前期を振り返って / マネージャー班2年 眞田 珠樹

4月を迎える前、私はこの輔仁会スキー部にいるべきかとても悩んだ。

昨年は先輩の背中を追いかけることに必死で、夏になかなか良い成果を残せなかった私は、先輩からご指導いただいたこと、お世話になったことを、冬に結果として残し、恩返ししようという一心で頑張ってこられた。インカレや四大戦を通してスキー部に貢献できたことは、競技スキーが初めての私にとって報われたと思える、心の底から嬉しい出来事だった。

しかしシーズンが終わってから、次の年度に対する不安が押し寄せた。先輩にもたくさん相談に乗っていただいたことで、プレイヤーとして部活に残れなければ意味がないと思っていたが、自分の中で「チームのために自分のできることをしたい」という気持ちが1番にあることに気がついた。これはプレイヤーの頃から全く変わっていない。

そして新歓を終え、マネージャーとして活動をする中で、ローラーのサポートなどプレイヤーでの経験が活かせることもあり嬉しかった。しかしマネージャーとしては1年目のまだまだ未熟な中で、部活では先輩として姿を見せなければいけない。新しいことばかりで混乱することもあった。しかし、冬に向けてまた一生懸命頑張っている同期、練習についていこうと成長し続ける後輩、スキー部を堂々と引っ張ってくださる先輩方の姿を見て、私はこの人たちを全力でサポートしていきたいと何度も思い、何事にも前向きに取り組めたと思う。

これから控えている夏合宿は、きっと自分にとって挑戦の多い日々だと思うが、まずはプレイヤーのことを考えた行動ができるように、視野を広く持って冷静に頑張っていきたい。また3年生にマネージャーの先輩がいないので、残り1年もない期間で一人前にならなければいけない。そのことを心に留めて、先輩の姿を見て多くのことを吸収し、マネジャーとしてより一層成長していきたいと思う。