投稿者: admin
中間地点 / ノルディック班2年 松橋 ひな
夏が終わり最近は秋の風を感じる。
今はこの1年、つまり2年生としての中間地点。そして私の4年間のスキー部人生の中間地点でもある。
2度目の夏合宿が終わった。
いつのまにか教わる立場だったのが教える立場になり、去年は先輩の背中を見ていたのが今年は自分が背中を見せなければいけない立場になった。
プレイヤーとしても、それ以外のことも。プレイヤーとしてはどのメニューも自分は満足の行く結果が出せず、実力が足りないと痛感しまだまだ成長の中間地点だと改めて感じた。
そのぶん「がんばです!」と声を張り上げ、みんなを鼓舞するように努めた。
夏合宿の運営をする先輩と自分と夏合宿の庶務をこなす1年生たち。その狭間で部のためにどう動き、そして自分もまた先輩として後輩のためにどうしたらいいのかを深く考えさせられた。
様々なことにおいて冬に向けての課題が浮き彫りになり反省することも多かったが、それをこれからどう生かしていくかが重要だと思う。
妙高高原で燦々と太陽が青葉を照りつける中走り抜けた夏合宿。私の2年生としての中間地点はもうすぎてしまった。
これからは最終地点である凍てつくような雪風の中、白い吐息とともに雪上を駆け巡る冬がやってくる。
1位でも上の順位を取りたい、結果を残したい。インカレに出てポイントを取りたい。1年に1度しかない冬に悔いを残さないために最終地点へ向け、ゴールを見据え、アクセルを踏んで進んでいこうと思う。
主将として / ノルディック班4年 市川 真衣
主将は部のトップ、みんなを先導し、部員の責任を全て担う。会社でいえば社長のような存在です。私の行動、決断ひとつでこの部活は良い方向にも悪い方向にも変わることが出来る。
4年生の最初の頃はこの大きすぎる役職に戸惑いと不安しか感じられず、自分でいいのか、部活とは本来何が正しいものなのか毎練習で自分に問いかけていました。
入部当初から、スキー部の一部員として先輩に追いつくために、結果を残すために努力だけはしてきました。そこが評価されて今年度主将に選んで頂いた、そう自分では考えています。
高校まで運動部経験がない、部活に入っていても役職を持ったことがない、何も経験が無い自分が主将でこの部活は成り立つのか、不安ばかりでした。
それまではただ与えられたメニューに全力で取り組むことが第一だったため、今までの自分はただ気楽な立場だったということを改めて感じました。
それと同時に、先輩方もこの重い役職を担ってきた、また自分もこれまで3年間お世話になってきたこの部活に恩返しするという意味でも責任をもって1年間やりきらなければという気持ちなりました。
主将をしていて、日々勉強になることばかりです。
日常生活では自分の意思は弱く、周りの意見に合わせて行動することが多いです。しかし主将は自分が素早く決断をして部員に伝える。部活を第一に考えて行動する。自分の感情だけで動いてはいけない。一見簡単なことのように見えますが、私にとっては全てが難しかったです。
わたしがスキー部にいる理由は仲間と一緒に汗水垂らして、自分の体力の限界に挑戦する、立てた目標に向かって努力をすることがとても楽しいからです。
1年生の時はなぜこんなにも辛い思いをしなければならないのかと思っていましたが、今となっては今後社会人になったら絶対に出来ない経験であると確信しています。1度決めたことを投げ出して後悔したくないから、今を大切に、1回1回の部活に全力で取り組むことを決めています。
スキー部に入り、人生で1番尊敬できると思える先輩方に出会え、一生仲良くしたいと思える仲間に出会え、得たものが沢山あります。性格も大きく変わりました。
大学生活のほとんどの思い出はスキー部で埋め尽くされています。
辛かったこと、悲しかったことも悩んだこと、沢山ありましたが全て良い経験として、社会人になった時に生きると心から思えます。
あと残り半年程ですが、後悔なくスキー部人生を終えることが目標です。
夏合宿に向けての前期の利用 / マネージャー班2年 安田 彩夏
