体力倍増!精神力3倍増!! 2010年度夏合宿

ノルディック班3年 鎌形 なる美
 本年度の夏合宿は9月1~5日に菅平高原にて行いました。
東京の猛暑から離れ、練習に集中できる環境を求め菅平に向かったわけですが、今年は菅平まで暑い!東京よりは涼しいですが、昨年よりも蒸し暑かったように思います。そのようなわけで、練習は暑さとの戦いでもありました。

 さて、今回の夏合宿ですが、出発前に「何のために夏合宿に行くのか。」を部員全員が明確にするために合宿の目標を考えました。今年の目標はズバリ、「体力倍増!精神力3倍増!!」。傾斜のある場所での練習による体力増強はもちろんですが、5日間の合宿生活で精神もどれほど追い込んで走りこめるかという意味を込めた目標です。
 自身がこの目標を達成出来たかと申しますと、結果的に前半部分だけの達成で終わってしまいました。前半の「体力倍増」に関しては、昨年の自分と比較すると練習前後の身体のケアがしっかり出来たことによって練習自体に集中して望め、全力を尽くしてトレーニングをこなすことが出来ました。アップやストレッチに加え、宿の方が水風呂を用意して下さったので、練習後に利用することによって次の日の疲労が軽減したのが大きかったように思います。

 しかし、後半の「精神力3倍増」に関しては、私自身3度目の合宿で良くも悪くも要領をつかみ始めていたため、昨年よりもこの点での成長が少なかったように思います。この目標は、初めての練習メニューや合宿生活に追われ大変だった下級生の方が上級生よりも達成できた人が多いのではないでしょうか。ただ、自分の中で昨年の夏合宿と比較すると、走っていて苦しくなった時の、昨年の「もう無理だ!」が、今年は「もう無理か?いや、もう少し。まだ頑張れる!」に変わってきた気がします。私にはあまり備わっていなかったと思われる意地や根性と言うものが少しは得られたのでしょうか。これは、夏合宿での私の収穫だと思っています。

 また、今回の合宿の収穫はもう1つあります。(その収穫に気付いたのは夏合宿を疾うに終え、近頃1人で走っていた時のことなのですが。)それは、部活で部員の仲間とともにトレーニングをする価値を再認識できたことです。

 私は、考えてみたのです。1人きりで5日間毎日午前も午後もひたすら走ることは出来るのかと。やはり私は陸上選手ではないので出来ませんし、やりたいとも思いません。でも部活で、部員とともに走ると頑張れることが出来るのです。正直に言えば、単純に部員同士の励まし合いがあるからだけではありません。負けたくないという上級生としてのプライドや、先輩も応援に来てくれているから恰好悪いところを見られたくないという意地もあります。しかし原動力が何であれ、「部員」と走ることが自分を奮い立たせ、きついトレーニングも乗り越えられるのだと思います。普段のトレーニングではなかなか感じにくいですが、夏合宿は様々な原動力が集約された場だからこそ、強く認識させられました。
 
 以上私の主観的な感想による簡単な報告にはなりますが、他の部員にとっての夏合宿の感想はそれぞれだと思います。たくさん成長できた、辛かった、とにかく必死だったなど色々あるはずです。是非壮行会や総会にいらっしゃっていただき、先輩方の夏合宿の思い出を交えながらお話が出来ましたら、大変嬉しく思います。

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