トレーニングチーフとして / 一般・アルペン班3年 安藤 俊太郎

 4月に始まった陸上トレーニングも残り1か月となり、秋の気配を運ぶ冷たい風を朝練に向かう中感じると冬がもうすぐそこに来ていることにはっと気づかされる。今日までの陸トレ期間数か月をあっという間に感じるのは本年度一般・アルペン班のトレーニングチーフを任されているからなのかもしれない。

 1年生の頃より「自分がトレチになるかもしれない」というのはアルペン班の人数的状況からして心の片隅では意識していたが、いざ幹部交代式で任命されると、スキーをろくにやってきたわけでもなく、体力、筋力が優れているわけでもない、高校までに様々なトレーニングをしてきたわけでもない自分がチーフになることへの不安は小さなものではなかった。

 しかし言い返せば、スキーをろくにやってきたわけでもなく、体力、筋力が優れているわけでもない、高校までに様々なトレーニングをしてきたわけでもない
自分でも、トレーニングにおいて前に立ちみんなを引っ張っていく経験ができるというのは幸いなことである。その様に考えると、その不安は「やってやるぞ」という気持ちにかわった。

 今シーズンの男子の目標は2部残留である。
その目標に向けて良い練習になったと振り返られるような陸トレ期間にするべく、残りの練習時間を組み立てていきたい。またシーズンでは誰よりも多く雪上に立ち合宿を引っ張り、トレチとして部の力になるつもりだ。その心構えは出来ている。

トレーニングチーフとして / ノルディック班3年 赤司 凌

 ノルディック班トレーニングチーフとしてのこの半年は今までのスキー部人生とはかけ離れたものでした。

 現在、ノルディック班は男子3人女子3人で上級生は自分1人です。
その中でみんなが成長につながるようなメニューを考え、牽引し、鼓舞する。
今まで、ただがむしゃらにしがみついてきた2年間とは大きく違っていました。

 そして、やはり1番違ったのは責任感の大きさでした。
自分1人の考えや行動で班全体の動きが決まってしまう。
その責任は思っていた以上に重大でした。
自分はどれだけ班に、そして部活に貢献できているか、とても悩んだ時期も多くありました。

 そんな時に助けてくださったのはかつて自分と同じようにトレーニングチーフを経験されたOB,OGの方々でした。
何度も練習に足を運び、アドバイスをいただきました。本当に感謝しています。
また一方で、自分の無力さを思い知らされました。

 後期の練習が始まり、とうとうシーズンが近づいてきます。
自分はかつてのトレーニングチーフのように実力もカリスマ性もないかもしれません。
ですが、トレーニングを研究、追及し、伝えていくことで班のみんな、ノルディック班を成長させていく。
これがノルディック班トレーニングチーフ赤司凌であると掲げ、泥臭くシーズンに向けて頑張っていきたいと考えています。

 冬大きく成長したノルディック班を見せられるように今後の練習に取り組んでいきたいと思います。
ご声援よろしくお願い致します。

現在のタイムレースのコース紹介

timeracecourse

 
現在のタイムレースのコースについてご説明させていただきます。
※上記画像をクリックすると拡大します

近年の学内タイムレースは男女別で行われております。
スタート地点は★マークの百周年記念会館前です。

百周年記念会館をスタートして北一号館を抜け、右半周のコースへと進みます。

西1・2号館を周り再び北一号館まで戻ってくるコースで、この右半周で役400mの距離となります。

続いて野球場の方へ向かう左半周のコースです。野球場を通過後、正門を通り過ぎ再びスタート地点へと戻ります。

この左半周が約600mとなっていて、右半周との合計で1000mのコースを女子は3周、男子は5周行い、それぞれ3km、5kmのタイムレースとを行っています。

今後もホームページを通じてタイムレースのご案内、結果のご報告等させていただきたいと思います。
お時間ある方、応援に駆けつけて頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

その先へ! / マネージャー4年 五十洲 実咲

初めての夏合宿を終えたとき、
あと3回も夏合宿を迎える事ができるのか不安を抱いたのが正直なところです。

しかし、自分が考えていたよりも時が経つのは早く、あっという間に4年目を迎え
気が付けば最後の夏合宿が終わっていました。

学連の委員をしているため、本番のインカレでは応援にいくことも叶いません。
そのため夏合宿は部員の頑張っている姿を近くでサポートすることができる唯一の合宿です。1年で1番慌ただしく、気が休まることはありませんが、その分とてもやりがいがあり、1日1日が充実しています。

