夏合宿 / 一般・アルペン班2年 二木 聡也

 
 台風の影響もなく、今年も無事に夏合宿が開催された。
 2度目の夏合宿と言うことで、ある程度勝手も知っていることから去年よりも気軽に参加していたように思う。今考えると、これがいけなかったのかもしれない。

 2日目のトレイルランの下りで左膝を痛めたことに気が付いていながらも、午後のレペティションに影響を感じなかったことから、気に留めなかった。そして、3日目の登山で確実に膝の状態は悪化した。当然の結果として、4日目の中距離ペース走では、体力的な問題以前に、膝の痛みが原因で走れなくなった。
 練習後、タイムに前後差はあったものの、中距離ペース走を6本走り切った人とは明らかに温度差を感じた。これは、最後のタイムレースでは更に顕著であった。人それぞれ様々な思いを抱えながらも、走り切った人たちとは同じ立場では語れないと感じた。
 練習を終えた後の、溢れんばかりの達成感もないし、心地よい疲労感もない。称え合うこともできない。そもそも、走っていないのだから「課題」も見つからない。「悔しい」と感じる以前の問題である。とても退屈であった。ケガをしてしまうということがいかに致命的であるかを痛感させられた。

 来年、再来年とこのイベントは続く。また、後期からの練習もすぐに始まる。毎回の練習で試行錯誤を繰り返しながらも、少しずつ変わっていけるように。悔いが残るといったことがないようなスキー部生活を送れるようにしたいと思います。

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