一人前のマネージャーを育てる / マネージャー班3年 原田 美優

今年度の目標は、後輩を一人前のマネージャーに育てることです。

この目標を立てるに至った理由を、1年生からの経験を振り返りながらお話ししたいと思います。

1年生の頃は先輩マネージャーと二人で活動していました。マネージャーの経験もスキーの経験もなく、右も左も分からないままがむしゃらに過ごしていたため、様々な場面で迷惑をかけてしまうことも多くありました。マネージャーの同期がいなかったため相談できる相手も少なく、不安や悩みを抱えることもありましたが、先輩からの厳しくも温かい指導を通して、プレイヤーを第一に考えることや、マネージャーはチームを支える土台であることを学びました。

2年生になると初めて同期のマネージャーができ、同じ立場で支え合える仲間の存在に大きな心強さを感じました。また、後輩が入部したことで、自分が先輩になったことを強く実感しました。初めての後輩ができた嬉しさから、つい過保護になってしまうこともありましたが、後輩と関わる中で、ただ守るだけではなく、自分で考え行動できるよう支えることも先輩としての大切な役割だと学びました。一方で、後輩への指導の難しさにも直面し、どのように伝えれば信頼関係を築きながら成長を支えられるのか悩むこともありました。先輩の立場になって初めて、指導する側にも多くの葛藤があったことに気づかされました。

そうした経験を経て3年生となった今、私が最も力を入れたいのは後輩の育成です。私がいないと回らない組織ではなく、私がいなくなっても安心して任せられる組織をつくりたいと考えています。そのために、仕事のやり方だけではなく、その意味や目的まで伝えながら、一人ひとりが自ら考え、判断し、行動できる力を身につけてほしいと思っています。

また、私はこれまで、安心感を与えられるマネージャーでありたいという思いを大切に活動してきました。困ったときに相談できる存在であること、スキー部の温かい雰囲気を支えること、そして必要な場面では厳しいことも伝えられること。そうした姿勢を大切にしながら、一人ひとりのプレイヤーと向き合い、この人たちのために何ができるのかを考え続けていきたいと思っています。

しかし、後輩たちに私と同じマネージャーを目指してほしいわけではありません。同じ役割であっても、人によって強みや個性は異なります。私自身も、同じ役割だからといって誰かと同じになる必要はなく、それぞれにその人らしい先輩像があるという先輩の言葉に何度も救われてきました。だからこそ後輩たちにも、自分らしいマネージャー像を見つけ、自分たちなりのチームをつくり上げていってほしいと思っています。

本当に沢山のことを先輩方に支えていただきながら成長してきました。そして今度は、自分が後輩たちを支え、その後輩たちがまた次の代を支えていく。そんな繋がりを大切にしながら、先輩方から受け取ったものを次の代へ繋いでいきたいと思います。自分らしい形で部活を支え、後輩たちの成長を後押ししながら、歴史あるスキー部の一員として次の世代へ良い形でバトンを渡せるよう努めてまいります。