どの夏合宿も毎回同じくらい緊張をしながらも1つでも成長して帰ろう!と、当時の学年ごとに目標を持って参加していました。

1年目では、がむしゃらに頑張ること
2年目では、後輩に仕事を教えること、マネージャーの先輩のサポートを見て勉強すること
3年目では、マネージャー全体を上手くまとめること
4年目の今年は、俯瞰的に見ること、引き継ぎをすること

完璧ではなかったかもしれませんが、大半は達成できました。幸いにも後輩に優秀なマネージャーが2人もいるので、来年以降も新しい仲間とともにプレーヤーにとってより良いサポートをし続けてくれると確信しています。

そして「プレーヤーと違い、マネージャーは目に見て分かる結果が出るわけじゃない。その中で私が目指す場所はどこだろう?」と問いかけて下さった先輩の言葉が私の部活生活の軸となり、何か迷ったり立ち止まったりしたときの大切な道しるべです。

学年が上がるごとに少しずつ周りを見る余裕も生まれ、毎年改めて実感することは、多くのOBOGの方々のサポートあっての夏合宿だということです。現役時代に同じコースを走っていた先輩方がお忙しい中時間を割いて毎年応援に駆けつけてくださる団体は、数少ないのではないでしょうか。そんな恵まれた環境の中で現役ができることは、精いっぱい頑張っている姿をお見せすることだと思います。
今回の夏合宿では厳しいお言葉を頂くことが多くありましたが、あとは高く上へ上がるのみです。
夏合宿を終えてから冬を迎えるまでの期間は1年の中で一番早く時間が過ぎます。少しでもボーっとして大切な時間を無駄にしてしまわないように、私自身気を引き締め直し、まずは陸トレのサポート、そこから冬の目標の達成へ向けて良い状態で迎えられるような環境作りを心がけます。

四年目にあたり、「最後の○○」を迎えることが多くなってきましたが、自分が思っているよりも高くその先に進めるように、そして1秒たりとも後悔しないように残り少ない現役生活を大切に過ごしていきたいと思います。

夏合宿 / 一般・アルペン班2年 二木 聡也

 
 台風の影響もなく、今年も無事に夏合宿が開催された。
 2度目の夏合宿と言うことで、ある程度勝手も知っていることから去年よりも気軽に参加していたように思う。今考えると、これがいけなかったのかもしれない。

 2日目のトレイルランの下りで左膝を痛めたことに気が付いていながらも、午後のレペティションに影響を感じなかったことから、気に留めなかった。そして、3日目の登山で確実に膝の状態は悪化した。当然の結果として、4日目の中距離ペース走では、体力的な問題以前に、膝の痛みが原因で走れなくなった。
 練習後、タイムに前後差はあったものの、中距離ペース走を6本走り切った人とは明らかに温度差を感じた。これは、最後のタイムレースでは更に顕著であった。人それぞれ様々な思いを抱えながらも、走り切った人たちとは同じ立場では語れないと感じた。
 練習を終えた後の、溢れんばかりの達成感もないし、心地よい疲労感もない。称え合うこともできない。そもそも、走っていないのだから「課題」も見つからない。「悔しい」と感じる以前の問題である。とても退屈であった。ケガをしてしまうということがいかに致命的であるかを痛感させられた。

 来年、再来年とこのイベントは続く。また、後期からの練習もすぐに始まる。毎回の練習で試行錯誤を繰り返しながらも、少しずつ変わっていけるように。悔いが残るといったことがないようなスキー部生活を送れるようにしたいと思います。

