夏合宿を終えて / 一般・アルペン班2年 内田 孝太郎

今夏、学生スキー選手としての2度目の夏を迎えた。
健康面、フィジカル面、周囲の環境などほぼ全ての自分を取り巻く物事の状態が去年と比較して確実に良くなっていた。夏合宿においてもそれは同じで、去年は感染症の事情により日程半ばで下山することになってしまったが今年は去年ほどの流行はなく、合宿を通して部員全員が健康に過ごせていたと感じている。

自分の状態として夏合宿までに完治させることのできなかった怪我もあったが自分の夏合宿の目標としては、「怪我をしないこと」、「体重を減らさないこと」であった。

後者の目標である「体重を減らさないこと」に関しては、今年の夏合宿の宿は冬に一般・アルペンチームがお世話になっている菅平の松栄屋さんで食事も美味しくいただくことができ、一回の食事量を確保できた他、毎就寝2時間前ほどに持参したプロテインを飲んでいたことで達成することができ、さらに誤差の範囲であるかもしれないが0.3kgほど増量することもできた。

また前者の目標である「怪我をしないこと」に関して、結果的に両脚に腸脛靭帯炎を負ってしまい達成することはできなかった。がしかし、以前から完治させきることができていなかった右足首の負傷は合宿中を通して痛みを再発させることなくメニューに参加することができた。これは自分自身で毎回の自由時間に行っていたストレッチ等の念入りな徹底したセルフケアによるものであると確信している。

他人と比べてどちらかというと、自分は怪我をしがちで回復にも時間がかかることが多いと自覚している。だからこそ今回の合宿で「怪我をしないこと」を目標に掲げ、そのために必要なことを徹底的に実行した。今回、合宿中に受傷した怪我はあったものの今まで怪我してきた部位が悪化することは全くなかったので目標の達成度としては悪くない結果だったと感じている。今夏の合宿で気づいたセルフケアなどの自分を守って強くする方法を冬に活かせるように継続していき、自分のものにしたい。

未来のために / ノルディック班4年 菊波 喬

最上級生となったこの年、自分に何ができるのか、今後のスキー部に対して何が残せるのかを考えながら前期の部活動が始まった。

私は昨年度スキー部の活動の中で大きな転機を迎え、3年目の部員ではあったが1年目のような気持ちで部活動に励んだ。それを踏まえると、今年度の活動は最後の年ではありながら2年目のような気持ちで挑んでいることとなる。4年間の部活動の中で一番力が伸びるのは2年目であると考えられるため、それを考慮すると2年目のように挑む私は今年度飛躍せねばならない。だが、この前期を振り返ると学校の忙しさが4年になったことで急増し、自分の時間を作ることさえも難しく、昨年度のように自主練を行うことも難しくなった。

このような状況であるため、正直昨年度の自分を維持することに精一杯ではあったが、だからこそのチャンスだったとも思える。限られた時間しかない中で飛躍すれば、後輩たちにこれこそが4年であると知らしめる存在になれる。この前期の部活動ではそれが出来なかったため、まずは夏合宿で見せていけたらと思う。私は夏合宿の全日参加は難しいため限られた時間になる。今の部員たちできついメニューをこなし、より深いチーム力をつけられる機会に最初から最後までいられないのは悔しいが、できる限りのことは尽くしたい。

最後の年だからこそ自分のためだけに行動するのではなく、よく考えて今後のため、後輩たちのために行動に移していくようにしていきたい。

前期を振り返って / マネージャー班2年 吉田 真里亜

スキー部員になって2年目の部活が始まった。学年も上がり、前期に入ってからは部員としての責任を以前よりも強く感じるようになった。そんな前期部活の中で、自分が成長したところ、反省すべきだったところを振り返っていこうと思う。 

私は今までの部活の中で、応援することを自分の課題としていた。昨年度の私は、マネージャーである自分の応援に引け目を感じ、自分の応援に対して自信を持てていなかったからだ。しかし、今年度の部活では、応援することに楽しさを感じるようになった。これが私の成長した点である。

なぜ私の、応援に対する姿勢に変化が生まれたのか、それを考えた時に一つ心当たりがあった。それは、一人一人のプレイヤーに対して、私の応援を届けたい、私の応援でプレイヤーの心を動かしたい、と心の底から思うようになったからである。昨年度は、プレイヤーを応援したい気持ちは強かったが、それを形にできていなかった。だが今の私には、以前監督がおっしゃっていた、「応援したいという気持ちがあれば、声は自然と大きくなる」、という言葉を身に染みて理解することができる。特に練習の集大成であるタイムレースでは、全員が辛くても全力で走っている姿を見て感化されると共に、応援の声をプレイヤーに届けたい、という気持ちが強まり、自然と応援する声も以前に比べて大きくなっていた。この心の変化を自信に変え、今後も、声が枯れるまで応援するつもりで部活に臨みたい。

反省点については言い出せばキリがないが、あえて一つ挙げるとすれば気持ちの切り替えが曖昧だったことだ。去年はマネージャーが3人いて、先輩の言われたことをやることが多かった。しかし、今年は1年生のマネージャーがまだ入部していないため、マネージャーが2人に減り、1人がやる仕事量も増え、周りを見る力、率先して行動する力が必要だった。それにも関わらず、去年の気持ちのまま前期部活を迎えてしまったことで、仕事内容が効率的ではなかったと、反省している。そして、プレイヤーにとって必要なこと、必要ではないことを判別し、優先順位を考えるべきだと、前期を振り返って思った。自ら考え動く力をつけることを意識しながら、後期も一つ一つの部活に真剣に取り組んでいきたい。 

