3つ歳が離れた最上級生の先輩方が引退し、今年はアルペン班とノルディック班が別々に練習する機会が増えるという環境の変化があった。
私が所属する一般班・アルペン班では、新たな試みとして筋力向上を目標にジムで筋力トレーニングを行う時間が増えた。私はもともと筋トレが趣味で、継続して取り組んだ結果、当初の目標だったベンチプレス100kgを達成できるまでになり、体重も扱える重量も大きく増えた。
一方で、学習院大学スキー部にはランニングのタイムレースという伝統があり、オフトレ期間はアルペン班とノルディック班が合同でラントレを多く行っていた。私が入部した当初、この部の良いところだと感じたのは、合同で練習する機会が多く、アルペンスキー未経験だった私でもタイムレースという共通の目標を通して成長を実感でき、ライバルの存在を身近に感じられたことだった。
日々の練習、タイムレース、夏合宿、冬の班別合宿、インカレ、四大戦など、この部には努力を続ければ必ずどこかでスポットライトを浴びることができる環境がある。その経験は自信につながり、今でも努力を続けようという原動力になっている。
昨シーズン終了直後に振り返ったときの自己評価は100点だった。当初目標にしていた草大会での優勝とインカレ出場をどちらも達成できたからである。しかし、今改めて振り返ると、シーズン中に怪我への恐怖心をもっと克服して挑戦する姿勢や、自分の苦手分野に向き合うこと、同期と気持ちを共有し協力することなど、さらに努力できた部分もあったと感じている。
おそらく今年も、日々の練習に加えて自主トレーニングや筋トレ、ストレッチ、スキーについて学ぶ時間を積み重ねても、来年のこの時期に今シーズンを振り返れば、「もっとやれたこと」や「本気で取り組むべきだったこと」が見つかるのだと思う。それでも、その時その時に自分ができる最大限の努力を積み重ねることが大切だと考えている。
今年の筋力トレーニングについても、昨年のミーティングでは筋力アップを目標に挙げる部員が多く、私もその一人だった。トレーニングチーフの先輩方が、一人ひとりの目標や課題、不足している部分を親身に考え、練習メニューを大きく見直してくれた。また、OB・OGや監督、コーチが練習メニューに目を通し、経験を基に助言をくださる環境があり、さらに部員自身にも裁量が与えられている。スキーでコンマ0.1秒でも速く滑るため、1秒でも長く動き続けるために、自分たちで考えながら練習メニューを作れることは、この部の大きな魅力だと感じている。
「置かれた場所で花を咲かす」という言葉には、どんなにつらい環境や望まない状況であっても、環境のせいにせず、その場所で自分にできる最善を尽くすという意味がある。また、「咲けないときは根を張る」という言葉のように、結果が出ない時期も将来の成長につながる大切な時間だと思う。
また、新しく入部してくれた1年生の後輩達にも、初心者・経験者に関係なく、この部での練習や大会などさまざまな経験を通して成長や同期の大切さを感じてもらえるよう、先輩となった私自身も部の活動に積極的に関わっていきたい。
後輩のためにも、学習院大学スキー部が目標としているインカレ男女昇格を達成するためにも、今年は環境の変化を受け入れ、先輩方のように自分も最大限努力できる一年にしたい。前期を振り返ると、その姿勢は少しずつ実践できたと感じている。
後期も日々の積み重ねを大切にし、自分らしい花を咲かせたい。そして、先輩方や同期、後輩一人ひとりが、それぞれの立場で自分らしい花を咲かせられるよう、お互いを尊重し、支え合える環境をつくっていきたい。学習院大学スキー部という環境の中で、一人ひとりが自分らしく努力を積み重ね、それぞれの場所で最も美しい花を咲かせられる様に。そのためにも、感謝とリスペクトを忘れず、私自身も行動でチームに貢献していきたい。
