スキー部に入ってから…

ノルディック班1年  庭田 和輝
 私は学習院大学に入学した直後、スキーに興味がありませんでした。しかし今入部して半年が経とうとして、冬が近づくにつれ練習も厳しくなっています。それだけ冬を目標にいい練習ができていると思います。
 冬が終わり1つ学年が変わる頃には、新たな目標と共に新しい仲間を迎え入れ頑張っていきたいです。

半年前の自分、半年後の自分

一般・アルペン班1年  小山 かやの
 入部してからもう半年が経ってしまった。
 振り返ってみると長いようであっという間だった気がする。きっとこの大学4年間もあっという間に過ぎていくのだろう。

 大学に入ってまさか自分がまたスキー部に入部するとは思ってもいなかった。スキーは好きであったが、体育会に入って厳しく苦しい練習をしながらまで本格的に続けたいとは思っていなかったからだ。しかし先輩方に”絶対楽しいから一度部活に来てみないか”とお声をかけて頂き実際に部活に出てみると、厳しい練習ではあると思ったが、その中に楽しさもあるということを知った。
 そんな部活の雰囲気の良さに加えて先輩方の優しさや、4年間一緒に頑張りたいと思うことのできる同期の存在もあり、入部することに決めた。

 ランが中心のスキー部のメニューは、半年前の私にとってかなりきついものだった。走ることは嫌いではなくむしろ好きであったが、スキー部の走り込みの多さからその走ることすら嫌いになってしまった。しかし、その一方で全てのメニューをこなし走り終わった後の達成感や、そんな辛いメニューを共に乗り越えていける仲間の大切さを改めて実感することができた。これはスキー部に入部していなければ分からなかったことかもしれない。

 あと1ヶ月後には本格的なスキーシーズンが始まり、上手く滑れなかったり結果が出せず苦しく辛い期間がきっとある。しかしそんな時こそ「スキーを楽しむ」という初心を忘れないようにしていこうと思う。
そして半年後には2年生となり後輩も入ってくる。自分達が教える側の立場になるということも忘れずに、スキー部員としての日々を大切に過ごしていきたい。

意識の変化

一般・アルペン班1年  安藤 俊太郎
 入部当時は全てのメニューにおいて受け身の姿勢で取り組んでおり、自主トレの回数も少なかったのですが、夏休みのOFF期間に入ったことが契機となり自主トレをする日数も増え、後期の練習もただメニューをこなしていくといった前期の形とは異なり一つ一つのメニューの目的を理解し意識をして取り組むようになりました。
 2年生になったら新1年生を自主トレに巻き込んでいきたいと思います。

入部当時を振り返って

ノルディック班1年  赤司 凌
 入部当初は練習がキツく正直、こんなに大変だとは思いませんでした。
ですが、先輩の支えもあり、だんだん体力もついてきて、徐々に練習を楽しく感じてきました。
 まだ一年目で、冬がどういうものなのか分からないので、今はがむしゃらに日々練習に取り組んでいます。
 冬を越え、インカレを経験した二年生になった自分は一回りも二回りも成長していると思います。
二年生になったとき、今の先輩のような尊敬できる人間になっていたいと思います。

インカレのご報告

2014年2月15日~20日にかけて全日本学生スキー選手権大会が行われました。

 今年度のインカレは、アルペン競技、ノルディック競技とともに岩手県雫石市で開催されました。
 雫石市で開催されるのは第85回大会以来1年ぶりです。前回ノルディック競技は八幡平で行われていましたが、今年後から新たにクロスカントリー用のスキー場が開設されました。

 今年度は昨年度と違い、大会期間中同じ宿が割り当てられ、部員全体で行動することもできました。また、毎日のミーティングでも意識を高めてゆき、「男子3部優勝2部昇格、女子リレー3位入賞」の目標に向かってお互いに切磋琢磨しながら、チーム一丸となって全試合に臨みました。

競技スケジュールとリザルトは以下の通りです。

インカレリザルト

 総合成績は男子3部35校中2位(213P)、また女子は2部45校中26位(11P)となりました。男子は2部昇格が決定しましたが、惜しくも念願の優勝は果たせませんでした。

 今年度は初日からジャンプ競技でどちらも3位に入賞するなど、良い流れでスタートを切ったインカレでした。また、1年を通して、インカレに向けての練習を重ねてきたことにより、部員一人一人のレベルも向上するとともにインカレにおける目標に対する意識も強くなっていると感じました。

 更に今年度は男子2部昇格という目標の1つも達成し、新たなスタートラインに立ちました。
 今年得たものを生かして来年のインカレでも力を発揮できるよう、部員一同、一丸となって努力してまいります。

 いつも私達部員を温かく応援してくださる皆様に心より感謝しております。
 どうかこれからも皆様の変わらぬご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

マネージャー1年 五十洲実咲

今、思うこと

マネージャー3年 古賀 貴子
 スキー部に入部してからあっと言う間に3年目を迎えました。また、クロスカントリーからマネージャーに転向して、もうすぐ1年が経とうとしています。

 笠原さんという偉大なマネージャーの先輩が卒業され、後輩の五十洲が新たに入部してくれました。
 笠原さんにはマネージャーの仕事から主務の仕事まで、幅広く指導して頂きました。私がミスをしてもすぐにリカバリーしてくださり、その度にどう改善していけばいいかを一緒に考えて下さいました。笠原さんが今年卒業されて自分がその穴を埋めなくてはならないと同時に、教えて頂いた貴重な知識の数々を五十洲に伝えていかなければならない、というプレッシャーが常に自分の中にありました。

 振り返ってみると、やはり自分の力量の無さを痛感した前期でした。また、主務・会計という役職においても確認が甘かったり、視野が狭くなっていたり、反省点が多く残りました。
 しかし、OB・OGさん、現役部員、スキー部に関わる様々な方々にフォローをして頂きました。

 OB・OGさんにお忙しい中練習やタイムレースに来て頂いたり、SNSを通して応援して頂いたり、実際にお会いしてお話をさせて頂いたりしました。その度に励まされ、次につながる新しい知識やものの見方を教えて頂きました。
 また、いつも協力してくれる現役部員に本当に支えられています。現役部員のフォローや励ましのおかげで前期を乗り切ることができました。

 自分は人との出会いにおいて本当に恵まれていると強く感じております。お世話になっている皆さんに対して感謝の気持ちでいっぱいです。いよいよ来週にはタイムレースを迎え、すぐに夏合宿です。自分のもてる全ての力を集結させて夏合宿に臨み、日頃の感謝の気持ちを込めて、精一杯のサポートに努めたいです。
今後ともよろしくお願いいたします。

結果を出す

2年ノルディック班 大崎 友花
 高校生のころから、大学に入学したら何か運動をすると決めていた。だが、自分が体育会のスキー部に入部して、学内を必死に走り回ったり、授業を放り出して合宿に行ったりするような生活を送る、というところまでは想像してはいなかった。

 運動経験は、小学校のころ6年間スイミングスクールに通っていたくらい。少し歩けば「疲れた」と、文句を垂れるような高校生だった私のスキー部一年目は、とても過酷なものだった。
 練習についていけないことはもちろん悩んだが、それ以上にハードな走り込みに慣れていなかったため、怪我に悩まされた。治ってもまた別の場所を怪我しての繰り返し。怪我をするたび体力は落ち、復帰しても練習についていけず、同期との差も開くばかり。一年目の陸トレは散々だった。

 それでも、いつか結果を出してやる。今は高くジャンプするための沈む時なんだと自分に言い聞かせ、闘志だけは失わなかった。

 しかし、雪上に立っても変わらなかった。幸い陸上と雪上の使う筋肉は違うため、陸ほどの怪我はしなかったが、先輩やほかの同期2人の背中を追うという構図は変わらなかった。
特に登りが大の苦手というのが私の最大の弱点で、何度も何度も先輩にマンツーマンで見ていただいたにも関わらず、他の同期がスイスイ登っていく後ろをノロノロと登っていた。あるとき全員での登り練習の後、辛すぎて涙を流したこともあったくらいだ。

