今年度の陸トレもあと数回で終わる。待ち侘びた雪上での練習もすぐそこだ。
4月に新体制として副将という立場になった時は、どのように組織をまとめていくか悩まされた。今までの2年間自分が残せたものは何かを考えた時に、これと言って人に自慢出来るような結果は残していなかった。それでも副将を任された期待に応えられるよう、自分はこれから結果を出していかなくてはならない。
「三年としての、副将としての結果を残そう」これは夏季と冬季の両方の目標だ。
この目標を夏季は達成出来たか、こればかりは自分で評価できるものではない。周りからの評価だ。しかし残り半分の冬季の目標は、はっきりと達成したい。
因みに、私から見た他の部員の評価は高い。
春には十人もの一年生が入部した。経験者も多数いるなかで、未経験者が負けじと陸上トレーニングに精を出している姿を見ると清々しく、誇らしい。この夏場の努力が冬に一番の気持ちの支えとなる。
そんな中で、気づけば部の顔ぶれも4月からは変わることとなった。4人もの部員が部活を去っていったことは事実であり、部活の体制を考え直す機会ともなった。一方で、途中入部という形で部員が増えるという珍しい事も起きた。一人部員が増えただけでも他の部員に与える影響は大きく、切磋琢磨するためにも仲間は一人でも多い方がいいと改めて思う。辞めてしまえばあっけない物ではあるが、部員の1人1人が学習院大学輔仁会スキー部を構成する大切な要素だという事を忘れないでほしい。決して大きな部活では無いがゆえに部員一人の気持ちの持ち方一つで部活は大きく変われる。
とはいえ自分自身が幹部として部の骨組みであるのは間違いなく、一番気持ちを強く持たなくてはならない。より高い位置から部活を見ていくためにも、自分は高みを目指して邁進するのみだ。