応援

先日、今シーズン第1回目となるタイムレースの応援に行きました。
気が付けば卒業して9年、最後にタイムレースの応援に行ったのは確か7、8年前で、現役部員の大半の顔が分かる頃だったと思います。
この9年間で結婚、2児の出産・子育てと忙しく、雪桜会や壮行会にもほとんど参加
できていませんでした。そして現役部員の顔が1人も分からなくなり、ますます足が遠のいていました。

そんな中、私の2期先輩で、現アルペン班コーチの田村さんの呼びかけで約10名のOBOGがタイムレースの応援に駆けつけました。
今年は近年で最大となる9名の新入部員が入部すると聞いていたので、とても楽しみにしていました。

当日、聞きなれた活気のある準備体操の掛け声や、出走前の緊迫した空気がとても懐かしく感じられました。
そして出走。天候はあいにくの雨でしたが、現役部員の真剣な表情を見ていたら、自然と応援の声も大きくなっていき、声が枯れるまで応援しました。
新入部員は初めてのタイムレースにペース配分が上手くできず、後半ではペースダウンする場面も見られました。しかし全員が最後まで諦めることなく、完走した姿を見て、今後の過酷な陸トレやシーズン本番を乗り越えられると実感しました。

思い起こせば、タイムレースや夏合宿、クロスカントリーの試合など様々な辛かった場面にはいつも監督やコーチ、OBOG、先輩、同期、後輩など存在がありました。
私たちOBOGなどの応援が現役選手に与える力の大きさを知っていたはずなのに、卒業後はほとんど顔を出していなかったことをとても申し訳なく感じました。

現役の皆さん、応援は選手の背中を押す大きなパワーになります。タイムレースで一生懸命走ることは当然のことですが、自分が出走していないときは、走っている選手のことを一生懸命応援してあげてください。

スキー部に足が遠のいているOBOGの皆さん、同期や先輩後輩を誘って、ぜひ一度タイムレースに足を運び、応援してあげてください。

私も現役部員に忘れられないうちに、また顔を出したいと思います。

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平成14年卒 ノルディック班 谷川 かほり(旧姓 北島)

自信

スキー部で大きな自信をもらいました。

高校まではお遊びでしかやったことのなかった軟弱ゲレンデスキーヤー。
運動は全般的に得意ではありませんでした。

スキー部に入部後、初めて経験した競技スキー。それも距離競技。
でも、厳しく楽しい先輩や、同期・後輩に支えてもらいながら、合宿生活を経て、
幸運に恵まれ、いつのまにか、

4大戦 距離競技4年間連続優勝

4年生の時には、
第59回インカレ クロスカントリー20km競技 男子3部 優勝
10km競技 男子3部 準優勝

今振り返ると、4年間練習は辛かったですが、本当に楽しくすばらしい経験でした。

誰にでもチャンスがあると思います。

スキー部でもらった大きな自信が、就職活動の時もその後の仕事にも、
今でも役立っているように思います。

皆さんも目標を見つけ、充実した学生生活を過ごせるように頑張ってください。
一生懸命にやり続ければ、必ず自信に繋がります。
応援しています。

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昭和61年卒 ノルディック班 菊竹 三訓
㈱電通 プロモーション事業局 スペース・ブランディング室 勤務

きっかけ

先般1年後輩の田村君(現アルペン班コーチ)から私が大学3年時に
4大戦の実行委員長(長野五輪が開催された1998年)を務めたことから
当時の運営方法について、アドバイスをしてほしいとの連絡がありました。
実家から当時のトレーニング日誌・作成したパンフレットを取寄せ記憶を
紐解きながら、多少なりともお手伝いできればと思いミーティングに参加をしました。
参加メンバーは学習院大学を始めとした4大学の現役とOBでスキー部の現状と将来について情熱を傾けている姿を目の当たりにし、熱い気持ちになりました。
ミーティング後は久しぶりに坂本監督・田村君と酒を酌み交わし、話題は近年の
スキー部の現状についてでした。
4大戦がスキー競技会として多くの点で改善余地があること
極端な部員減少により活動の危機があったこと
伝統の継承や時代とのマッチングが一段と難しくなっていること 等を伺いました。

久しぶりに当時の先輩や後輩と会うと色々な気付きがあるものです。
暫く足が遠くなった方々も現役の応援・雪桜会・ホームページの閲覧 等の
ちょっとしたきっかけを通じてスキー部に関わってみると思った以上に発見が
あるかと思います。

最後に今年は東日本大震災の影響により一般合宿・雪桜会が中止となりましたが、
震災地の復興と共にスキー部の活動が今後より活発化するよう応援していきます。

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平成11年卒 アルペン班 福井 昭

第1回 タイムレースのお知らせ

第1回 タイムレースのお知らせ

今シーズン初めての陸上タイムレースを行ないます。

【日程】
5月7日(土)
【出走時間】
女子:14時、男子:14時30分
【スタート場所】
100周年記念館前付近

入部したての新1年生も走ります。是非応援にいらしてください!

スキー部での一年を振り返って

一般・アルペン班2年 佐藤 直
 月日が流れるのは早いもので、学習院大学に入学してからもう一年が経った。と同時にこの輔仁会スキー部に入部して間もなく一年が経とうとしている。入学以前からスキー部に入ると決めていた私を、新歓期間に「入学おめでとう!」というプラカードで先輩方が温かく迎えて下さった時の喜びがついこの間のことの様に感じられる。

 私にとってスキー部での一年目は、〝あっという間だった″という一言に尽きる。これは良い意味でも悪い意味でも〝あっという間″だったということである。良い意味では一日一日が充実していたからこそであり、一方での悪い意味では部活での忙しさを理由にしてそれだけで終わってしまったという点が挙げられる。

 慣れない陸上トレーニングにおいては、一年生ながらタイムレースで一位になったり、四大戦の駅伝メンバーに選ばれたりと思っていた以上の結果を残す事が出来た。自己ベストも更新することが出来て個人的にも満足のいく内容だった。また、壮行会や夏合宿の際にOBOGの方々からお褒めのお言葉を数多く頂いたこともとても嬉しかった。トレーニングに関しては入部する前からかなりハードな練習だということは耳にしていたのである程度の覚悟をしていたが、やはり実際にやってみると辛いものばかりであった。長距離よりも短距離を得意とする私としては、夏合宿の鬼の様なメニューは身体的にも精神的にもついていくのにやっとで疲労困憊状態であった。そして特に反省すべき点としては、やはりシーズン直前に発覚した疲労骨折である。後期に入って徐々に練習メニューが強化されるにつれ、疲労の蓄積とそれに耐える筋力不足が原因で起こってしまったのだ。幸い合宿前のオフ期間で療養して滑ることは出来たのだが、もっと早くに異変に気づいていれば…と後悔した。

 本番であるシーズンでは、今までのシーズンと比べて遥かに滑走日数が増えてスキーのことだけを考えて集中した生活を送ることが出来た。しかし、肝心のアルペンでの結果や技術がどうであったかと聞かれると、正直不完全燃焼で不甲斐ないシーズンだった。新しい環境下だから仕方ない、と最初は言い聞かせていたもののシーズン中盤になるにつれて試行錯誤しても上手くいかず、焦る一方であった。そんな絶不調の時、練習中のあるコーチの一言で、私の中での考え方が大きく変化した。それはまるで暗く閉ざされていた道の足元を明るく照らしてくれるような貴重な一言だった。シーズン初めの私は、周りを気にしすぎていた。自分のすべきことを見失ってしまっていたのだ。以降、こういう時もある、今は我慢の時期、と自分に言い聞かせながらペースを保つように心がけていけるようになった。

 部活を辞めたい。これはスキー部の部員であるなら誰しもが一度は考えたことがあるだろう。実際私もシーズン中部活を辞めたいと思った。大学のスキー部として過ごした今シーズンは、自由に好き勝手やっていた高校時代とは異なり辛いことや大変なことも多く、決して楽しいことばかりではない。しかしシーズンを終えた今、私は部活を辞めてはいない。既に新しいシーズンに向けて前向きな気持ちを持っている。それはやはり、言葉では表現するのが難しいが、やりがいや手応えが非常に大きく感じられたから。そしてスキー部の仲間の存在である。一年目でこれだけ得られたのだから、二年目を向かえる今年はどれだけ自分が成長出来るのか考えるだけでもわくわくする。

 春からは新入生が入って私たちもいよいよ先輩という立場になる。もう一年生ではないのだから、いつまでも先輩について行けば良いといった甘いことも言ってはいられない。昨年は何事も淡々とこなしてきた私だが、今年は目の前にあることをとにかく最大限にがむしゃらに取り組んでいきたいと思う。結果は出なかった時に悩めば良い。二年目は更に充実したスキー部生活を送れるように心新たにトレーニングに励みたい。

今年の抱負

ノルディック班3年 田中 美都
 3年生になれました…..というより、ついになってしまいました、運営学年。4月から部活が再開されますが、原稿を書いている3月某日、全くその実感がわきません。先日の幹部交代で女子トレーニングチーフに任命されましたが、まだ小林と細かい話をしていないので、私個人が今年はこうしたい!こうなりたい!と思っていることを書きたいと思います。

 まずはじめに、女子トレーニングチーフなので女子のことから書きますと、私たち女子は昨シーズンで基礎を固め、今シーズンで1部昇格を目標としています。なので、今年は1部昇格が最大の目標です。その目標を達成する為に、今年は練習の形態を変え、何かに偏るのではなく総合的に体を鍛えられるようなトレーニングを考えていきたいと思っています。
 また、個人的に昨シーズンはメンタルの弱さも浮き彫りになったので、プレッシャーを適度に感じることができるようなトレーニング、部活の運営をしていきたいです。1部昇格は4年生女子が多い今年を逃すと、しばらくチャンスが来ないと思うので気合いを入れて頑張りたいと思います。

 そして、スキー部は女子だけの部活ではなく男子部員もいるので、お互いがお互いの足を引っ張るのではなく、切磋琢磨できるように、開放的で団結力のある部活を作り出せるよう努力したいと思います。その為にも、若干壁が感じられる小林との仲ももっと深めたいと思います。
 個人的な目標は、まず昨シーズン痛めていた腰の完治を最優先にしたいと思います。去年は腰が痛く、練習に参加できなくて悔しい思いをしたので、悪化する前に、日頃のケアをしっかりして部活に支障が出ないようにします。ましてや、今年はトレーニングチーフなので練習でしっかり部員をひっぱっていけるよう、細心の注意を払います。

 昨シーズンの私達はインカレでノルディックでもアルペンでもポイントを取ることができたので、今年はより上位ポイント狙って部員は勿論、学習院大学スキー部関係者の皆様にも記憶に残るようなシーズンにしたいと思いますので、部活をきちんと引っ張っていけるように、また3年生の中で1番しっかりしてると他の部員に言ってもらえるように、1年間頑張ります。よろしくお願いします。

今年の抱負

ノルディック班2年 吉野 智則
 スキー部としての自分のこの一年は、充実していた年であったが満足できないところや学ぶことがたくさんあった年でもあった。

 スキーについて何も知らず、サッカーしかやってこなかった自分にとっての陸上トレーニングは練習に入りやすく、慣れやすいものであった。体力に自信があったわけではないが、練習についていくことは出来ていたし、日が経つにつれて体力がついていっていることもタイムレースで記録が更新されていくことで感じることもできた。けれど、出来なかったことがあった。それは、タイムレースをトップでゴールすること。いくら自分の記録が良くなっていたとしてもそれより上がまだいるということは、素直に喜ぶことは出来ないし、喜んではいけないと思う。

 陸上トレーニングが終わり、冬になりシーズンを迎えた。初めて雪上に立ってみると滑ることは楽しかったが、練習を重ねていくにつれてうまく滑れない自分にもどかしさも感じていた。環境に慣れないせいか、何度も熱をだし点滴や注射を打つこともあった。早くうまくなりたいという思いが焦りを感じさせ、何度も自分がイヤになった。しかし、そんな自分を奮い立たせてくれたのは、先輩の滑る姿と2部残留に対する熱い思いであった。自分が足を引っ張ってしまったら、迷惑をかけてしまう。偶然にインカレが2月で時間があることから、そこに向かって一生懸命練習をした。

 それでも、技術面などに不安を抱えながらインカレを迎えた。サッカーとは違ったスキーの大会の雰囲気を感じながら、残留のためにリレーの日に向けて、調整しながら個人競技を終えた。そして、2月24日のリレーを迎え、1走である自分はスタートすると個人のときとは違い周りのペースが速く、半分を終えたところで疲れがかなりでていた。何度も心が折れそうになったが、自分の後には仲間たちが待っていること、残留のために懸けてきたきとことが自分を走らせてくれた。仲間たちの奮闘があり、結果は残留。自然と涙が流れた。残留に懸けてきたこの1年が報われた瞬間であり、お世話していただいた4年生方の最後を飾れたというのと同時にもっと速くバトンを渡したかったという悔しさもあった。