夏合宿 タイムレースリザルト/9月4日(日)天気:晴れ

<男子> 欠席:二木、堀
順位 名前 1(6.74Km) 2(6.74Km) 3(6.74Km) 合計(20.22Km)
1位 土田 30’30” 31’49” 33’16” 1’35’35”
2位 赤司 31’29” 34’07” 36’06” 1’41’42”
3位 足羽 30’50” 34’55” 39’01” 1’44’16”
4位 望月 34’31” 35’43” 36’24” 1’46’38”
5位 藤後 34’42” 37’56” 36’53” 1’49’31”
6位 安藤 34’02” 38’05” 41’46” 1’53’53”
7位 伊藤 35’13” 40’09” 45’12” 2’00’34”
DF 頼光 41’16” 43’48”
OB 増田さん 27’11” 26’56” 26’30” 1’20’37”
OB 大原さん 28’30” 29’31” 29’47” 1’27’48”
OB 吉野さん 30’01” 30’28” 34’09” 1’34’38”
OB 森山さん 29’56” 32’24” 33’31” 1’35’51”
OB 山本さん 33’01” 35’38” 39’03” 1’47’42”
<女子> 欠席:
順位 1(6.28Km) 2(6.28Km) 3(3.91Km) 合計(16.47Km)
1位 五十嵐 40’00” 40’50” 27’13” 1’48’03”
2位 市川 49’13” 50’22” 28’19” 2’07’54”
DF 小山 42’17”
DF 瀬川 51’50” 1’03’18”

第2回タイムレースリザルト/6月25日(土)天気:曇り

男子

出走14:30

                   
順位 氏名 1 2 3 4 5 合計   前回比 ベスト比
1 足羽 3’37” 3’47” 3’50” 4’02” 3’57” 19’13”   19’29” -0’16” 19’13”
2 赤司 3’37” 3’46” 4’01” 4’14” 4’03” 19’41”   18’52” +0’49” 18’32” +1’09”
3 土田 3’55” 4’02” 4’05” 4’13” 3’45” 20’00”   20’25” +0’25” 19’29” +0’31”
4 望月 3’50” 4’00” 4’11” 4’20” 4’15” 20’36”   20’13” +0’23”
5 藤後 3’45” 3’56” 4’20” 4’30” 4’25” 20’56”   21’09” -0’13” 20’56”
6 安藤 3’50” 3’59” 4’10” 4’35” 4’37” 21’11”   20’03” +1’08”
7 二木 4’09” 4’20” 4’22” 4’19” 4’13” 21’23”   22’36” -1’13” 20’37” +0’26”
8 伊藤 3’58” 4’12” 4’32” 4’28” 4’17” 21’27”   21’37” +0’10” 20’45” +0’42”
9 3’57” 4’18” 4’42” 4’56” 4’36” 22’29”   22’39” -0’10” 22’29”
10 頼光 420″ 4’33” 4’40” 4’54” 4’42” 23’09”   23’04” +0’05” 22’07” +1’02”

 

女子

出走14:00 

               
順位 氏名 1 2 3 合計   前回比 ベスト比
1 小山 4’20” 4’51” 5’07” 14’18”   14’41” -0’23” 13’20” +0’58”
2 五十嵐 4’27” 5’07” 5’05” 14’39”   14’17” +0’22” 14’17” +0’22”
3 市川 4’27” 5’13” 5’18” 14’58”   15’16” -0’18” 14’58”
4 瀬川 4’48” 4’57” 5’47” 16’32”   15’08” +1’24” 15’08” +1’24”

第1回タイムレースリザルト/5月14日(土)天気:晴れ

男子

出走14:30

                   
順位 氏名 1 2 3 4 5 合計   前回比 ベスト比
1 赤司 3’35” 3’44” 3’53” 4’01” 3’39” 18’52”   18’32” +0’20” 18’32” +0’20”
2 足羽 3’35” 3’49” 3’59” 4’09” 3’57” 19’29”  
3 土田 3’56” 4’10” 4’11” 4’05” 4’03” 20’25”   22’17” -1’52” 19’29” +0’56”
4 藤後 3’48” 4’18” 4’16” 4’24” 4’23” 21’09”  
5 伊藤 3’48” 4’18” 4’26” 4’38” 4’27” 21’37”   20’45” +0’52” 20’45” +0’52”
6 二木 3’45” 4’15” 4’30” 4’26” 4’40” 22’36”   20’37” +1’59” 20’37” +1’59”
7 3’58” 4’25” 4’44” 4’59” 4’33” 22’39”  
8 頼光 4’05” 4’33” 4’51” 4’50” 4’45” 23’04”   22’58” +0’05” 22’07” +0’57”
9 安藤 3’43” 4’07”   20’03” 20’03”  
10 望月 4’05” 4’38” 6’15” 6’24”   20’13” 20’13”
女子

