冬の本番に向けて

一般・アルペン班1年 飯塚 大河
 私はこれまで継続的なトレーニングとは無縁の生活を送ってきました。昔から筋トレと言うものがあまり好きではなく、そんなことをしなくても体力面や運動能力面においては人並みのことはこなせると思っていました。しかし、スキー部という体育会系の部活に入部したこの前期を振り返ってみると、最初こそついていけていた様に思うものの、体力、足腰の弱さが露呈し、前回のタイムレースでは目標を達成できないという無様な結果を晒す事になりました。

 筋力、体力の無さや精神面の脆さ等、数々の至らない部分が浮き彫りになり、そのことで先輩方にも多大なご迷惑をお掛けしたと思います。誠に申し訳ありませんでした。
 その点を踏まえて後期は


・今度こそタイムレースで目標の20分台を切る
・個人で柔軟によるケア+筋トレ

 この二つを冬までの大まかな目標として、怪我をしない身体作りを目指したいと思
います。具体的にはトレーニングルームの活用や昔あるコーチに教わった筋トレを実践しようと思っています。
 またアルペン班として、11月から開かれる狭山の人工スキー場での調整や、私個人で師事を受けているコーチのもとに去年まで以上に積極的に行き、技術の向上に努めたいと思います。
 大学のアルペンについては分からないことだらけで手探りの状況なので、今年の試合で、大学のアルペンで目指す目標の指標のようなものを見つけられたらなと思います。

 後期は、体調を整えて練習を休まないことを当然できるように努め、日ごろの練習についていけるように自主練習も欠かさず行っていく。ノルディック班なので毎週ローラーの練習があるが、同期の中で常に一番であれるように励みたい。また、体作りも積極的に行う。後期は貪欲に他の部員達と競いあい、自分のパフォーマンスを上げていきたい。

 また、支援企画の補佐という役割をいただいたので、同期の広瀬と一緒に先輩を支えていければと考えている。
課題は多いがそれを乗り越える環境が学習院輔仁会スキー部にはあるので、自分の意思が揺らぐことはないだろう。男子の目標である、「二部昇格」に力を添えることができるように尽力したい。

目指すべき自分

ノルディック班1年 藤本 凌太朗
 スキー部に入ったきっかけは、同期のアルペン班一年飯塚が「一緒に入ろう」といってくれたことだった。私は小さい頃から祖父にスキーを教えてもらってたこともあってか、入部に抵抗はなかった。しかし、練習が始まってみると練習量についていけず体調を何度も崩してしまった。中学時代はテニス部だったが高校時代は文化部に所属していたため、「体育会系はこんなにもきついのか」「私には向いてないのではないか」などと思ったこともある。

 そんな精神的に貧弱な自分を支えてくれたのは同じ練習に励んでいる同期や、くじけそうになったとき声をはりあげて「がんばれ」と応援してくれる先輩達がいたからだ。練習に参加していくうちに、自分の成長が感じられるようになりいつのまにか次の練習が待ち遠しくなっていた。
入部当初感じていた不安などもいつのまにかなくなっていた。

 入部後初のイベントとなる、5月の第一回のタイムレースまでは、入学前と入学後では比べ物にならない運動量の変化に身体を慣れさせることに必死な日々だった。「3kmを走りきること」がとりあえずの目標となった第1回のレースを経験したことで、タイムを縮めたい、という意思を強く持つことができるようになった。本入部を経るとペース走の指定タイムも上がり、また強度の上がった練習も増え、時に先輩方に付いていけなくなってしまうことも何度かあった。自分の苦手なメニューこそ人一倍頑張らなくてはいけないのに、苦しくなるとつい甘えが出てしまう。このような、自分を追い込みきれなかったことが数回あったことが、前期の練習面における主な反省点である。

 しかし、前期を振り返ってみると実に私は未熟である。
遅刻の多さ、体調管理ができていない、練習についていけない部分がある等課題はたくさん残っている。タイムレースに関しても一回目より二回目のタイムは伸びてはいるが、今の順位には満足していない。

 後期は、体調を整えて練習を休まないことを当然できるように努め、日ごろの練習についていけるように自主練習も欠かさず行っていく。ノルディック班なので毎週ローラーの練習があるが、同期の中で常に一番であれるように励みたい。また、体作りも積極的に行う。後期は貪欲に他の部員達と競いあい、自分のパフォーマンスを上げていきたい。

 また、支援企画の補佐という役割をいただいたので、同期の広瀬と一緒に先輩を支えていければと考えている。
課題は多いがそれを乗り越える環境が学習院輔人会スキー部にはあるので、自分の意思が揺らぐことはないだろう。
男子の目標である、「二部昇格」に力を添えることができるように尽力したい。

