やるしかない / マネージャー班3年 吉田 真里亜

私は、今年度の部活のスタートを前向きな気持ちで切ることができなかった。マネージャーが一人になってしまったことや、幹部になり部活全体をまとめる立場になったことで、一気に責任という言葉が重くのしかかってきたからだ。

だが、私の性格上いつまでたってもクヨクヨするのは好きではない。そこで、私は考え方を変え、マネージャーが自分だけなら、自分が考えたやり方をとことん試すことができるし、幹部になったからには部活のために全力を注ごう、そう覚悟を決め部活に臨むようにした。このような経緯から、私は今年の目標として、「やるしかない」、その一言を掲げることにした。今までの人生どうしようもなくなった時は根性で乗り越えてきた私らしい目標なのではないだろうか。

今年は、新歓を経て現役部員の総数を大きく上回る数の1年生が入部してくれたことで、活気あふれるスキー部へと変化しつつある。この変化は、モチベーション高く部活に取り組む1年生のおかげだと、日々の部活を通して感じている。その一方で、上級生、そして幹部の一員となった私は、組織をまとめることや指導することの難しさに直面し、悩んだり自分の中で考えがまとまらないことも多くなった。特に、「教える」ということが昔から苦手な私は、後輩の指導に非常に苦戦している。ああすればよかった、こうしてあげればよかった、とたらればを繰り返し、先輩としての自分の出来の悪さに失望することも少なくない。

残念ながら、おそらくこの先も後悔する場面は出てくるだろう。しかし、その後悔を学びに変え次に活かすことを大切にしていきたい。己に失望した時は、目標に掲げた「やるしかない」という言葉を思い出し、今年も失敗を恐れず部活に全力で挑んでいきたい。