私にとって2回目になる前期トレーニングは、思っていた以上にあっという間に終わってしまいました。
1年目に比べれば、全てが初めてで新しいことでは無くなるので吸収だけでなく、発信もしていかなければと思っていましたが、初めて後輩ができたり、マネージャー内での役割であったりという環境の変化もあり、2年目も吸収が多い前期トレーニングになったなというのが前期を終えての率直な感想です。
しかし、だからといって発信が全く出来なかったわけでは無かったし、吸収が無くなってしまったらそれ以上の成長は無いと思うので、先輩方からも後輩たちからも吸収できたことは私にとって大きなことだったと思うし、むしろ1年目からは変わることのできた多少は自分でも評価して良い前期だったとも思っています。
もちろん、反省点は多くありますが、それは自分なりに今後に繋げていくため欠かせないものとして受け止めています。
そんな吸収ができた前期トレーニングを長期的に見て、自分を成長させ後輩にも伝えていくことも大切だと思いますが、まずは直近の夏合宿で成果を発揮できなければスキー部のマネージャーとして意味が無いとも思っています。
マネージャーとしてだけでなく、2年生として、という役割、責任も昨年より増える今年の夏合宿を自信を持って出し切れたと言えるように、前期トレーニングを振り返り、昨年の夏合宿を振り返り、準備をして迎え、昨年よりもより成果を発揮し、吸収し、発信のできる5日間にできればと思っています。
また、今回もの夏合宿は妙高での実施ということで、陸上経験時代に妙高で合宿を行っていた私にとって、特別な夏合宿になるのでは無いかと思っています。
他の部員とは違った形でもプラスでサポートができれば、私個人としては出し切れたと言えるような夏合宿になると思うので、そのような余裕も持って挑みたいと思います。
光陰矢の如し / 一般・アルペン班3年 吉田 圭佑
もう8月か。早いね。ついこの間新年度になったと思ったら…
学年が上がるにつれ、こういった会話を自分の周りでよく耳にするようになった。年を重ねるたびに時の流れが速く感じるというのは誰しもが一度は経験するであろう人間の性である。心理学ではジャネーの法則というこの現象の名前が存在するらしい。
自分は今年で20歳であり、世間一般から見ればまだまだ若造の部類であるが、時の流れの速さを実感することが増えてきている気がする。
この前期の部活動がそうであった。
一年生の時は一日一日が長く、OFF期間までが果てしなく遠く感じられていたものであった。しかし、今年はあれよあれよという間に前期が過ぎ去り、気づけば一週間後に夏合宿、三週間後に後期開始が迫ってきている。まさに光陰矢の如しといったところであろうか。
この前期の体感時間の短さは、ジャネーの法則とやらも勿論原因のひとつであろうが、それ以上に部活動への慣れという部分も大きいと思う。
3年目に入り週3回の早起きも朝の寒さも気にならないようになってきており、毎日が同じことの繰り返しに、つまりルーティン化してきているのだ。このルーティン化した生活は油断を招くという恐ろしさがある。課題を後回しにしたりなど、まだ時間があるから大丈夫だろうという考えになりがちであり、最終的にろくに何もしないまま冬を迎えてしまうことになる。
この考えをなくすためには一日一日をしっかり意識しながら生きなければならない。これから夏合宿、後期、そしてなんといっても冬合宿に望んでいくにあたり、矢のように速く過ぎていく時を無駄にしないために。
この考えを胸に、自分は三年目の輔仁会スキー部員としての時間を生きる。
タイムレース過去リザルト分析表
第3回タイムレースリザルト/8月24日(土) 天気:晴れ
3年目 / ノルディック班3年 白井 雄士
スキー部生活が3年目となり、この時期に活動報告を書くのも3回目である。また今年度から上級生となった。初めのうちは、先輩が少なくなっただけという風にしか感じていなかったが、日が経つにつれて、昨年度までのとの違いに気づかされるようになった。
