陸トレを終えて / マネージャー班3年 志田 紗彩

 11月27日の学内でのタイムレースをもって今年度の陸上トレーニングが終了した。6月頃までは対面で部活が出来ない状況が続いていたが、最後は部員全員で集まれたことを嬉しく思っている。ZOOM配信という新たな試みで、OB・OGの方々にもタイムレースの様子をお伝えすることができた。

 しかし陸トレを無事に終えられた安心感よりも、不安や焦りの方が圧倒的に大きい。最高学年に差し掛かっている不安、先輩方が引退する不安、昇格までチャンスがあと2回しかないという焦り。マイナスな考えは挙げようと思えばきりがない。

 一方、これからへの期待感もある。今年度は同期を尊敬する場面が何度もあった。1年生の頃はなんだか頼りなかった同期が、トレチを中心にメニューを進め、後輩と良い関係を築いていた。後輩から見たらまだまだ上級生としては威厳がない学年かもしれないが、根は真面目で誠実なメンバーが揃っていると信じている。

 それに比べて、スキー部での私の存在意義はあるのか不安になる。これは私だけでなく、他のマネージャーも入部後何度も直面することだと思う。スキーは個人スポーツで、他の大学ではマネージャーがいなくても円滑に部の運営が出来ている。それでも私は、昇格したいと目標を口にするプレイヤーに何とかして力を貸してあげたいし、伸び悩んでいるプレイヤーには寄り添いたい。

 「したい」だけで終わらせない、策を考えて実行する。それが今年度の反省を踏まえた来年までの目標だ。