スキー部を振り返って / ノルディック班4年 平岡 紗理

 新型コロナウイルスの感染拡大のため卒業式が中止となり、「卒業」という実感がないまま新社会人を迎えようとしています。

 スキー部を振り返ると、思い通りにいかないこともたくさんありました。しかしこうして最後まで続けてこられたのは、特に同期の支えがあったからです。

 私は、2年生に転部してきました。入部する前は、走ることが大嫌いで練習メニューをこなすことができるのか本当に不安でした。そのような私を変えたのは、同期です。自主練習に付き合ってくれ、毎日前向きな言葉をかけてくれ、いつの間にか走ることが大好きになっていました。

 4年生では前十字靭帯損傷をし、前期の活動は治療に専念するために休部となりました。ラストシーズンに意気込んでいた最初の陸上トレーニングでの怪我ということもあり、どん底に落とされた気分でした。

 それでも、スキー部に復帰できたのは特に唯一の同期の支えがあったからです。休部中も家の近くまで来て話を聞いてくれ、気晴らしにドライブに連れて行ってくれ、「また頑張ろう」といつも前向きな言葉をかけてくれました。私が休部中は4年生1人で後輩を引っ張り、主将として悩みも多いはずなのに、いつも気に掛けてくれました。

 転部という思い切った行動をし、輔仁会スキー部に入って、最高な同期と部活動ができて幸せでした。そしてOBOGの皆さま、後輩、様々な方々の支えがありこうして引退を迎えられました。お世話になった皆さま、ありがとうございました。