入部理由 / ノルディック班志望 1年 岡 大斗

 失礼します。今年度より学習院大学輔仁会スキー部に入部させていただきました、法学部法学科1年の岡大斗と申します。出身高校は埼玉県立所沢高等学校で、高校時代の部活はギター部に所属していました。

 ここから、自分がスキー部に入部した理由と今後の目標などについて書かせていただきます。

 自分がスキー部に入部した理由は、大学で知り合った友人に勧められたからです。
その友人はほかの部活動に所属しているのですが、自分がサークルにしか入る気がないというと、絶対に部活には入ったほうがいいよと言われました。
 しかし、この時の自分にはせっかくの大学生活なのだから遊ばなきゃ損だという気持ちしかありませんでした。

 そんな時、新歓期間中お世話になった先輩からスキー部へのお誘いを受け、練習に一回だけ、もう一回だけと参加させていただいているうちに、もうこのまま入部してしまおうかという気持ちが出てきました。

 友人に迷っていることを伝えると、それは運命のめぐりあわせだから入部したほうがいい、自分を必要としてくれているところには入ったほうがいいと、強く勧めてくれました。これが、自分がスキー部に入部した理由です。

 今後の目標としては、競技スキーどころかスキー自体初めてなので、不安な気持ちでいっぱいですが、日々の練習を全力で取り組み、少しでもスキーが上達できるように精進していきたいと思います。

 最後になりましたが、監督やコーチの方々、OB・OGの方々、先輩方からスキーの技術だけでなく、礼儀作法なども学び、人としても成長していきたいと思います。ご指導のほどよろしくお願いいたします。

 失礼します。

入部理由 / 一般・アルペン班志望1年 海部 圭伸

 本年度、学習院大学輔仁会スキー部に入部させていただきました、経済学部経済学科1年一般・アルペン班志望、海部圭伸と申します。
 幼少期からゲレンデスキーをしていましたが高校からアルペンスキーを始めました。もとからスキーが好きなため大学に入学しスキー以外のスポーツをやることは考えもしませんでした。

 今年度のスキー部の目標が男子3部総合優勝での2部昇格であり、そのために望月さんをはじめとした先輩方がアルペン班からノルディック班に転班しジャンプまでやろうとしている。
 自分にできることは、

< 1 >頼光さんを含めたアルペン班内の競争に勝ちインカレに出場し一つでも上の順位でポイントを獲得すること、

< 2 >そのためにまず陸トレから先輩方に離されずに食らいついていくこと、

< 3 >滑走中のGに耐えひざ痛・腰痛を発症しないためのそして、つまらないケガをしないための筋肉をつけること、

< 4 >初めてのことに怖がらずに挑戦すること、

< 5 >何に対しても準備をしておくこと、

だと考える。

 2・3・4はシーズンインするまでが勝負になる。
2・3は滑りに直結することであり、4は初めてのコースでの大会、想像・経験以上に荒れたバーンでの大会でどれだけ自分の滑りができるかにかかわってくる。
 さらに、1本目で様子見をして全力を出せない癖の克服にもなる。これらが最重要課題である。結果として1が達成できるはずだ。

 去年まで2部学習院を支え最終年でさえも自らのことより部の目標を達成しようとしている望月さんはじめ4年生の先輩方を3部学習院で卒業させないため必ず2部に昇格しなければいけない。

 
 これが今年度の個人的目標となる。

責任 / 一般・アルペン班2年 吉田 圭佑

 スキー部での1年間は瞬く間に過ぎ、今月から2年生となった。この部活に於いて学年が変わることの意味は大きい。

まず、やるべき仕事の内容が変わっていく。
 自分は該当していないが、支援企画や一般合宿、雪煙の統括をするのは2年生である。そしてそれに伴い、負うべき責任もまた学年が上がるにつれて大きくなってゆく。

 この部活に入りたての頃の自分は、正直、早く上級生になりたくて仕方がなかった。上級生になれば朝練に30分前に来る必要はないし、合宿中のバイブでの早起きもしなくて済む。上級生になれば楽になれると思っていた。
 しかしながら、上級生には下級生が感じ得ない責任を負っていた。勿論、部活の運営などを上級生中心で行って頂いていることは承知していた。しかし、大学の体育会系でその立場に就くということがいかに大変であるか。それは自分の想像を超えていた。
 スキーという競技はリレーを除けば基本的に個人種目だ。しかし、スキー部というチームで活動している以上責任感を持って部活と向き合わねばならないと思う。
 自分はまだ2年生だが、今年から先輩という立場になるという点で責任があると思う。4年生の方々より、1年生のミスも教育不足という意味で2年生の責任になりかねないという話を伺った。正直、後輩の指導はあまり得意ではないのだが、そんなことなど言っていられない。

 2年生としての責任を全うし、この部活を支える歯車のひとつにならなくてはと思う。

最後の挑戦 / ノルディック班4年 望月 史

 いよいよ4月から4年生としての生活が始まった。

大学に入学し、恐る恐るスキー部の部室にお邪魔したのが3年も前のことだと思うと時の流れの速さを実感する。同時に大学卒業まであと1年、スキー部に在籍していられるのもあと1年だけかと気付かされる。今までスキー部で過ごしてきた3年間は良くも悪くもとても濃いものだった。自分の大学生活の根幹となっていると言って間違いない。

