学生生活最後の夏合宿が終わった。
とは言っても一昨年、去年とコロナの影響で夏合宿が無かった為、大学4年生でありながら夏合宿は2回目だったということになる。
正直なところ夏合宿やりたくないなと思わなかったと言えば嘘になるだろう。前回の夏合宿は1年生の頃であり、夏合宿のメニューは通常の陸トレと比べ物にならないほど厳しいイメージがあったからだ。
その一方で、コロナ禍で通常通りの練習が送れなかったと言えど、2年、3年、4年と陸トレを乗り越えて、夏合宿が体感的に少しは楽になっているかも知れないという期待もあった。
結論から言うとめちゃくちゃキツかった。
設定ペースから落ちてしまう事もあり、特に2日目のクロカン走は1セット目はペースから落ちずに完走できたものの、2セット目では昨シーズンの菅平から痛めていた足首に痛みが出て設定ペースから落ちてしまった。
悔しかったが、それでも最後まで諦めずに走ろうと考えた。何があっても最後まで諦めない姿勢を後輩に見せる事は最上級生としての最低限の役割だと思ったからだ。
ただ自分的に達成感があったのは中距離ペース走で完走した事だった。前回の夏合宿では、同じく足首の痛みがあったことから完走出来ずに途中リタイアという形になっていたため、今回は最後の夏合宿という事もあり、何があっても完走しようと決めていた。そして結果的には設定ペースをクリアしてのゴールとなった。
この結果はもちろん嬉しいが、ゴール出来たのは一緒に走って心折れそうな時も励ましてくれたチームメイトやサポートしてくれたマネージャー、OBOGの方々、そしてコーチのお陰であると思っている。
また、中距離ペース走をはじめ、最上級生であるが後輩から励まされる事も多かった。このように後輩が先輩に負けじと積極的に声を出してくれるのは部活にとっても良い事であると思うし、体力的以外の面でも後輩の成長を感じる事が出来て素直に嬉しいと感じた。
今年のチームの雰囲気は良いと言われる事も多いし、確かに自分でも夏合宿を経て一層そう感じている。この夏合宿で一致団結した雰囲気を崩さないまま冬、そしてインカレを迎えれば良い結果に繋がると思う。
今年、このチームで絶対に男子2部、女子1部に昇格して皆んなで喜びを分かち合いたいと思う。