あっという間に3か月の練習が終わってしまいました。
マネージャートップとして迎えた2017年度。1人体制でのスタートで不安も大きかった一方でどこか楽しみにしていた気持ちもありました。
今年度、今までの2年間と違うことは自分の行動すべてが良くも悪くも部活を大きく動かすということ。何かあった時にフォローしてくださった先輩もいない。困ったときに手を貸してくれる同期のマネージャーもいない。この環境の中で今年は、過去2年間で培ってきたものが試される年だろう、そんな思いで前期の部活に取り組んでいきました。
今年度は嬉しいことに10人の1年生、そのうちマネージャーも1人入部してくれました。新歓期間にはマネージャーの仕事を説明したり、教えることを通して改めて
“なぜ自分がスキー部のマネージャーをやりたいと思ったのか”
“何を考えて行動しているのか”
“マネージャーの仕事は何か”
と初心を思い返すきっかけとなりました。
私は「プレイヤーに負けない何かを持つこと。」を目標に毎年マネージャー業に取り組んでいます。
“何か”の一つは「出席率」、そしてもう一つ特に大切にしていることが「誰よりも部員一人ひとりのことを理解して行動すること」です。
褒められて伸びる人、そっとしておいてほしい人、厳しく言われてバネにする人。あるいはもっと周りを見られるようになってほしい人、部活を盛り上げてほしい人。性格や特徴だけでなく、その日のコンディションや、モチベーション、伸びしろや、課題を把握し、それぞれにあった接し方をするだけでプレイヤー個人も、部活全体も大きく変わっていくのです。
今まで“「下級生」であるから”と、必要のない遠慮をして意見を言わずにいたことも多々あったことを反省し、今年度から後輩、同期、先輩、トレチ、学年や役職を超え、プレイヤーのため、部活のためになることは積極的に発信するように心掛けています。
時にトレチと班員の間に入ってみたり、時にマネージャーの自分では達成できない目標をプレイヤーと一緒に立ててみたり、弱気になっている部員の背中を押してみたり、仕事に対して後輩に口うるさく注意してみたりなどなど…。対象や方法は様々ですが部活のためにできることは何か、というアンテナを常に張って行動することはマネージャーというポジションにいるからできることだと思って自分から動くようにしています。
過去二年間、 “マネージャーだから”プレイヤーの苦しみもわからない。“マネージャーだから”口を突っ込んではいけない“。そんなことを言われたり、思うこともあり、“マネージャーだから”というこの言葉はネガティブなものとしか捉えていませんでした。
しかし、先ほども述べたように”マネージャーだから“できることはたくさんあり、自分次第で仕事、活躍の場はいくらでも広げることができます。
“マネージャーだから”という枠を超えて、”マネージャーにしか“、そして”私にしか“できないことを追求してこれからも一スキー部員としてスキー部に貢献していきたいと思います。
まずは今年の夏合宿。1年生の原と一緒に休部しながらも陰で支えてくれる同期の館野の分もプレイヤーをサポートできるよう、一生懸命頑張りたいと思います。