 スキー部最後の1年間で自分は何ができるだろうか。
この3年間成し遂げたことも多かったがそれ以上に多くの失敗を繰り返してきた。後から考えて、あの時こうしていれば、、と思い返すことばかりだ。特に去年主将を努めた1年は初めてのことだらけで考えが行動に追いつかなかったり、そのまた逆のこともあったり、よく言えば新鮮で充実していたが実際は様々なことを中途半端に終えてしまった。ただ楽観的かもしれないが確実に自分の財産となる経験を多く積めた。

 4月も後半に差し掛かり、新しい1年生も部活に来てくれるようになった。一般・アルペン班、ノルディック班、マネージャー班とすべての班に最低1人は入部してくれそうだ。数多くある部活の中からスキー部を選んでくれた彼らと供に今年度の新たなスキー部を作っていけたらいいと思う。

 今年は副将として自分は何をすべきか。去年まで主将として、トレチとしてやってきたことを続けることは不正解だと思う。
部活全体において自分の役割、すべき事を前回インカレが終わってから考えた。その結果がノルディック班への転班である。転班の目的はただ1つ、次のインカレで1ポイントでも多くとることだ。それが次のインカレで男子3部総合優勝、女子2部入賞を果たすための礎となるだろう。

 大学生活最後の挑戦を無駄にはしない。

第一回タイムレースのお知らせ

5月12日(土)

女子出走14:00
男子出走14:30
場所:百周年記念会館付近

今シーズン初めてのタイムレースとなります。
新入生5人(選手3名、マネージャー2名)も加え、活気のあるタイムレースにしたいと思います。
お時間のある方、ぜひ応援にいらしてください。部員一同お待ちしております。
よろしくお願い致します。

終わりを迎えて / ノルディック班4年 赤司 凌

 「君、スキー好きそうだね!」
そう言われながら腕を引かれ、あの部室に導かれたのが、私の学習院大学スキー部としての人生の始まりだった。その時は、こんな素晴らしい4年間を過ごすことができるとは、夢にも思わなかった。

 先輩の背中をがむしゃらに追いかけ、そんな背中に憧れた1、2年生。上級生になり、責任感というプレッシャーに苦しんだ3年生。唯一の最上級生になった4年生。ただただ順風満帆な4年間ではなかった。
 しかし、思い出すのは、楽しかった思い出ばかりだ。それは、私のことをずっと支えてくれた周りの人たちのおかげと思う。叱咤激励し、いろんな場面で力を貸してくださったOB、OGの方々。私のことを優しく受け入れ、今までついてきてくれた後輩たち。心折れそうなときも、支えてくれる人がいたから頑張れた、楽しかった。
 この文章を書きながら何度、まだみんなと部活がしたい、まだみんなと一緒にいたいと思ったことだろうか。残念なことにそれはもうできない。今度は卒業生として、後輩たちにできることを探し、恩返ししていきたい。

 スキー部に入らなかったら、どんな大学生活を送っていただろうか。憧れた先輩のような背中を後輩に見せることはできただろうか。少しでもスキー部の力になれただろうか。終わりを迎え、振り返るといろんな思いが、頭をよぎる。その答えを確かめることはできない。ただ言えることはこのスキー部に入って、スキー部に携わる方々に出会えて、本当に幸せだった。学習院大学スキー部の一員だったことを誇りに社会人という新たな舞台で頑張りたいと思う。

 最後に、学習院大学スキー部に携わる皆さまに感謝申し上げたいと思います。
 4年間ありがとうございました。

幹部交代

昨日平成30年度幹部交代式が行われました。合わせて新幹部をご報告させていただきます。

主将 頼光 竜二郎
副将 望月 史
主務 安藤 美紗
会計兼副務 原 友梨奈
一般・アルペン班トレーニングチーフ 頼光 竜二郎
ノルディック班トレーニングチーフ 五十嵐 有冴

渉外担当 館野 沙織
雪煙担当 吉田 圭汰
一般合宿担当 前田 湧作
支援企画担当 川野 浩太郎

新しくできた渉外は雪煙、一般合宿、支援企画の統括を担当します。

来年度は男子は2部昇格、女子は2部上位を目指し、より一層チームとして一丸となり戦っていきます。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。


主将として / 一般・アルペン班3年 望月 史

 もうじきインカレが始まる。
 我々スキー部にとっては大きな目標としてきた大会の1つであり1年間、いや2年生にとっては2年間、3年生にとっては3年間、4年生にとっては4年間の集大成となる場である。それぞれが、それぞれの思いを胸に、重さをもって挑む大会だ。自分は3年目で、最後の大会ではないが今大会は特別なものになる。3年生でありながら主将に任命され同時にトレーニングチーフをこなしたこの1年間は一言で表せるものではない。泣き言をいうわけではないが、辛いと感じたことは少なくなかった。

