私が学習院大学輔仁会スキー部に入部してから、早くも1年が経った。大学生として初めて迎えた2020年度のシーズンは、コロナ渦であるにもかかわらず、70日以上も雪上練習を行うことが出来た。健康な体でシーズンを終えられたことを、まずは感謝したい。
ところで、昨年度の目標は、「スラロームでインカレのメンバーに選ばれること」であった。残念ながら、昨年度のインカレは中止となったため、目標を達成できたかどうかを知ることはできない。しかし、シーズンを通じて他の部員の滑りを見ると、この目標を達成するのは到底不可能だったのではないかと感じてしまった。現役の部員の中だけでさえ、インカレのメンバーに選ばれるのは厳しいのが現状であるが、それに加えて、アルペンスキーの経験が豊富な新入生も入部してきた。
だが、私はこの目標を、今年も変わらず目標としたい。なぜなら、他の部員とのレベルの差を、実際に肌で感じることができたからこそ、追いつき、追い越そうという気概が生まれるからである。
この目標を達成するためには、雪上練習だけでなく、オフシーズンの過ごし方がとても重要な要素になると考える。昨年のオフシーズンは、練習を始めるのが8月からと、とても遅かった。そのため、冬までに体を作り終えることができず、また、プラスノー練習で根本的な滑りの技術を会得することもできなかった。
質のいい雪上練習をするためには、まずはオフシーズンの努力を重ねるところから。まだ4月、と怠けることなく、1日を大切に活動していきたい。