1つは、同期が幹部となり、部を仕切っていることである。このことで、部を作っていく立場になったのだと自覚した。
また、もう一つは監督・コーチとのやり取りが増えたことである。これは、昨年度まで監督・コーチとの中継役になってくれていた先輩がいなくなったことによる影響が大きい。
しかし、こうした環境の変化から上級生として自覚を持ち始めるのは遅いのだろうと思う。もう前期は終わってしまったが、今後は上級生としての自覚を持ち、それに相応しい振る舞いをしっかりと行っていこうと思う。
話が変わるが、昨年度からスキージャンプを行っている。
昨年度のシーズン直前に怪我をしてしまい、冬の練習は行えず、インカレにも出場できなかった。その怪我の影響により、今年度も5月下旬ごろまで運動に制限があったが、それでもサマージャンプが始まる時期までに間に合ったのは、不幸中の幸いである。
また、昨年度からということもあり、自分を含めジャンパー3人の経験はまだまだ浅く、冬を経験しているのは3年生の海老根のみである。
しかし、インカレでは、経験豊富な他大学の選手たちと戦っていかなければならない。今年度こそは、自分としてもインカレに初出場し、学習院大学のスキージャンプの復活を結果として表したい。
この夏で、いかに経験を増やし、自分たちの経験不足、技術不足を補っていくかが重要になってくるだろう。
今年で3年目の夏であり、昨年度までの経験を活かして、この新しい挑戦に向かっていきたいと思う。
「頑張る」ということ / マネージャー班2年 髙畑 杏奈
部員の人数が多くなって喜んでいたのも束の間、
「もう一筋縄ではいかないんだ」
1年生と一緒に走っている同期を見てそう思うことがある。
1年の時はタイムレースで頑張る同期を見て、私自身も感銘を受けていた。皆1年生ながらに活躍していたこともあり、周囲からもなんだかんだ1年目「だから」という目で全員が見られていたはずだ。
だが、2年になった今、2年目「なのに」という目で見られるようになったとひしひし感じることがある。1年で出来たことは2年になって当たり前のことになり、同時に教育しなくてはならない。
私は中高一貫校だったため、上も下もいることに慣れていたはずだった。しかし、間に挟まれながら、人に1から教えるということはこんなに難しいことだったかと前期を通して改めて感じた。
そのうえで、今年度にはいり、いかに観察力が大事かを再認識した。今、上の学年が何をしているか観察し、来年自分もそれをしなければならない。1年の時のように仕事をただこなしているだけではだめで、3・4年生の意図を汲み取りつつ自分の仕事をこなす。
これには、より客観的に場の状況を把握してこの場に何が必要か即座に考えることが問われると思う。
私はまだまだ未熟ではあるが、プレーヤーたちがより質の良い練習を出来るようにするにはもっと頑張るしかない。
「頑張る」は使い勝手のいい言葉だが、同時に大変曖昧な意味をもつと思う。その頑張り方をわかったことが、私が1年間で得た成長の1つだったと感じる。
マネージャーはプレーヤーより結果が顕著に表れないからこそ、自分のやり方で、プレーヤーにもっと練習を頑張りたいと思ってもらえるような部活づくりをしていきたい。
夏合宿のお知らせ
8月29日(木)~9月2日(月)
上記の期間に新潟県の妙高にて夏合宿を行います。
今年度は学習院大学妙高高原寮にお世話になります。
学習院大学妙高高原寮
〒949-2112
新潟県妙高市大字関川2416-10
Tel:0255-86-2327
昨年度もたくさんのOB.OGの方々にいらしていただき、皆様の応援とサポートのおかげで充実した実りのある夏合宿となりました。
今年度も、皆様のお力添えを頂きたくよろしくお願い申し上げます。
1年生も10名加わり、部員26名一丸となって頑張りますのでよろしくお願い致します。
合宿や宿泊に関してご質問がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡をお願い致します。