良い思い出に / 一般・アルペン班4年 安藤 俊太郎

 月並みな表現ではあるが、入部してから今日までの3年はとても早くあっという間であった。そう思えるのも今日までの日々が充実し、自分の人生に於いてかけがえのない経験ができているからなのかもしれない。だが、充実しかけがえのない経験が出来ているとはいえ、しっかりとした結果が残せておらず、経験することすべてが最後となるこの4年目にかける想いは強い。

 陸上トレーニングに関して言えば1年次、2年次と着々と上がっていたタイムレースの記録も伸びるどころか悪くなってきてしまっているのが現状だ。ベストタイムも2年後期の20分3秒で、男子の目標とするべきところである19分台にも届いていない。今年の夏合宿ではトレーニングチーフであった去年に引き続き下級生、特に1年生を引っ張っていかなければいけない立場にある。その為に夏のオフ期間にやるべきことも後期のタイムレースに向けて取り組むべきことも重々理解している。

 入部して此の方、陸上トレーニングでは同期の赤司の後塵を拝してきた。それは基よりの力量の差もあるかもしれないが、それ以上に今日までの努力の差である事は明白だ。そんな自分が言うのもとてもおこがましいことではあるが、彼との差を残された月日で少しでも縮められるように、些細なこと1つであっても彼の前に出られるようになりたい。それには例年通りでは後悔する結果になるであろうし、そうならないためにも、より真摯に取り組んでいく。

 部活を引退した際、また10年後30年後にこの4年間を良い思い出として振り返られるように、誇られるように、すべきことを自分が考えている以上に。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。