逆境に強く / ノルディック班2年 角田 葵

あと1ヶ月もしないうちにノルディック班の合宿が始まる。そんな今、思うことはチャンスをいかに自分のものにするかということである。今年度の部活は想像以上に変化の多い一年だったように思う。特に女子プレイヤーを引っ張る学年が私たち2年生になったことは自分の中で最も大きい変化であった。当初はかなり不安であったし、2年目にしてペーサーに挑戦するなど去年の自分は想像もしていなかった。しかし、これらの機会が意外にも自分にとって良いチャンスとなった。「自分達がしっかりしなければ」という思いが、もともと抱いていた「競技を上達させたい」という気持ちと結びつき、良いモチベーションとなった。

さて、スキー部関係者の方ならご存知であると思うが今年度の4年生の代が卒業するとノルディック班の人数は大幅に減少する。不安に思う方は多くいると思うが、この事実には去年の段階から認識していたので、自分の中で覚悟はできている。そんな中迎える今シーズンは私たちにとって貴重で、一日たりとも無駄にできない。私が取り組むべきことは先輩から吸収できるすべてを、自分の技術と知識にすることであると思っている。スキーの技術面はもちろんのことワックスやグリップ、リレーの走順の決め方、道具にまつわる知識など学ばなければならないことはたくさん存在する。

来年度以降も残る現役は悲観せずに「ピンチは成長するチャンスである」と捉え、課題と向き合っていく必要があると思う。この機会を自分の成長へ、女子1部昇格への契機となるように。