前期を終えて / ノルディック班 4年 二木 聡也

 4年生の前期も終わり、夏休みを迎えるというタイミングで一度、振り返りをすることで、大学生最後の学期をどのように過ごすのかを改めて考えたいと思う。

 一言で前期を言い表すならば、とても楽しい物であった。一つの目標に向かって、苦しさを共有し、大きな達成感を得られる体育会系運動部との醍醐味を改めて実感することが出来たように思う。

 それと同時に、授業の単位と就職活動との兼ね合いから、身を入れて部活動に参加しきれたとは言い難いという状況にあった。単純に時間帯が重なったという事はあるが、就職して働くという事を意識した際に、楽しく部活動をしていても大丈夫なのだろうかという迷いが生まれたということもある。

 間違いなく必要になってくる英語を勉強するためにフィリピンの語学学校に留学したほうが良いかもしれない。しかし、そういった小手先の能力よりも、何かを達成する「筋力」であったり、「経験」のほうが長い目で見ると有意義なのかもしれない。

 答えは出ないが、無我夢中で練習に食らいついていっただけの1年生の前期と、そこから3年たった4年生の後期ということで、練習への取り組み方に成長した証を示したいという思いはある。そしてそのことが、「やれるだけやった」と満足して帰国してきた4か月前のように、大学生活を軟着陸できれば、ジャンプという競技をはじめて良かった、スキー部に入ってよかったと心から思えることにつながるのではないかと思ってる。

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