4年間を振り返って / 一般・アルペン班4年 土田 英

 入部してから早4年が経ち、現役としてのラストレースを終え、私の14年間続けてきた選手生活は幕を閉じました。スキーを通じて多くの人に出会い、多くのことを学び、これら全ては私の一生の宝物です。

 この4年間を振り返ってみると、思い出は書ききれないほど沢山あります。
2部昇格、2部残留、チーフとして、主将として、怪我、失敗、敗北など良い思い出も、苦い思い出も、忘れられない出来事は多々ありました。ここでは、この4年間で学んだことと、今後について書きたいと思います。

 スキー部に入って「自分で考えること」の重要性を学びました。経験者として入部した私は、当初走ってばかりいる部活に困惑し、不満を抱いていました。アルペンにとって走る意味なんてない!と。このメニューはチーフが決めたことであり、それに対して意見も言えず、ただただ不貞腐れながら漠然とこなすだけでした。
 しかし、この「走る」ことをアルペンとは関係なく考え、走る意味を自分の中で追求した結果、走ることをポジティブに捉えることができるようになり、トレーニングは一気に楽しいものに変わりました。組織に入った以上は、その組織の流れに逆らうだけでなく、順応し、その中で何が出来るかを考えた方が、得るものは大きいと気付きました。与えられたものに対してどれだけの付加価値を自分で加えることができるか、これは自分が大きく成長できるかどうかに関わってくると思います。「自分で考える」ということは、今後社会に出ても確実に生かすことのできる強みとして活かしていきたいと思います。

 次に、スキー部の今後について言えば、この4年間を通して、私はスキー部に足りないことを見つけました。それは「勝つ喜びを知り、競争心を持つこと」です。一度負けた相手に対して、次は絶対勝つ、どんなことをしてでも勝つという意欲。この競争心を持つという雰囲気を部全体で作っていくことが、強いチームを作る鍵となると思います。さらに言えば、もっとスキーの楽しさ、良さを知ることも鍵となるでしょう。

 自分の選手としての生活は終わりましたが、スキーは生涯スポーツ。これからも私は雪山に足を運び続け、部員にも一般の人々にも、スキーの楽しさ、素晴らしさを伝えていきたいと思っています。

4年間大変御世話になりました。有難う御座いました。

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