出走14:00

               
順位 氏名 1 2 3 合計   前回比 ベスト比
1 五十嵐 4’34” 4’56” 4’49” 14’17”   14’33” -0’16” 14’33” -0’16”
2 小山 4’23” 5’01” 5’17” 14’41”   13’20” +1’21”
3 瀬川 4’50” 5’20” 4’58” 15’08”   15’08”
4 市川 4’48” 5’16” 5’12” 15’16”   15’16”

「 3 」 / 一般・アルペン班3年 小山 かやの

 
 ついに3年生となり、3度目の前期を終え、これから3度目の後期を経て、冬を迎えようとしている。
 学年が上がるにつれて1回、2回、3回と経験する回数も増えていくのは当たり前だが、「3」というのは何だか「1」と「2」とは違うものがある気がする。

"仏の顔も三度まで"
"三度目の正直"

 ことわざにも「3」と入っているものが多いことから、やはり3回目というのは大切な節目となるのだろう。

 では、自分の「3度目の前期」はどうだっただろうか。
 振り返ってみると、自分が1年生・2年生だった時よりも自主練に多くの時間を費やすことができ、またそれと同時に質の高い練習をすることができた。
 しかし前期最後のタイムレースでは目標としていた12分台には遠く及ばず、ましてや自己ベストよりも1分遅いタイムという結果に終わった。
 いつもの自分ならば、結果を出せなければ何も意味はないと考えるのだが、今回は違う。
 今の自分にできる最大値のことをこなし、もうこれ以上出来ることはないと自信を持って言えるようタイムレースに臨んだからである。ここまで自分を追い込んで、このタイムであれば、悔しさはあるが後悔はない。

 そしてもうすぐ「3度目の夏合宿」を迎えようとしている。
 1年生・2年生の時はどちらも夏合宿で無理をして走り過ぎ膝を痛め、その結果冬を目前に控えた最も大切な後期の陸トレに支障をきたしてしまったり、実際冬に滑っている時に膝に痛みが出たりしてしまった。

 スキー部である以上、冬に向けて有意義な陸トレにしなければ意味がない。
冬に向けた夏の陸トレで故障し冬を迎える、という負のスパイラルは絶対に今年で断ち切らなければならない。

 3度も同じ失敗を繰り返すことは許されず、またそのような姿を、手本となるはずの自分が後輩に見せるわけにはいかないからである。
 だからと言って手を抜くというわけではない。もちろん与えられたメニューには全力で挑み、体の調子や膝の痛みの様子を見つつ、ギリギリのラインまで追い込みたいと思う。

 この夏合宿を通過点とし、これから迎える「3度目の後期」では、前期と同じように後悔することなく胸を張って冬を迎えることができるようなトレーニングをしていきたい。そして「3度目の冬」には全員に"最高のシーズンだった”と言ってもらえるよう、上級生として後輩達を引っ張っていきたい。

一度しかない2016-17シーズン。
このメンバーで出来るのは最初で最後。
全員で笑って終わることのできるよう、願っている。

前期を終えて / ノルディック班1年 市川 真衣

 
 大学に入学してから早くも前期を終え、夏休み真っ只中です。だんだんと夏合宿の日が迫ってきて焦ってきているところです。
 わたしの大学生活1年目の前期は、スキー部に入部したために、あっという間に過ぎ、とても充実した3ヶ月となりました。まず、高校生活とは環境が180度変わり、朝練の日々と自由な大学の雰囲気にとてもギャップを感じました。

 練習は、最初の2ヶ月は毎回毎回が自分の限界への挑戦でした。その中でもやはり走るということが自分にとって一番きつかったです。
 しかし、最後の1ヶ月は足に走るために必要な筋肉が付いてきたのが自分でも分かり、以前よりも楽に早く走ることができるようになりました。

 ここで学んだことは、苦手なことからも逃げずにたくさん練習すれば克服することができるということです。
今までの人生では苦手なことから逃げることが多かったので、日常生活においても変えていきたいと思います。

 また、わたしはこの部活に入ってからポジティブだと言われることがたくさんありました。それはこの部活に入ったからであると思っています。辛い練習に耐えることで、自分に自信が付いたため、明るい考え方になったのだと思います。

 スキー部に入ってから変化が多かった前期ですが、後期からは少しは練習に慣れると思うので、自主練をたくさんし、日々スキー部のことを考えて、過ごしていきたいと思います。