陸トレで得たものを冬へ / ノルディック班1年 足立 昇平

 この学習院大学に入学した4月。悩んだ末にこの学習院大学輔仁会スキー部への入部を決心した。
 正直、入部当初は高校時代に部活に入っておらず、体力には自信がなく、練習についていけるか不安であり、心配でもあった。またこれほど毎日のように走るとも想像していなかった。

 だがある土曜日に行ったペース走で、1年生でただひとりメニューに付いていけたことで大きな自信を得ることが出来た。自分は走れるんだと。翌週に行ったタイムレースでも1年生の中では断トツの1位であった。これでまた自信を得て、走る楽しさにも目覚めることができた。

 そして入部当初の12分間走では、今までそんなに走れないからと、スタートから先輩から引き離され、何の悔しさも感じず、当たり前だと思っていた。ただあのペース走、タイムレースを経験してから、速い先輩の後ろについて走ろうと思ったら案外走れることがわかったのだ。このことから、やる前から出来ないと考えてしまうことが自分に制限をかけてしまい、大きな可能性を否定してしまうことがわかった。またひとつのきっかけで、気分や心境も変化することがあるのだと感じた。なので、冬の合宿では、大きなアンテナを張って、些細なことにも気付き、それを自分の成長の糧にしていきたい。

 そしてランニングにおいては成長を続け、後期に行われた2回のタイムレースでは両方とも全体で2位を取ることができた。この自信が冬の合宿に大きな影響を与えると信じている。ただ今年最後のタイムレースでは、自己ベストを更新はしたものの、個人的には悔しさが残った。なぜなら自分で立てた目標には及ばず、満足できる走りが出来なかったからである。この悔しさを冬の合宿にぶつけ、バネにし、成長し続けたいと思っている。

 だからこそ今年の冬、初めてやるノルディックスキー。まず自分は出来ると信じること、そのことが無限にひろがる可能性への第一歩だと信じ、挑戦し、飛躍していきたい。

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