前期を振り返って / ノルディック班2年 倉持 奈未

前期が終わり、例年よりも暑い夏が始まった。
第2回のタイムレース後のオフ期間でも、各々が夏合宿に向けて、縦割り練習を含め、自主練に励んでいる。

さて、前期が終わったということで、前期で培った体力、筋力を持続、あわよくばもっと向上させるために日々自主練に励んでいるのだが、夏合宿に向け、まずは前期を振り返る。

前期の練習を第1回タイムレース前と第2回タイムレース前に分ける。
第1回タイムレース前は、練習始めということで、通常練習では強度の低い練習が続いた。その中で、自主練をしっかりこなせば第1回タイムレースでもいい結果が出せたと思う。しかし、新学期が始まり、慣れない授業が多く、勉学の拘束時間が長くなってしまったことで、去年と同じような自主練の時間は取れなくなってしまった。また、タイムレース前日も、自分に一番合ったアップをできず、計画的なアップをすることができなかった。このような状況下で臨んだタイムレースは、前年度の同じ時期のタイムレースよりも遅く、自分でも大きな衝撃を受けた。

このタイムレースを通し、第2回タイムレースに向け、効率的に自主練する方法を考え、実践していった。自分の弱い部分を把握し、時間に余裕のある練習後にレペをしたり、土日に自主練したりと、なるべく多くの自主練をして、他の人よりも少しでも多く走ることを意識した。また、個人的に余裕のある負荷の小さい通常練習のメニューでは鼻呼吸だけにする、といった縛りを自分に設けることで、自分の体に少しでも負荷をかけていった。

タイムレース前日も、今までは体を休めることに注力していたが、昼に1kmレペを3回繰り返しして心肺を上下に動かし、夜はストレッチを入念に行った。その結果、第2回タイムレースではやっと14分を切ることができ、自分の中でベストを出すことができた。

失敗したとしても、なぜ自分が失敗したのかを振り返り、次自分はどうしたら失敗しないのかを考える。そして、成功したとしたら、なぜ自分は成功できたのかの原因を考え、それを持続させていく。前期で、失敗と成功の二つを体験できたからこそ、振り返りと反省の大切さを知ることができた。

夏合宿に向け、7月現在でも最高気温が35度近辺であるこの環境下で、いかに暑さに慣れていくかが自分の中で課題だ。

また、第2回タイムレースが終わり、スキー部員は “オフ期間” となったが、スポーツの選手としてはオフではない、と田村監督が教えてくださった。オフ期間でも、自分が学習院大学のスキー部の1選手だという自覚を持って、これからも練習に励んでいきたい。