インカレへ懸ける思い / ノルディック班2年 五十嵐 有冴

 2月合宿も半ば、インカレはもう目の前まで迫っている。しかし今の私には、昨年に比べ大きく、そしてより困難な壁が立ちはだかっている。
 練習すればするほど課題が見つかり、不安は増す一方、これでは駄目だと思い1日がおわる。ただひたすらに練習するだけでは通用しなかった昨年の反省と、2年目ならではのプレッシャーがその気持ちを生み出しているのかもしれない。

  振り返ってみれば、この1年は環境が大きく変わった。
 見える景色は先輩の背中ではなくなり、ノルディック班女子トップとしての姿、そして後輩をどう引っ張っていくか、悩みに悩んでやってきた。それは冬においても同じである。当たり前のように手取り足取り教えてくれた贅沢な環境はもうなく、自ら積極的に学びにいかなければ、与えてはもらえない。
 コーチや先輩から、あるいは自分で動画をみて研究したり、同期や後輩からも多くのことを学ぶ。みんなで感じたことや教わったことを共有するミーティングも貴重な時間だ。

 私には優れたセンスもそれに勝る経験もない。人一倍努力しなければいけないこともわかっている。しかし、いくら頭ではわかっていても実践するのは難しく、気持ちばかりが先行して焦っているということを日々痛感している。

   今年のインカレは、男子は2部残留という大きな目標で挑むが、女子も負けず、より多くのポイントをとれるよう全力を尽くしたい。
 今シーズンはインカレが初の試合ということもあり、見えない敵を意識しての練習の難しさを感じているが、中でも私は全員が初めてという女子リレーが一番不安である。
 昨年は応援することしかできなかった私にとって、今まで一緒に頑張ってきた後輩達と3人で繋ぐリレーはきっと特別なものになるだろう。だからこそ、この不安を少しでも楽しみに変えて迎えられるように練習を重ねたい。

 そして仲間、マネージャー、OBOG、多くの支えがあることを忘れずにそれを力に変えて今までの成果を思いっきりぶつけたい。

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