前期を振り返って / マネージャー班2年 吉田 真里亜

スキー部員になって2年目の部活が始まった。学年も上がり、前期に入ってからは部員としての責任を以前よりも強く感じるようになった。そんな前期部活の中で、自分が成長したところ、反省すべきだったところを振り返っていこうと思う。 

私は今までの部活の中で、応援することを自分の課題としていた。昨年度の私は、マネージャーである自分の応援に引け目を感じ、自分の応援に対して自信を持てていなかったからだ。しかし、今年度の部活では、応援することに楽しさを感じるようになった。これが私の成長した点である。

なぜ私の、応援に対する姿勢に変化が生まれたのか、それを考えた時に一つ心当たりがあった。それは、一人一人のプレイヤーに対して、私の応援を届けたい、私の応援でプレイヤーの心を動かしたい、と心の底から思うようになったからである。昨年度は、プレイヤーを応援したい気持ちは強かったが、それを形にできていなかった。だが今の私には、以前監督がおっしゃっていた、「応援したいという気持ちがあれば、声は自然と大きくなる」、という言葉を身に染みて理解することができる。特に練習の集大成であるタイムレースでは、全員が辛くても全力で走っている姿を見て感化されると共に、応援の声をプレイヤーに届けたい、という気持ちが強まり、自然と応援する声も以前に比べて大きくなっていた。この心の変化を自信に変え、今後も、声が枯れるまで応援するつもりで部活に臨みたい。

反省点については言い出せばキリがないが、あえて一つ挙げるとすれば気持ちの切り替えが曖昧だったことだ。去年はマネージャーが3人いて、先輩の言われたことをやることが多かった。しかし、今年は1年生のマネージャーがまだ入部していないため、マネージャーが2人に減り、1人がやる仕事量も増え、周りを見る力、率先して行動する力が必要だった。それにも関わらず、去年の気持ちのまま前期部活を迎えてしまったことで、仕事内容が効率的ではなかったと、反省している。そして、プレイヤーにとって必要なこと、必要ではないことを判別し、優先順位を考えるべきだと、前期を振り返って思った。自ら考え動く力をつけることを意識しながら、後期も一つ一つの部活に真剣に取り組んでいきたい。 

前期部活が終わり、次に迫るのは夏合宿だ。夏合宿はマネージャーにとって、数あるスキー部の合宿の中で最も忙しい反面、やりがいを感じる合宿だ。マネージャーの人数が減ったことで上手く仕事をこなすことができるか不安だが、その分達成した時に感じるやりがいも大きいだろう。去年の夏合宿や今年の前期部活の反省を生かしながら、自分がプレイヤーを支える立場であることを強く自覚し、自分のできることを常に探しながら行動していきたい。