中間地点 / ノルディック班2年 松橋 ひな

 夏が終わり最近は秋の風を感じる。
今はこの1年、つまり2年生としての中間地点。そして私の4年間のスキー部人生の中間地点でもある。

 2度目の夏合宿が終わった。
いつのまにか教わる立場だったのが教える立場になり、去年は先輩の背中を見ていたのが今年は自分が背中を見せなければいけない立場になった。

 プレイヤーとしても、それ以外のことも。プレイヤーとしてはどのメニューも自分は満足の行く結果が出せず、実力が足りないと痛感しまだまだ成長の中間地点だと改めて感じた。

 そのぶん「がんばです!」と声を張り上げ、みんなを鼓舞するように努めた。

 夏合宿の運営をする先輩と自分と夏合宿の庶務をこなす1年生たち。その狭間で部のためにどう動き、そして自分もまた先輩として後輩のためにどうしたらいいのかを深く考えさせられた。

 様々なことにおいて冬に向けての課題が浮き彫りになり反省することも多かったが、それをこれからどう生かしていくかが重要だと思う。

 妙高高原で燦々と太陽が青葉を照りつける中走り抜けた夏合宿。私の2年生としての中間地点はもうすぎてしまった。

 これからは最終地点である凍てつくような雪風の中、白い吐息とともに雪上を駆け巡る冬がやってくる。

 1位でも上の順位を取りたい、結果を残したい。インカレに出てポイントを取りたい。1年に1度しかない冬に悔いを残さないために最終地点へ向け、ゴールを見据え、アクセルを踏んで進んでいこうと思う。