前期を終えて、後期に向けて / ノルディック班3年 伊藤 慧

 前期の部活動が終わり、私が学習院大学輔仁会スキー部に入部してから3回目の夏が終わった。今年度も新型コロナウイルスの流行を受け夏期合宿の中止、大学内での練習が禁止され学外での活動が余儀なくされたことなど、本来の活動に完全に戻ったわけではないが、昨年度とは違い前期の6月からスキー部としての活動が始まった。

 前期を振り返り私が感じたことは、週に4回、朝早くにスキー部の部員と練習ができることがとても嬉しく、自主練が中心であった昨年の陸上トレーニングとは違い、練習中やインターバル中も部員の声が聞こえ、自分がスキー部の一員であることが自覚でき、充実感のある3年目の前期の活動であった。

 前期の活動を踏まえて9月からの後期の部活動に向けての私の目標は、気持ちを切らさないことである。元々、私は後期の練習期間に風邪などで体調を崩すことが多く、前期の練習から積み上げてきたリズムを崩して冬のシーズンに入ってしまうことが多かった。さらにコロナ禍で活動が制限されるなかで自分に対する甘えが出てしまい、部活動に対する思いが薄れてしまう可能性もある。そういった中で後期の陸上トレーニング期間においてまず自分がやるべきことは具体的な数値の記録を目標に活動すること よりも体調と心の管理を徹底することが今の自分には必要であると思う。

 これから冬のシーズンインまで2ヶ月と少しという短い期間であるが、自らの体制を整え、部の重要な戦力の一人として活躍したい。