重圧に負けずに、今までどおりの気持ちで自分らしく最後までやりぬいて後悔のないように終わりたい。