 残留の原動力になった先輩が抜けて自分は2年目であるが男子ノルディック班として最上級生であり、引っ張っていってもらう側から引っ張っていかなければならない立場に変わる。日々練習に励み、技術や体力をより一層向上させていき、陸上ではトップをとることにこだわり、雪上では抜けた先輩の記録に追いつくことではなく追い抜くことを目標に頑張っていきたいと思う。そして、「負けから学ぶことがある」という言葉があるが、負けたり降格するくらいだったら何も学ばなくていい、勝ち続けたい。むしろ、勝ちや残留することから何かを学びたい。
 

今年度の抱負

一般・アルペン班3年 小林 晋也
 トレーニングチーフとしてトレーニングを考えるうえで僕が意識してやっていきたいことが2つあります。

 1つは怪我を避けるために体のケアを怠らないこと。今までのトレーニングでは時間の都合などでアップ・ダウンの時間を減らさざるを得ず、結果として昨年は1年間怪我人が絶えず出てしまいました。怪我をして練習量が減ると本人は歯がゆいでしょうし、チーム今年は明確な対策を取って、1年間通してみんなでトレーニングに取り組めたらと思います。

 もう1つは強いスキー部にするためのトレーニングを行うことです。僕は大学生活の大半を費やして行う部活動、どうせやるなら勝ちたいです。中途半端に練習してなんとなく大会に出るよりは、本気で取り組んでやれることは全部やったと思える状態で大会に臨むほうが充実度は断然上だと思います。そのために、オフシーズンは冬につながる練習を組み、そして部員にはそのことを理解したうえで練習に取り組んでもらえるように努力して、結果として強いスキー部の基盤を作れればと思います。

 色々ごちゃごちゃ書きましたが、少なくとも、本年度の部活動を部員にとって「1年間頑張ってよかった」と思ってもらえるようなものにできるようにがんばります。

一番楽しく!

一般・アルペン班4年 新倉 優季
 「スキー部で過ごす4年間は本当にあっという間だよ。」という言葉を聞いてから、気が付けばあっという間に4年目を迎えようとしている。私の3年間を一言で表すと、“成長”である。入部したての頃、自分が女子主将兼副将に任命されるなど微塵にも思わなかった。

 3年前の4月。新歓活動にてスキー部を探したがなかなか見つからなかった。やっと出会えて部室に行き、そこから私のスキー部人生が始まった。部室で偶然会った同期と一緒に入部宣言をし、そこから始まった練習は思ったより厳しくてついていくのがやっとだった。初めてのシーズンでは技術面、生活面などについていけず退部も考えたが、先輩や同期に支えられて続ける決心ができた。そして最後は何よりも、先輩が引退してしまうことへの悲しみが一番大きかった。

 2年目は、一般合宿を担当することになった。初めて任された役職で不安と心配しかなかったが、本当にやれて良かったと思う。この経験があったから今があると言っても過言ではない。参加して下さった生徒たち、協力して下さった宿舎、OB・OG方には感謝の気持ちでいっぱいだ。そして、女子の先輩がいなくなってしまうことにとても不安を感じつつ3年生になった。

 3年目は、主務・会計に任命された。正直任されると思っていなかったので何をすればいいのかわからず失敗もたくさんしてしまったが、一番成長できた経験だった。プレーヤーをしつつ事務的な仕事ができるほど器用ではないのでかなりとまどったが、そこにやりがいを見出せるようになり楽しくなってきた。何よりも部活と部員が大好きになった一年だった。

 今年の抱負としては、『誰よりも楽しむ、楽しませる』である。たくさんの経験をさせてもらい、結果楽しい3年間だったが、更に楽しい一年を過ごして4年間を終えたいと思う。そして楽しませてもらった分、楽しさを伝えたい。副将としての目標は、『一番のサポート役』である。退部決意など辛い経験をした分、部員の辛さを共有できるようなサポート役になりたい。今自分の目の前にあるものに没頭し、課せられたものを全うしようと思う。