さあガンバ! / 一般・アルペン班1年 吉田 圭佑

 「お前らは個人でやっているんじゃない、チームとして走っているんだ」
今年の夏合宿中、コーチや監督はそうおっしゃっていました。互いに煽りあい、刺激しあい、ついていけなくなりそうな者を励まし、ゴールを目指せ、と。

 陸上トレーニングは基本的には「自分」との戦いであることは確かです。しかし、インターバル走や中距離ペース走など部員が一つの隊列を組んでの練習は仲間の力がとても重要になってくるということをこの夏合宿で改めて痛感しました。落ちそうになった時に檄を飛ばしてもらったり、前を走る先輩の背中を見ながら走ることでペースを保てたり…
 もし夏合宿の練習を一人で行っていれば、きっと私は途中で心が折れ、リタイアしてしまっていたことでしょう。仲間である部員が私にもたらしてくれた力はその時自分が感じたよりもずっと大きかったのです。

 スキー部には走っているときに声を出して盛り上げながら練習することが多いです。正直、入部したての頃はこの風潮が嫌いでした。声を出すと当然心肺に負担がかかりますし、自分の呼吸のリズムも乱されてしまいます。ただでさえ辛い練習をさらに辛くするものとしかとらえていなかったのです。

 しかし今ならそのことの意味がよくわかります。
声をだして励ましあうことは部員の士気を高めることにつながります。勿論、自分も例外ではありません。けいすけガンバ!さあガンバ!の声を聞けばやる気も自然と高まります。ゴールを目指す活力が湧いてきます。夏合宿を生き抜く大きな力になります。

 励ましはつらい時に最高の力の源になる。そのことを改めて感じた5日間でした。仲間の存在に感謝しつつこれからも頑張っていきたいと思います。

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