私は、昔から一番好きなスポーツはスキーで、部活動でスキー競技をやりたくて入部を決めました。
生まれ育った場所は埼玉で、スキーができる環境はほぼありません。両親に小さい頃から、長野や群馬に連れてもらいスキーを楽しんでいました。ある日、冬季五輪のスキー競技をテレビで見た際、選手が様々な華麗な滑りでゴールに向かっていく姿に感激し、いつか競技としてスキーをしたい、という気持ちを持ちはじめました。
スキー部のある学校に通うことはできませんでしたが、体力づくりのため中学校で陸上部に入部しました。私が部活動でスキーをやりたいという気持ちが強まったのは、中学の部活が影響されていると思います。その陸上部では、中長距離に専念していたので、毎日長距離を走り鍛えていましたが、練習が辛く、心が折れそうなこともありました。そんな時、いつも先輩や仲間が支えてくれました。陸上は個人競技と思われがちだが、本当は団体競技なのだ、と顧問の先生がよくおっしゃっていました。確かに、大会で走るときは一人ですが、その場に立つまで互いに支えあい練習してきた仲間の声が、大会では聞こえてきます。練習を共にしてきた仲間がいたからこそ、日々成長できたと感じました。仲間と互いに切磋琢磨して励んだ3年間は、心身ともに鍛えられました。
スキー競技は、未経験のため、まだわかりませんが、スキーも陸上と同じように、個人競技に見えて団体競技だと思います。部の持つ意義を考えながら、日々努力していきたいです。