 しかし、リレーメンバーに入りたいという強い思いがあったため、あきらめず一生懸命になれた。北海道の合宿が始まって以来、常に頭の片隅にはリレーメンバーのことがあった。それくらい、インカレのリレーが走りたかった。そう思えたのは先輩、そして同期の存在があったからだ。競える仲間がいたから、リレーメンバーを決める野沢でのあのレースで、普段以上の力を発揮することができたのだと思う。

 今年の女子ノルディック班は、自分たち2年生3人だけである。 昨年は先輩に引っ張っていただいたが、今年からは自分たちでやっていかないといけない。2年目に入って、陸上の成績は伸び始めた。前期のタイムレースは2回とも自己ベスト叩き出し、昨年の私では考えられない順位で帰ってくることもできた。
 しかし、私の3キロのタイムは体育会が出すようなものではない上に、4年生のアルペン班の先輩には手も足も出ないくらい差は広がったまま。まだ努力が足りていないということなのだろう。また、同期2人は怪我をしてしまったため、昨年のようには走れていない。陸上でも雪上でも、2人がいたからどんなに遅れをとっても負けたくなくて追いつこうと走り続けられた。だから、同期のためにも結果を出したい。

 今年は私が2人を刺激する番だと思う。昨年の2人がそうだったように、私が結果を出すことで、陸上での2人の調子を戻すための力になれればと思う。今年のインカレは3人でリレーの表彰台に立ちたい。3人で結果を出して、来年以降のさらなる飛躍の土台を築きたい。

 「2年目は伸びる。でも伸び幅を決めるのは自分次第」とある先輩から言葉をいただいた。もっと自分を追い込み、もっと貪欲にならなければ結果は出ない。まだ結果を出していない。まだまだ私は伸びる、というところを魅せたい。

足りないもの

ノルディック班2年 塙 真紀
 初めてのシーズンを終えて、二年目の夏。二年目は伸びるよと言う人が多いし、慣れて余裕も出てくる年にも関わらず、全く結果が出ていない。むしろ後退したのは5月のタイムレースで思い知った。

 私に足りないのは体力よりもむしろメンタルの方で、それは、辛くなったときにまだ走れるという心でもあるし、もっとうまく速くなりたいという気持ち、そして誰かに勝ちたいという強い気持ちでもある。
 一冬超えたにも関わらず、この気持ちは一年生のときより持てなくなっていたと思う。一年前は、いい意味で限界を知らず我武者羅だった。二年になって、前期最後のタイムレースを走ることが出来なくて悔しくなかったわけではない。でも、怪我をして走れない時期が続いたことを理由にして上を目指すということを忘れてしまっていた。自分の中で勝手に満足して、ライバルのことは二の次だった。

 
 昨年の2月に行われたインカレでの10kmフリー。前を滑っていた他大の選手をどうしても抜かしたくて、必死だったのを覚えている。得意の上りで追いつき苦手な下りで離されを繰りかえした。あの時の私は、タイムがどうとか足が痛いとか感じないほど、ただ「あの選手に勝ちたい」という気持ちだけで走っていた。最後の1kmで追い抜くことが出来たときの興奮は忘れることが出来ない。

 
 だから、あのときの気持ちをもう一度思い出して、怪我を理由にしていた甘い自分は捨て初心に戻りたいと思う。競技をやっている以上夏でも冬でも、誰かに負けたとか誰かに勝ったとか、そういうことで一喜一憂したい。

 そのために、部員と切磋琢磨しながら上を目指していきたいと思う。そして、長い陸トレで培った精神を本番である冬に生かしたい。

継続力

ノルディック班2年 山岸 由芽
 思い返せばあっという間であったが、本当にいろいろなことがあった1年目を終えた。
 昨シーズンの自分を客観的に見つめて思うのは、“ただ時間に流されていた”ということ。タイムレースや夏合宿や大会、そのたびに熱く思うことがあったり、目標があったりしたが、それで私はただ“頑張っているつもり”になっていたのではないかということ。


 反省点は多々あるが、何よりの失敗、というか最も反省すべきことは、シーズンを通して最も重要であり、部全体の目標があるインカレを、足をケガするという最悪のコンディションで迎えてしまったことである。
 最高のコンディションで迎えて結果を出さなければならない場で私は何もできなかった。ただただ、自分がみっともなく不甲斐なかった。この結果を招いたことで、この1年がただ無駄な時間となってしまったのだ、と思い思われることとなってしまったのである。