後期に向けて、思うこと

ノルディック班1年 山岸 由芽
 悩みに悩んで決めた入部から早2ヶ月が経ったと同時に、前期のトレーニングが終わった。スキー部の一員として迎える初めての夏に、前期のトレーニングを振り返り、後期の目標を考えてみたいと思う

 思い返せば、この2ヶ月、私は自分自身が4月時点では想像もしていなかった過ごし方をしてきた。なぜなら私自身、運動部にプレーヤーとして入部するつもりは全くなかったからだ。スキー部に入部を決めたのも以前からマネージャーをやりたいと考えていたからであった。しかし、第一回のタイムレースに向けた練習に参加する中で、自らもプレーしたいという気持ちが芽生えてきた。辛いとき、先輩方に励まされ、また同期と励ましあうことで練習を乗り越えられる。その達成感をもっと味わってみたいと思ったのだ。

 入部後初のイベントとなる、5月の第一回のタイムレースまでは、入学前と入学後では比べ物にならない運動量の変化に身体を慣れさせることに必死な日々だった。「3kmを走りきること」がとりあえずの目標となった第1回のレースを経験したことで、タイムを縮めたい、という意思を強く持つことができるようになった。本入部を経るとペース走の指定タイムも上がり、また強度の上がった練習も増え、時に先輩方に付いていけなくなってしまうことも何度かあった。自分の苦手なメニューこそ人一倍頑張らなくてはいけないのに、苦しくなるとつい甘えが出てしまう。このような、自分を追い込みきれなかったことが数回あったことが、前期の練習面における主な反省点である。

 自分の弱い部分を知った上で6月に迎えた第二回のタイムレース。前期のトレーニングの集大成とも言える場で、自分が思っていたよりも大きくタイムを縮められ13分台に乗ったことは、後期のトレーニングのモチベーションを上げる良い材料になったと思っている。自分なりの頑張りが結果に出たこの経験をシーズンが控える後期に繋げるためにも、夏の自主トレを怠らないようにしたい。また、後期はシーズンインを常に視野に入れて練習に励む必要があると思う。これはスキー部の一員であるなら前期後期関係なく行うべきだが、正直競技に関して分からないことだらけだった前期の私は十分に、というか恥ずかしながら全くできていなかった。タイムレースという目の前の目標だけでなく、その先の目標も持つようにしたい。漠然としてはいるが、まずはリレーメンバーに入ることがそれである。1年女子が全員ノルディック斑であるゆえ、お互いが良きライバルとなれるよう、互いに高め合っていきたい。

 これらの練習面に加えて、後期には部活に所属しているという意識を1年全体でもっと高めていきたいと思う。前期は仕事の何ひとつ分からず先輩方に一から教えていただいた。後期もまだまだ分からないことだらけだが、与えられた仕事をしっかりと務めるのも私たち1年の役割である。練習面と仕事面、どちらにおいても、1年の間は吸収が十分にできる数少ない時間でないかと私は思う。その時間を無駄にしないよう、後期の1日1日を大切にしていきたい。

満足することなく満足する

ノルディック班1年 広瀬 右京
 前期を振り返って。
体力づくり。毎回の練習は気をゆるめることなく励むことができた。その結果がタイムレースの結果によく表れている。夏季インカレの駅伝では確かに強豪校の選手との力の差は感じたが、これから「彼らにどこまで追いつけるか」と考えただけで楽しみである。ローラー練習。その練習ごとに成長を実感している。あることを教わると、あることができなくなる。それでも、別のあることが無意識にできるようになっている。

 前期は非常に充実したトレーニング生活が送れた。
もちろん足りなかった部分がないというわけではない。しかし、一つ一つのことをクリアしてこそ課題を見つけたり目標を立てたりする意味があると思う。

 そこで前期を終えて浮き出てきた課題を挙げたいと思う

 まず、日々のトレーニングの意義を再確認。「ただ何となく」は嫌いだ。イヤイヤやりたくもない。与えられたメニューも一度自分で「分析する」ということを忘れずにしたい。
 次に、知識の蓄積。これからシーズンに入り試合に臨むにあたって、足りない知識を早い段階で取り入れることも不可欠だ。クロスカントリーというはじめて触れる競技において豊富な知識は大きな武器になると思う。そして、切磋琢磨し高めあえる雰囲気作り。夏季インカレでは「体力の差」だけでなく「チームの強さ」も大切であると感じた。参加人数の少なかった自分たちは、一つのことに喜び、悲しみ、盛り上がる他チームに圧倒された。最終的には個人の力が試される競技ではあるが、常に仲間との意思疎通をはかりチームに所属しているメリットを生かしていきたい。

 「常に満足することなく」過ごすことも大切だが、その場面場面においては「常に満足する」ことも成長するための大切な要素だと思う。その時の自分に合った目標を設定し、「常に満足する」状況をつくりだすことで自らの成長を感じられるようにしたい。