第1回タイムレースのお知らせ

第1回タイムレース

5月12日(土)
女子出走14:00
男子出走14:30

場所:百周年記念会館付近

今シーズン初めてのタイムレースとなります。お時間のある方は、1年の始まりとも言えるタイムレースの応援に是非いらしてください。部員一同お待ちしております。

トレチとして、上級生として

一般・アルペン班3年 佐藤 直
 スキー部に入部してから早二年が経ち、折り返し地点を迎える時期となった。下級生の頃は仕事の多さに嫌気がさし、一日でも早く上級生になることを心待ちにしていたことも、今となっては懐かしい思い出である。と同時に諸先輩方が担って来られたトレーニングチーフと言う部の中心的存在に自分が任命されたことを重く受け止めている。そこで三年生になって重責を担うこととなった今、トレーニングチーフそして上級生という立場からこれからのスキー部について考えていくことにする。

 私の見解として、昨年度の女子は陸上トレーニングの段階から非常に良い雰囲気、モチベーションを互いに保ちあいながら時には切磋琢磨し、時には励まし合いながら取り組むことが出来たのではないかと思う。これは当初から掲げてきた「二ヶ年計画」の最終章であるということもあり、「一部昇格」という明確な目標を掲げて活動をしてきたことが大きな要因だと考える。結果的にインカレでは総合8位という結果に終わり、目標達成はならなかったが、チームとの存在の大きさを感じることのできた大会であった。

 しかしながら今年は昨年度まで主力選手としてインカレを戦い抜いてきた諸先輩方が卒業されてしまったことにより、女子の戦力ダウンという事実は自他ともに認めざるを得ない状況である。具体的に挙げると、陸上トレーニングの面においては部員の相対的な体力差・ケガ人の回復、シーズンにおいては全体的な実力・インカレでのポイント獲得などが懸念される。女子ミーティングで話し合った結果、今年度の女子は「2部入賞」という目標を掲げることに決定した。現状と昨年度までの成績を踏まえて計算すると、正直現段階では相当厳しい目標である。それはプレーヤーである私たち自身が一番強く感じていることだ。
  
 このようにシーズンに向けた課題は山積みであるが、そんな中でも私はこの状況を決して悲観してはいない。今ある状況は変えることは出来ない。しかし、与えられた状況の中では私たちの頑張り次第でいくらでも変えることが出来るのだ。空いてしまった穴を一人ではなく、全員の総力戦で埋め合わせることにより実現させていきたいと考えている。伸び代が沢山ある分、全員に可能性があるのだ。「ピンチをチャンスに変える」という言葉があるように、与えられた環境をチャンスだと思い、良い意味で周囲の期待を裏切っていけるようなチームにしていきたい。

 また、上級生という立場になったので今までの様に誰かがやってくれるから良いや、という受け身の姿勢ではなく、常日頃先々の行動を見据えて自分から積極的に部の運営に携わっていけるようにしていきたい。また、下級生とのコミュニケーションを密に取りながら風通しの良い部活にしていきたいと考えている。今年は大変喜ばしいことに、例年以上に新入生の入部が決定している。上記では女子のことを中心に書いてしまったが、男子に関してはとにかく「三部優勝、二部昇格」という大きな目標を掲げている。男女ともに目標を達成するためには今いる部員だけでなく、新しく仲間として加わった新入生の力がカギとなる。そのためにも今年は自分のことはもちろんだが、例年以上に下級生を育てるという方向にも意識を持ちながら運営していく必要があると強く考えている。

 まだまだ可能性を秘めている新生スキー部、これからの成長は私たち上級生にかかっていると言っても過言ではない。その責任を大きく噛みしめながら今年一年、精一杯任務を全うしていきたいと思う。

2012年2月29日を忘れない。

一般・アルペン班3年 森山 文彦
 留年制度というある種の壁を乗り越えて、無事3年生に進級することが出来た。つまり、スキー部でもとうとう上級生として活動していくことになる。正直に言うと、あまり嬉しくない。その原因は、スキー部の部員でいることが出来るのもあと2年しかない事に対して生じる、焦りや嫌悪感にあると自分は考えている。色々な事があったものの、とても充実し、楽しかった学生生活の半分が終わり、いよいよ進学あるいは就職、そして引退といった大きな壁と向き合わなければならない。そう思うと、目の前の事柄に対して気が乗らないのが現状である。

 さて、そんな自分が上級生として、そして今年度トレーニングチーフとして一体何が出来るだろう。この場を借りて、今年度の2つも目標を挙げたいと思う。

 まず、自分も部員の1人であることを忘れないという事である。トレーニングチーフとして部活動の運営に関わる以上に、自分も部員として結果を残していかなければならないと考えている。今年度は年間のトレーニングスケジュールを管理することになり、トレーニング、合宿においてより良い環境を提供することが求められている。当然これの達成には尽力していかなければならないが、やはり現役部員の1人として12-13シーズンでは他大学のライバルを追い越していきたい。ましてや輔仁会スキー部のメンバーには誰にも負けたくない。この軸の部分は、年間を通じてぶれない様に心がけようと思う。

 もう1つは、後輩を楽しませる先輩になる事である。これは今年の新歓期間に某OBの方が新入生に対しておっしゃっていたことであり、以来気に入って自分も新入生の説得によく用いていた。やはり部の雰囲気を決定づけるのは現役部員であり、とりわけ先輩という存在は大きな要素であると思う。自分も2年間をこのスキー部で過ごしてみて、良い面も悪い面もあったが、基本的に楽しかった。これは意欲的、無意識に関係なく、これまで関わった先輩方のお陰だと思っている。本当にそう思っている。今年はなんと10名以上の新入生が一定の信頼を持って入部宣言をしてくれたということで、今年1年間は楽しかったと思ってもらえるように、雰囲気作りにも力を入れていきたい。

 ここまで随分と偉そうに書いてしまったが、なにより自分は日々のムラが激しい。陸上でのトレーニングや雪上でのコンディションだけでなく、モチベーションも安定しない。朝練にしろ、今日はやるぞと思う日もあれば、なんとかして中止にならないだろうかと思う日もある。しかし、ここで忘れてはいけないのは、昨シーズンの自分たちは敗北し、3部へと降格してしまったという事実である。この文章のタイトル通り、2012年2月29日を忘れない、そして12-13シーズンで必ず2部へと復帰する事を今年度のモチベーションとし、辛くなった時は愉快な同期たちに手を引っ張ってもらえたらと願っている。

 改めまして、自分は今年度一般・アルペン班トレーニングチーフを務めさせて頂きます。
昨シーズン味わった悔しさを、今年度の成長へと変えていきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。