前期部活が終わり、次に迫るのは夏合宿だ。夏合宿はマネージャーにとって、数あるスキー部の合宿の中で最も忙しい反面、やりがいを感じる合宿だ。マネージャーの人数が減ったことで上手く仕事をこなすことができるか不安だが、その分達成した時に感じるやりがいも大きいだろう。去年の夏合宿や今年の前期部活の反省を生かしながら、自分がプレイヤーを支える立場であることを強く自覚し、自分のできることを常に探しながら行動していきたい。

やりきる / ノルディック班4年 濵田 侑真

『やりきる』と壮行会での部員紹介で私はこの目標を言った。

この目標は前期が終わりかけている今でも変わらず最後の最後まで貫くつもりだ。何故この様な抽象的な目標を掲げているのかと疑問に残る人は多々いると思う。別に私自身今年の二部昇格してからのインカレでの明確な目標がないわけではない。しかし、それよりも私自身4年として、最終学年としてこれまでのスキー部人生を振り返りやりきれていないのをどうにかしたい想いの方が強い。

何故、この様に抽象的な目標を掲げるかというと単純にこれまでの私のスキー部人生が中途半端であり、後悔反省することが多々あったからだ。実際今までのTRもいいタイムを出せたこともなく、夏合宿も最後の最後でダウンしてしまいTRを走れていなく、挙句の果てには目標にしていたインカレの表彰台も自分だけ上がれなかった。特に去年のインカレで自分だけ表彰台に上がれなかった時に自分はノルディックスキー向いていないし辞めた方がいいのではとふと思うことがあった。

しかし、その一方で非常に悔しい思いもあった。限界まで追い込んで何から何までやってこの結果ならノルディックスキーを辞めよう考えたと思う。しかし、そうじゃなくどこかで自分に甘えており言い訳をしてしまい追い込めていないから悔しい気持ちも芽生えたと思う。この悔しい気持ちは自分でも未だに感じることが多い。だから、壮行会でもこの活動報告でも『やりきる』という目標を掲げたと思う。

今年は甘えも言い訳も後悔も悔しい思いもできない最終学年、最後ぐらいやりきって終わりたいと思う。まずは陸トレ、TR、夏合宿、そして冬のシーズン。今年のインカレの目標はリレーメンバーに選出されポイント獲得に貢献することだ。これを乗り越えるためにはまずはやりきることだと思う。なので今年の目標は『やりきる』ことだ。

入部理由・目標 / 1年 橋本 怜奈

学習院輔仁会スキー部に入部致しました、経済学部経営学科一年橋本怜奈と申します。私がスキー部に入部致しました理由と目標を述べさせて頂きます。

入部理由と致しましては私は競技スキーをしていた父の影響で幼い頃からスキーをしていました。しかし冬になるとスキー場へ行き草大会に出る程度でオフトレを行ったり、インターハイなど大きな大会に出場したことはありませんでした。そんな中、同年代の人が活躍している姿を見たことにより高校生最後の機会に大会へ出場したいと思っていた私は今年度国体予選に出場させていただき、周りの滑りに圧巻されたと同時に滑りをビデオで確認すると修正しなくてはならないポイントが多く見つかり、自分への可能性を大いに感じることができました。この経験と気持ちを糧に、さらに上達できるよう真摯に練習に励みたいです。

現段階で目標を立てることは難しいですが、ひたすらに練習するのではなく、一つ一つのメニューに対して何故行っているのか、どうしたらより良いのかを都度考えて練習に取り組みたいと思います。そして自分が四年間を振り返った時、後悔しないよう練習を重ね試合に臨めるようにオフシーズンから筋肉や体幹、体力をつけることを意識してシーズンを迎えたいと思います。

最後になりましたが実りある四年間にできるよう精進して参りますので監督・コーチ、OBOGの方々、先輩方ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

入部理由・目標 / 1年 倉持 奈未

この度学習院大学輔仁会スキー部に入部致しました、経済学部経済学科1年の倉持奈未と申します。私がスキー部に入部した理由を述べさせていただきます。

私は、中学校・高校で6年間、バスケットボール部に所属していました。バスケットボール部に所属するまでの私は運動をするよりも家で遊んでいる方が好きだったので、体力もなく、体を動かすことへの苦手意識がありました。しかし、先輩からの勧誘を受け、バスケットボール部に入部すると、辛いことが大半でしたが、心身共に成長することができ、何かをやり遂げた時の達成感を学ぶことができました。そのため、大学生になっても、何か一つはやり遂げたいと思い、運動部への入部を決め、その中で自分の努力次第で結果がついてくる競技という点に惹かれ、輔仁会スキー部に入部致しました。

6年間私は、バスケットボールという団体競技をしていたため、個人競技は初めてで、自分が失敗してしまった時に仲間にカバーしてもらえない、という点で不安を感じています。しかし、個人競技だからこそ、自分の弱点が浮き彫りになり、その弱点と向き合うことで成長するスポーツだと思います。弱点と向き合い、満足できる自分に近づけるように日々練習に励んでいきます。

未経験者のため、明確な目標を現時点で持つことは出来ていないのですが、自分に厳しく、努力し続けていきたいと思います。入部して約1ヶ月、先輩方との体力面での実力差は大きく、運動神経が良いとは言えない私ですが、先輩と肩を並べて走れるようになりたいです。体調管理にも気をつけながら、昨日の自分に今日の自分が勝てるように練習をしていきたいと思います。

最後になりましたが、これから4年間、たくさんの迷惑をかけてしまうかもしれませんが、精進して参りますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。