 実際に自分が主将となり、今までの主将だった先輩方の背中の大きさを改めて実感した。自分は後輩にそんな背中を見せられた主将だったのだろうか。仮に来年度、自分が主将になることがあっても今年度このチームで主将として過ごすことはインカレが終わってしまえばもう2度とない。

 後ろを振り返れば、この1年間でやりきれなかったこと、後悔や、思い残しは自分の中にたくさんある。しかしそれは今考えるべきことではないだろう。インカレという大舞台を前に自分ができること、主将としてすべきことは健気にも前に進み続けることだと思う。それは自分が引っ張る学習院大学輔仁会スキー部のためでもあり、自分のためでもある。

 インカレはいい思い出を作る場ではない。
 1年間積み重ねてきたものの成果を発揮する場であって必ずしも、それがいい結果になるとは限らない。自分が主将として1年間行ってきたこと、努力してきたこと、全ての結末が次のインカレでは露わになる。

 最後に、結果はまだわからないがここまで辛いことが多い中、ついてきてくれた部員達には心から感謝したい。今のメンバーでインカレを迎えられることが何よりも嬉しい。それぞれが今まで積み重ねてきたものを存分に発揮できる大会になることを願うばかりである。

インカレに向けて / ノルディック班2年 平岡 紗理

 白馬での2月合宿も折り返しとなり、いよいよインカレが近づいてきました。

 私は今年度の夏に入部し、12月の音威子府での学生チャンピオンが初めての大会でした。
 音威子府での練習は精神的にも辛い面もあり、明確な目標などもないまま滑って1日が終わるという日々の繰り返しでした。慣れない雪上でのトレーニングでは、体のどこかが痛くなってしまったり思い通りに練習もできなかったように感じます。

 私は、小学生のころからやっていた基礎スキーを少しでも活かせたら良いと思っていました。しかし、初めてのクロスカントリーは足首が固定されず、板が軽いこともあり、下りではぐらぐらと安定感のない滑りとなってしまい、戸惑い混乱し、悩む毎日でした。上りではすぐに息が切れ、太ももはぷるぷる震え、ただただつらくて、なぜクロスカントリーを始めたのか分からなくなることもありました。

 今更夏もっと筋力トレーニングをしておけばよかったと後悔したりもしました。私が弱音を吐くと先輩、同期、後輩、さらにはマネージャー、アルペン班の部員まで励ましてくださり、なんとか乗り切ることができました。後から入部して馴染めるかとても不安だった私にとって、一言一言がありがたく、糧となりました。

 この初めての大会では散々な結果となってしまいました。しかし、終わった瞬間の私は笑顔が溢れ、滑りきった達成感とクロスカントリーのすばらしさを存分に感じることができました。あの時勇気を出して入部を決めて本当に良かったと思いました。もちろん、滑り切るということだけで満足してはならないのでインカレでは納得のいく滑りをしたいです。

 2月合宿は、12月合宿に比べてコースで沢山の距離を滑ったり毎日目標をしっかり立てたり、疑問に思ったことは納得がいくまでいろいろ試してみたりなど、濃い練習ができていると感じます。インカレまでの練習は、残り2週間程度ですが、全力で取り組んで行きたいです。

Give it all you’ve got / 一般・アルペン班1年 間瀬 麻日

 明けたばかりの冬空が暖かい太陽の光を含んで銀色の雪面に煌めきを与えている。
白銀の世界できらきらと反射する光の粒から逃げるように澄んだ空を見上げると雲ひとつない青空がオレンジのグラデーションとともに1日の始まりを告げている。
いくら着込んでもそれを構わんとばかりに吹き付ける寒風が私の体を冷やしていく、
それに反比例するように私の心は今から向かうあの凍った斜面への熱い想いで満たされている。

 アルペン競技をほぼやったことのなかった私にとって初めての長期合宿は生易しいものではなかった。太陽が登る前に起きて日の出とともに登り自分の滑りに集中して1日の練習が終わってしまう。最初の頃は周りの同期が経験者ばかりだったこと、女子が1人しかいないことも相まって疎外感を勝手に感じていたこともあった。
負けず嫌いを拗らせて自分より上手い人の滑りを見ると劣等感に苛まれることも数え切れないほどあった。

 しかし、そう思う度に「私には成長できる余地がまだある」「私が学習院アルペン班の女子の代表なんだ」と思い直し自分を鼓舞させて練習に励んできた。そのかいあってつい先日行われた全国学生岩岳スキー大会の村長杯争奪スキー大会女子新人戦において5位入賞をすることができた。

 タイトルのGive it all you’ve gotという意味は「今まで培ってきた全てを注げ」「全力で頑張れ」という意味である。これは私がアメリカでソフトボールのキャプテンをしていた時に監督とコーチからよく言われていた言葉である。

 練習の成果を存分に発揮してこいというこの言葉を今思い返して「あぁ私は力を培うべきなんだな」と深く思う。自分の目指すあの場所へ全力を尽くすために私は自分にできる最大のことをできうる限りしようと心に決めてはや3ヶ月が経とうとしている。
 その思いは未だ変わっていない。残された時間はあと少し、その間に何ができるか。

 まだ見ぬインカレの野沢温泉の雪壁に思いを馳せながら。