 こうしてただ残念に終わってしまった私の1年目からわかる、今の私に足りないものは“継続する力”であると考える。
 今更、大学生にもなって何を言っているんだと思われてしまうかもしれないが、私は小さなことをコツコツとすることが本当にできていない、と思う。
 例えば先に述べたケガも、日々のストレッチやケアが行き届いていなかったことや、自分の身体をシーズンインまでに作り上げられなかったことにそもそもの問題があったと考えている。勉強にしても何にしても、昔から短期集中型で、熱しやすく冷めやすい。かと思えば燃えているときはやる気に任せて無理をしてまでやる。逆に言えばそんなムラのある生き方をしているのがイコール私なのだが、これからこの部活で育っていく人間として、このままではならないと思うのだ。


 私自身はそこまで結果に拘れる人間ではない。しかし、部活という組織に所属しているからには結果を出せる人間にならなくてはならない。このマイペースな自分が、結果を出せるようになるために必要なのは、“長期的な努力”なのである。
 今までや去年の自分のような短期間での努力は、短期間で物凄く頑張ってある程度満足すると、その反動で緩んで無かったこととなってしまう。小さなことを継続して、自分にとって当たり前にすることで、新しい習慣ができる。その当たり前を積み重ねていくことが、次への成長へ繋がると私は思っている。目の前の目標をいくつも持っても、達成できなければ何も変わらない。ひとつ大きな目標を持って、それに向けて“努力を継続”することが今の私のすべきことだ。


 “まだ”2年生なのではない。“もう”2年生なのである。~できるようになりたい、~をしたい、と言っても許されたのは1年生の時だけだったと思う。仕事を覚えたり、こなすことで大変な1年や、運営学年として中心となる3年に挟まれたこの2年生という時間は、多くの方々に言われるように確かに自由が多い。
 しかし、この“自由”を生かすも殺すも自分次第である。“自由である”ことに甘えて何もしないことだってできる。そんなリスクの生まれる時間でもある。この時間をまっとうに使えているだろうか。そう聞かれたらすぐに首を縦に振れない自分がいる。もっと速く走れなければならないし、もっと速く滑れるようにならねばならない。
 今の自分にもっともっと焦って、常に危機感を覚えて、実行しなければならないのである。


 シーズンまで残っている時間はもうわずかである。私は継続する力を身に着けて、自分のベースとなる部分をより強くして冬を迎えることをここに誓う。

足りないものはわかってる。あとはやるだけ!

ノルディック班2年 藤本 凌太朗
 昨年のインカレにおいての私の成績は「2部昇格」という目標を考えるとそこまで悪いものではない。10kmフリーで4位、リレーでは吉野先輩・広瀬と共に優勝を飾った。
 しかし、クラシカル競技ではぎりぎりポイントを獲得できる順位しか取れずチームに貢献することができなかった。フリー競技でよい成績を残せてもクラシカル競技でよい成績を残せない以上まだまだ成長の余地が自分には残されていると感じている。

 ではクラシカル競技で速くなるためには何が必要なのか?
 答えはわかっていて筋力である。もちろん技術も必要ではあるが、技術と筋力の両方がないと意味がない。
 私は昨年のローラー練習の時から今日まで常日ごろからストックをうまく使いこなせていないと先輩やコーチに言われ続けている。それはやはり筋力不足という理由が顕著で筋力をつけなければ使いこなすことはできないのだと思う。
 しかし、いっこうに筋力がつかないのはやはり私が必要量の筋トレを怠っているということである。そんな状態ではまた来年の今頃になってもストックがうまく使いこなせていないといわれるのはまず間違いない。それでは成長できないし意味がないということに、この夏ようやく気づくことができた。

 
 よって、シーズンインまでの期間はひたすら腕の筋肉をつけることに集中し、冬の合宿中に指摘された問題点を克服するためにも体幹を鍛えて速く美しいすべりができるように心がけたい。
 また、トレーニングを途中であきらめず続けるための根性が私には足りていないというのも事実だ。そういったメンタル面においてもよりいっそうの努力をし成長したい。

 インカレ後に今度こそ笑って泣けるようにがんばります!