自分がスキー部に入部した理由

一般・アルペン班1年 望月 史
 失礼します。今年度より学習院大学輔仁会スキー部アルペン班に入部させていただきました文学部教育学科所属1年、望月史と申します。出身高校は学習院高等科で高校3年間もスキー部に所属していてアルペンスキーをしておりました。とは言いましてもスキー自体を本格的に始めたのも高校に入ってからということでまだまだ思うような結果が出せていないのが現実です。

 さて、本題の自分がスキー部に入った理由を述べさせていただきます。大学のスキー部は体育会と聞いていて中途半端な気持では続く部活ではないと先輩方から聞いておりました。正直入学直後、4月の時点では大学生にでもなって辛く厳しい部活に入ることはないのではと考えることも多少なりとありました。
 しかし高校3年間アルペンをやってきてほとんど結果という結果を残せず最後のインターハイ予選では2種目内1種目を途中棄権し2種目目も競技歴3年目とは思えないような結果に終わってしまいました。そんな悔しさもあり、やはり自分はより厳しい練習に耐えて0.01秒でも早く滑れるようになりたいという風に強く思ったのが入部した理由です。

 高校3年間スキーを続けてまず思ったのが本番に滑るその1本の重みです。
 いくら練習を積み重ね毎日吹雪の中辛い練習に耐えてきたとしてもその本番の1本でミスをすれば意味がない、結果を残せなければ意味がない、と3年目の大会では強く思い知らされました。確かに去年の冬はクリスマスもお正月も返上しトレーニングに打ちこんでいました。しかし本番では転倒。おそらくその時の気持ちと描写は決して忘れることはないと思います。悔しさしか感じず、自分にスキーはもう向いていないいのではないか、大学で続けても意味がないのではないかと本気で考えました。
 しかし今思えばあの時気持ちですでに負けていたのだなと思います。自分はこれだけ練習してきたんだとスタート台で言い聞かせてもそれが逆にプレッシャーとなり保守的な滑りを中途半端にしてしまったのだと思います。

 大学で自分が目指すスキー像というものは手抜きのない滑りです。本番でも100%のちからで滑り失敗を恐れない、妥協をしない強い滑りをしたいです。そしてその滑りができるほどの自信と強さを夏の練習から普段の冬の練習すべてを通して身に着けていきたいです。
 もちろん結果を出すことが自分の中での最終目標ではあります。しかしそれ以上に今後求めていきたいのはたとえ転倒しても後悔をしない滑りができるようになることです。要するに自分の中での限界の滑りをインカレで披露できるようになることです。そんな滑りができるような気持ちと精神力、自信を普段の練習から、夏の走り込みから得て本番の1本を楽しんで滑れるくらい強いスキーヤーになりたい。これが自分がスキー部に入部した理由です。

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